ボランティア

Category: 東日本大震災
ボランティアの集い

 震災から二カ月たつと活躍しているボランティア団体がだんだんとわかってきます。多角的にどんどんと多くの人たちを巻き込んで一つの企業のような様相を呈してきている団体もあります。「ふんばろう東日本支援プロジェクト」などを見てもその活動は目を見張るものがあります。個人が今できることを考えやることが大切なのですが、何かを長きにわたりしようとした時に団体の力は不可欠です。理学療法士としてその一般社会に出た時に、本当に影響力というか社会を動かす力の無さに気付かされます。もちろん協会も徐々にですが取り組みをしていることはわかります。リハビリ10団体での合同活動も新たな期待を抱かせるものです。
【東日本大震災リハ支援関連10団体】
日本リハビリテーション医学会
日本理学療法士協会
日本作業療法士協会
日本言語聴覚士協会
日本リハビリテーション病院・施設協会
全国回復期リハビリテーション病棟連絡協議会
全国老人デイ・ケア連絡協議会
全国訪問リハビリテーション研究会
全国地域リハビリテーション支援事業連絡協議会・全国地域リハビリテーション研究会
日本介護支援専門員協会

しかしパラメディカルは本来、病院のなかで組織のなかで動くことに慣れており、このような被災時に率先して動こうということに慣れていません。被災地にも医療は順序というものがあり、確かに最初は救命が第一、そして薬剤や看護などかもしれません。しかし、急性期のリハビリが進歩している現在、ope室にも理学療法士が入っていることもあるわけですから、救急のメンバーに入っていくのも何ら不思議ではありません。リハビリは落ち着いていからという発想は次回に何かあった時には通用しないでしょう。真っ先に入ることこそが、一日でも一人でも機能的な後退から救うことになるのです。

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ちょっと小さくて誰だか見えませんが、5月8日の夜に五反田の会議室を借りて被災地に行った人、およびこれから行く人や興味がある人などを集っての報告会を開催しました。3-4日前に声をかけて9名のPT/OT/保育士さんが集まりました。普通の集いならせめて来月とかですが、今回はスピードが命です。悠長にやっているようでは被災地の現場感覚とはずれてしまいます。明日、明後日という感覚で反応することが求められます。社会や組織であれば会議をしてそれから議論して決めるという膨大な手続きの前に嫌気がさしてしまいますが、被災地においては立ち話としたその後に新たな取り組みが始まったりすることが常です。行動する規範がリスクの回避からではなく、行動することにあるからです。
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この日は私と橋本大吾さんという埼玉県で理学療法士をしている方が現地報告をしました。橋本さんは震災を機に積極的にtwitterで情報提供をしており、その発信力は目を見張るものがありました。自然にtuwitterにて知り合い、そして報告会へと繋がっていったのです。まさに今回の震災がなければ知り合わなかった新たな枠組みでの再編がそこには展開されています。同級生や同窓生、勉強会などにて知り合いになることはありますが、意外にもその付き合いは浅く狭いものです。それほど熱く語り合うことも少ないですが、今回の震災におけるボランティア活動は人と人とを縦横無尽に志一つで繋ぎ合せることができるのです。それだけ今回の出来事が、あまりにも日常的な規模を超えていることがわかります。今回の趣旨は個人で入っているセラピストが少なからずいることが分かってきて、その情報を何らかの形で残していくこと、そしてその地域情報やノウハウを吸い上げる機構が本来であれば必要であろうと考えたからです。協会の活動もほんの一部にしかすぎません。10数万人の2000か所以上ともいわれる避難所、そしていまだに現状がつかめない自宅避難者の全容。ターゲットが一か所ではない、この広範な規模には個々の会員の力が大切なのです。全て協会が統制したなかで動いていたのでは、大事な時期や人を失ってしまいます。理学療法士としてではなく人としてどうするかが問われているのです。発表会後は皆さんの懇親会です。ここでも仲間がいるといないとでは大いに違います。一人ではなく繋がりというキーワードは被災地だけでなく、支援する側、人間全てに言えることなのです。
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そして、この一週間後の5月16日日曜日には千葉市にて第二弾の集いへと繋がっていったのです。
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