支援活動レポート

Category: 東日本大震災
被災地リハビリ活動報告
先週末に名取市と南魚沼でにボランティア活動をしたことは報告しました。
今回は、 南魚沼からさんが頂きました、やすかわ整形外科の理学療法士 関 康之 さんと東京から参加いただいた種井美緒さんのご報告です。
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関康之さんより
3月11日の地震発生後、募金を行ったり、支援物資を集めている団体にTシャツを送ったりと間接的な支援を行ってきました。私自身、7年前の中越大震災で被災しているので、何か直接現地に行き、支援できることはないかと考えていた時、山本先生のブログから、名取市の避難所でボランティア活動を行っていることを知りました。山本先生に連絡し、是非、同行させてほしいとお願いし、家族、職場の了解のもと4月29日~30日にボランティア活動に行くことが決まりました。
私は東京から参加された種井さんと二人で避難所である名取一中の体育館を担当し、ボランティア活動を行いました。避難所には全体的に高齢者の方が多い印象がありました。活動内容としては随時、声かけをしながら、希望される方に身体のケアや運動の指導行いました。活動期間は一日目が10時~18時、二日目は9時~12時までの一日半でした。避難者の方々の中には避難時に外傷を負いその後遺症のある方、活動量の低下により、肩、腰、膝に愁訴のある方が多く居られました。こちらの避難所には甚大な被害を受けた閖上(ゆりあげ)地区の方が入られていました。避難所に向かう途中に高速道路から海岸沿いの閖上地区を見渡すとテレビで見た映像以上に甚大な被害を受けている事を肌で感じました。本当に全てが津波に流され、町が無残にも無くなっていました。
活動をしながら、避難者の方からお話を聞くと、整体、マッサージ、ダンスの先生など色々な方々がボランティアに訪れているとのことでした。他の避難所を回る関係もあると思うのですが、二時間ほどの滞在の場合もあり、あまり長くいてくれないとの声を聞きました。私自身、活動中に「いつまでいるんだ?」と何名かの方に聞かれました。避難者の方々は継続的な支援を望んでいるようでした。
今回の活動で感じたことは長期的、継続的に支援が必要であること、理学療法士として活動しましたが専門性の枠を超え、多様な対応が必要であることでした。避難されている方のニーズを感じ取り、活動することの重要性を感じました。
活動中、「先生、ご飯あるから食べなよ。一緒に来ている先生の分もあるからさ。」と声をかけて頂き、ボランティアで行ったにも関わらず、食事を共に頂きました。頭が下がる思いです。津波被害にあった地域はまだまだ被災中であり、復興への一歩はまだ踏み出せないでいます。避難所の皆様は精神的なストレスを感じながらも前を向いていました。よくボランティアに行った方が言う「逆に元気をもらいました。」この言葉の意味が本当によく分かりました。
この短期間の活動がどれほどの支援になったかは分かりません。現状も日を追うごとに変わっていきます。私の活動は一人の一歩でしかありません。多くの方の支援があれば人数分前に進みます。今後も微力ながら、継続した支援活動を続けていきたいと思います。
 
 頑張ろう東北! 頑張ろう日本!

種井美緒さんより
 今回、一緒に活動した中で、人としてPTとして、貴重な経験をさせていただいたなというのが、率直な感想です。実際に被災した方々と接することで、今まで心のどこかで感じていた「被災者はかわいそう」という気持ちや被災者に対する漠然とした後ろめたさは、作り上げてたイメージも多々あったかなと思いました。もちろん、それぞれ私たちの想像できない過去を抱えているのは事実ですが、その上で力を合わせ淡々と生活を営んでいる現地の方々に人の持つ強さや暖かさを感じました。
 PTとしては、やはり廃用性の筋萎縮が進行していると感じました。利用者さんにいかに満足感を感じてもらいながら、自分の目的とする運動をしてもらうか、その運動を続けてもらうために、いかに効果を実感してもらうか、という点でまだまだ自分に足りないものを感じました。
今回の経験を、日々のリハビリのモチベーションや、復興を考える原動力にしていきたいと思います。
最後になりましたが、一緒に帯同させていただいた山本先生、宿泊でお世話になった本多先生、そして名取一中のみなさんに感謝いたします。

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