hands on

Category: bodywork
Hands on ハンズ オン

 bodyworkにおいては動きをアシストする、ガイドすることをハンズオンといいます。その字のごとく手でサポートする介助するということになります。リハビリにおいても、高齢者や活動度が低下した患者さんにも介助が介護というニュアンスになってきます。ボバースにおいてはハンドリングという名称で呼ばれていますが、基本的には同じカテゴリーと考えて差し支えないでしょう。リハビリにおけるハンドリングは基本的には密着型で対象が脳卒中であることも多いため、ハンドリングというように車のハンドルを回すようにという意味合いになります。車のハンドルから手を離すことはありませんので、そういった意味においてはbodyworkのハンズオンは、ONもあるけどoffもあるよという含みもあるように感じます。
 bodyworkにおいては健常者レベルの人たちが対象ですので、動けることを前提にさらに大きく可動性を広げて心地よく伸びやかに動いてもらおうということを目的としています。
 4月13~15日の三日間でスタジオナチュラルフローにてジャイロトニックプレトレーナー候補者向けのセミナーが開催されました。表立ってはオープンになっていませんが、私も参加させていだきました。私の他に女性のイントラが2名そして男性が2名でした。みなさんそうそうたる実績をお持ちの方ばかりで、正直自分がそこにいることは昨年までなら考えられもしなかったことです。スタジオMOVESオーナーの竹井さん、UTLのヨガインストラクターでもあるアメリカ系のマイルズ、メディアや雑誌などの露出もとても多い内田あやさん、ナチュラルフローのイントラのちずさん。本当に刺激のある人たちとの三日間でした。プレトレーナーというのは、いわゆるプレトレーニングの人たちのコースを受け持つことができるという資格になります。いわば師範コースのようなものです。私は経験も身体の使い方も、そして何より人を心地よく動かしてあげるというハンズオンについてはまだまだこれからです。
 運動連鎖アプローチ研究会では運動連鎖からみた触察テクニックというカテゴリーにて、講座を開講しています。運動連鎖には内在的な運動連鎖という観察的な動作分析では見えてこない連鎖があります。つまり皮膚や筋膜、そして骨の副運動、特に背骨や仙腸関節の動きの詳細まで観察して分かる人はひないでしょう。推察はできますけどね。触察も各テクニックによって、ソフトなものはハードなものまで、触る時間の長短、リズム、深さ、などなど実は様々な触察方法が乱立しています。このように単に触ると行っても多くの類に分けられるわけです。これは別段どれが一番いいではなくて、目的は何なのか?ということで決まってきます。
 ソフトなタッチングは運動連鎖道場においては脳へのアプローチと位置付けています。そしてハードなものはむしろ侵襲的で運動連鎖の破たんを招くことになりかねません。運動の連鎖が欠如している部位にいくら解剖学的に運動学的にアプローチしたところで、ただの外力になってしまいます。徒労に終わるということです。

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これは運動連鎖道場にて眼球運動に伴う頭蓋の動きをモニタリングしているところです。

 bodyworkに伴うハンズオンはピレティスでも何でもそうですが、かなり強めになります。ようは方向性さえしっかりと出して上げられればいいのです。そして伸張感です。全身の動きが伴った中での伸張ですので、それはそれで全身のアプローチに既になっているのです。AKやOリングのような特殊な筋力検査などの刺激においても、実は凄くリズムが大切でパッパッと進めなければ、効果は出ません。何故なら本来は皮膚と筋肉の下に骨があり、関節などは正常に機能しているかどうか別だからです。骨のアライメントやズレは置いといて、筋膜もしくは筋肉のレベルの刺激にて骨の歪みも改善してくるのです。しかし骨の三次元的な変位について詳細に改善するわけではなありません。ある程度という包括的な意味あいです。それよりも皮膚筋膜筋肉に刺激の方向性を規定するということは、脳に対してベクトルを示すことになり、骨のアライメントが変わらなくても運動方向そして運動イメージは意図した方向に変化します。もちろん内在的に骨のアライメントが変わっていなければもとに直ぐ戻るのは当然です。

・ソフト刺激(皮膚レベル):皮膚整体(整膚術)、筋膜リリース(ソフトタッチ)、頭蓋仙骨療法、AKA、
         
・中位レベルの刺激(筋膜レベル):AK(TL:セラピーローカゼイション時の評価時のタッチング)、リンパドレナージ、マッサージ(浅層)、宗形テクニック、PNF、ハンドリング

・強刺激:ロルフィング(深層に対して)、強マッサージ

・その他:スラスト(高速低振幅刺激):軟部組織を避けてダイレクトに関節にisolation。

皮膚レベルの刺激においては、施術としてももちろん効果はあるのですが、活動レベルが高くなると実感しにくかったり動きに継続的に効果が続かないということがあります。頭蓋などはむしろソフトタッチで評価も治療も可能です。
 皮膚筋膜レベルなどは、あくまで一時的な治療や評価の関節や軟部組織への刺激の方向性ベクトルを検討するための指標として使われていることが多いように感じます。

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