風評被害

Category: 東日本大震災
 いまだ原発の最中にある福島県。震災津波とは別に福島原発のニュースが伝えられています。被災地での情報も放射能の影響かメディアも積極的に入っていないためか、その生活や復興の現状はほとんど画面では報道されていません。茨城も含めて農家および水産への風評被害は酷いもので、風評被害だよとこれだけ報道されていても一向に傾いた流れは好転してこないのが現状なようです。特に都市部で買い控えや風評における影響が強いようで、なんだか情報に敏感な都市部の脆さと愚かさを露呈しているかのようです。実体験のない情報こよって反射的に反応することが常となっている都心は、その情報によって豊かな生活を描けていると思っていたのが、その情報によって自らを苦しめることになっているのです。人よりもより最新の情報を得ることは仕事の上でも先んじるための手段であり、その情報も有益なものが多いですので否定はしませんが、このような被災という心理的に不安を煽られる現状においては、その情報は正しいとしてもその情報に基づく行為が正しいかは別物です。多くの情報を得ているという安心かと優越感は、今回に限っては情報を得れば得るほどさらに不安を掻き立て一向に安心に至らないという特徴があります。これは少なからず私も体験していることなので偉そうにはいえません。
 幸い空気中の放射線療濃度は落ち着いてきているので、少し安心ですが作物や漁業における影響ははかりしれません。しかし、天気予報のように今日の放射線量はといった予報のようなものが毎回流れるようになり、またそれを見慣れてきているというのは不思議な現象です。はっきりしているのは、今回震災に関する情報が膨れ上がり脳で処理しきれくなっています。ソーシャルネットワークもあらゆるコンテンツがあり、メール、twitter、facebook、mixi などなど・・とても統合できる状態ではありません。危機的状況においては、どうやらSNSよりも顔と顔を突き合わせる人と人との繋がりやコミュニティーこそが最も有用な手段であることが実感できます。どんなに情報があっても、コンピューターの画面を通した情報をどう解釈して判断するかは個人でしかないということが不安を増長させるのです。あたかもテレビなどでも今流行っています~とか言ってますが、結構そんなに流行ってんの?という情報が多いです。ということは、そんなこと無いけどな~といういろんな意見が家族や地域のコミュニティーがあれば多角的に聞けるので、それが安心感や支えれている感つまり軸になるのでしょう。

 以下は、いわき市の磐城中央病院に勤務されている渡部英晃さんんから3月27日の段階での報告ですので、現在は既に変わってきているものと思われます。福島全体がそうですが、いわき市の映像を見る機会が少ないので送っていただいた写真も掲載いたします。

 「いわき市ではスーパーや飲食店が再開しはじめ、なんとなく状況が変化してきているように感じます。まだまだ被害のひどい被災地は過酷な現実から解放されることは難しいと思います。ですが一歩ずつ前進しているのは事実です。地震や津波被害、原発の放射能問題など、この先風評被害がどのように影響してくるのかは予想もつきませんが、少しでもそのようなあたたかい対応をされている方がいるという事実は、不安を抱える福島県民には助けになると思います。
 これは海側の一部の地域の今の状況です。現実を伝えるために添付いたします。この光景を見るたびに不安と絶望感を感じます。なんとか前進して元の生活に戻れるように願います。」
IMG_1010iwaki.jpg
IMG_5575iwaki.jpg

風評被害は都心から起きているという現実を踏まえて、実は冷静にならなければいけないのは都心部に住んでいる我々であることを自覚しましょう。

019_20110404030523.jpg
こちらは葛西にあります福島アンテナショップの店長さんです。3月27日に近くでセミナーがあったので、少し足を延ばして訪れてみました。東西線の葛西駅を出て無料送迎バスに乗りって行くと、福島市場という物産店がイトーヨーカドーの一角にあります。
018_20110404030937.jpg
野菜なども冷凍車が手配できないなどの運搬の問題で多くは入っていないだけで、店に関しては風評被害もなくむしろ消費者の方々から温かいお言葉や激励を受けるとのことでした。全ての人たちが風評に走っているわけではなく、なんとか福島の方のために力になろうとしている人たちも沢山います。私も気持ちだけですが、福島のリンゴなどの物産を購入して帰りました。
スポンサーサイト

コメント:0

コメントの投稿

トラックバック:0