運動連鎖道場in山口

頸部~上肢肩甲帯の運動連鎖

 3月12-13日の二日間、山口大学附属病院にて運動連鎖道場in山口の第四回目finalが開催されました。
地震の翌日ということで交通網が心配されましたが、90分遅れで山口に到着することができました。山口県は地震の影響は全く受けておらず、テレビで報道されることが実感として湧かないようです。しかしながら、何かをしたいという思いは誰もが抱いており、是非東方に行きましょう!!という同志が少なくありません。日々紙面をみているとありえないぐらいの惨状です。数万人単位という未曾有の被害者です。今日から関東では計画停電、そして各鉄道は運休が続いています。私も何故か二日目は熱波していたようで帰宅すると38度の熱がありました。風をひく予兆も何もなく、本日には熱も下がりましたので、地震の影響で心身にショックが来ていたのかもしれません。
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道場生と記念撮影です。修了書も授与し、長州の地にて新たな志士たりが生まれました。

山口県といえば長州。明治維新の立役者です。幕府から朝敵とされ苦難の後に桂小五郎をはじめ明治政府の中心的役割を果たしました。歴代の総理が多いのもその流れでしょう。松下村塾があり、多くの偉人を排出しています。そんな長州の地に行くのは楽しみでもありました。きっとその名残が残っているに違いないと・・・理学療法の世界でも九州の鹿児島はかなり熱いと噂です。宮崎・大分・四国の高地土佐、山口の長州も例外ではなくその脈々と受け継がれる血はあるようです。関東が比較的まとまりがなくドライな雰囲気とはかなり違います。

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呼気にて下後鋸筋にて下部胸郭の収縮を促し、吸気にて胸郭の拡張に伴い肩甲骨のサイドへの伸びを促します。
胸郭ー肩甲骨の連鎖は呼吸に伴い伸び縮みすることにあります。

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Up&OVERにて長い脊柱を使ってのカールを描きます。背骨を万遍なく使うことで一つの分節に負担がかかるような圧迫骨折を予防することができます。

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長い背骨を使うと人が乗っても大丈夫です。

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四つ這いでも同じことで全体のカーブを使って行います。四つ這いではS字カーブはかえって不安定を呈します。上から乗るとS字カーブでは壊れそうな怖さを感じます。ドーム状に丸くなると眼鏡橋のように上からの力に強く支持できるようになります。このアーチからカールの丸くなる過程で一つ一つの分節が均等な割合で動く必要があります。

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 いろいろなパターンをみると首が先に動いたり、腰椎の動きが遅れたりと人に指摘されなければわからないことがあります。正しい四つ這いでの背骨の曲げ方は結構難しいのです。
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このように力の無いであろう女性であっても上手くカーブが作れると乗っても平気です。後ろから前に押して不安定な場合は腕の力のみで支えていることになりますので、背骨を上手く使えているかどうかの指標になります。


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45㎝のGYMボールを抱えると、ちょうど背骨が長くカールを描けます。高齢者においては無理に正常なカーブに戻すという行為そのものがナンセンスですので、いかに機能的な円背を構築するかが目標となります。機能的な長い背骨を使った屈曲は深層の脊柱起立筋を促通するものを思われ、安定感抜群です。ラグビーやアメフト、相撲にあらゆる格闘技においても有効な脊柱の使い方なのです。Up rightな直立姿勢ではなく格闘技やぶつかる時などにおいて、姿勢としては円背を自然に呈するのには機能的、構造的な意味があるのです。
 写真はさらに肩甲骨にチューブをかけ、外腹斜筋をきかせながらの前鋸筋の促通です。肩甲骨のstabilityが低下して結果的に肩の痛みを引き起こしている患者が目につきます。もちろん肩関節そのものインナーマッスルも大切ですが、多くの原因は肩甲骨のsutabilityに起因しているように感じます。肩が悪ければ、どっちが先か後かはわかりませんが、肩甲骨のinstabilityが同居しているからです。

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肩甲骨のstabilityの第一段階は保持になります。肩甲骨を胸郭にぴったりと張り付け、僧帽筋・三角筋・大胸筋の緊張を落としながら肩甲骨のstabilityに関わる最低限の筋だけを浮き彫りにさせていきます。
そして肩関節のstabilityとして肩甲下筋にて保持させていきます。肩甲下筋がきかないといわゆる骨頭の前方突出がみられます。肩甲骨の裏を覆ってさらに上腕骨頭に付着する肩甲下筋は、強固な大胸筋によって機能低下をきたしやすい筋肉です。もちろん棘上筋も棘下筋も大事ですが、まずは肩甲下筋から機能を高めることが有効だと思われます。

帰京時には新幹線も在来線も普通に走っていてスムーズに帰宅できました。いつもより在来線もガラガラでした
いつ何が起きて帰宅困難になるかわからないので日曜日の普段であれば行楽に出かけた人でごった返す新横浜駅も閑散としていました。このような時期に山口に強行軍で行きましたが、西日本には支援のためのエネルギーがあります。西日本がしばらくは東日本を支えることになるでしょう。まだ地震から一週間たっていませんが、こちらは徐々に心身ともに疲弊してきそうな状況です。是非西日本の皆さま、物資とともに精神的な支えとなってください・・・
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