ボクシング

Category: トピックス
フェザー級 洞平勝賢(ほらひらしょうけん) 

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 試合があると後楽園に行って応援しているボクシングの選手がいます。肩の手術後に紹介されてリハビリをしていた選手で一年のブランクの後に昨年冬に復帰を果たした洞平選手です。現在フェザー級の8回戦で、1月25日火曜日の試合ではメインエベントを務めていました。洞平選手は21歳と若く、ボクシング一本にかけています。戦績はこの試合までで7勝3負2分と世界を狙うには既に1負も許されない状況です。その眼光鋭い出で立ちと風貌はまさにカミソリのような雰囲気が漂っています。
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剥き出しの魂の迫力といいますが、そんな本能を彼には感じます。そこが魅力であり戦績や実力以上にファンがついており支援者も多いようです。生き方として世界チャンピオンしかないという境遇は現代において稀としかいいようがありません。まさに現代において本当の意味ではハングリーというのを彼は体現しています。リングには「しょうけん~」という声援が方々からとびます。野生のカンというのでしょうか?とにかく眼がいいのが特徴です。しかしながら昨年まではまだ成長期の途上であるせいでしょうか、少年のような体つきで線が細きくパンチは当たるもののパワーが足りない印象でした。踏み込みも下半身の細さからもう一つ拳に力が伝わっていない印象もありましたえ。昨年末の日本ランカーとの試合は観にいけませんでしたが、DVDを送ってもらてみたのです判定なら勝ちだと思える試合でしたが、結果は判定負けでした。有効だももらわない代わりに、相手にもダメージが感じられないといったことがランカー優位に働いたのかもしれません。
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しかし、そこは自らの弱点をしっかりと自覚し改善するクレバーさが勝賢選手にはあります。たまに電話がきて訓練のことをいくつか項目を挙げて聞いてきます。野生であるがゆえに野には敵だらけです。油断できないその境遇は時に神経質なぐらいナーバスになる面を持たなければ、真の強さは纏えません。勝賢選手には、怖さや臆病さというともすれば戦いの反対のメンタリティーがベースにあるように見えます。しかしながらその底があるからこそ、深みがあるのです。深みがあるからこそ氷山の一角であったとしても、根強い大きな底辺が支えているのです。精神的な強さというのは、まさに怖さや臆病さに裏打ちされた、その恐怖に打ち勝ち乗り越えたものが栄光をつかむことになるのかもしれません。

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これはリングインの時の一場面。派手な出で立ちとは相反して、長くそして深くリングに向かって祈っていました。そのリングにかける思いはボクサーみんな凄いと思います。戦績が大きく負け越しているような選手でも決して侮れません。紙一重なのです。みていると簡単な試合など一つもありません。サッカー同じですね。
試合結果は6Rだったと思いますがTKO勝ちです。その前のラウンドだったか絶妙なタイミングで打ちこみダウンを奪っていましたので、優位には展開していたと思います。しかしボクサーは6回戦でも8回戦でもみんなタフですね。バテている様は一度も見たことがありません。ダウンを奪われてからさらに反撃の手が強くなったりと、本当に勝利と敗北と常に隣り合わせになるんだと感じました。負ける怖さ、不安との戦い、その深みが深ければ深いほど息の長い選手になれるのです。またおそらく春口ぐらいに開催に試合が組まれると思いますので一緒に観戦してくれる方を募集します。
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