運動連鎖道場in南魚沼part1

運動連鎖道場in南魚沼part1 

「運動連鎖概論 パルペーションテクニック 下肢の運動連鎖」

解剖学的な触擦と生体へのパルペーションテクニックの違い
 理学療法では知識と理論が先行して臨床に臨もうとすることが常です。しかし知識に当てはめた触擦ではなく生体の反応を感じる触擦こそが臨床なのです。つまり解剖学的触擦と臨床で使える触擦は明らかに違うのです。徒手療法もしかりです。関節運動学的な講義を受けて理解したうえでアプローチすることは間違いではありませんが、その前段階で生体に対しての触り方を習得する必要があります。整体やカイロプラクティック、オステオパシーなどは生体に対してのパルペーションのスキルを相当練習します。その上での解剖学的、関節運動学的な理論なのです。つまり理学療法では学生時代に当然のごとく、徒手療法を習わないばかりかその基礎的なパルペーションテクニックを習得することはありません。研修会においてもその真髄を教えているところは皆無と言っていい状態です。


 10月16~17日の二日間、新潟県の南魚沼にて運動連鎖道場が開催されました。昨年夏にも合宿として道場生の関さんの旅館にお世話になりましたが、今回はシリーズの道場の企画運営をしていただきました。もちろん宿泊も関さんにお世話に成りました。参加者は20数名で主に新潟県にゆかりのあるセラピストが多数参加していただきましたが、中には長野県や群馬県などの近隣県からの参加もありました。会場は上越新幹線の補佐駅徒歩1~2分の目の前です。
2010.10.17 002
駅を背にした街路です。雪の季節にはスキーヤーで賑わうものを想われますが、季節的にそても静かでした。この静かな環境が非常に勉強に集中できるのです。やはり何かをやり遂げようとすると、雑音の入らないある程度あらゆる誘惑から遮断したえ環境を整えなければ無理なんでしょうね。時には息抜きも必要ですが、閑静な環境の中での集中合宿気分でした。
2010.10.17 003
会場のなんとなく凛とした雰囲気といいますか、空気を感じるでしょうか?本当に耳を澄ましても車の音もほとんど聞こえない会場でした。
2010.10.17 007
まずはパルペーションテクニックの練習です。眼球運動時の後頭下筋を触診です。眼球運動と後頭下筋はリンクして筋活動がみられます。まずは微細は触感を磨くトレーニングです。
2010.10.17 004
手首の皮膚をズラすことにより眼球運動がいかに変化するかを実験します。第三の脳という本にもあるように、皮膚の表皮細胞そのものが情報を伝達する働きを有しています。つまり外肺杯葉系の起源である脳と感覚器そして皮膚の表皮は兄弟のようなものです。いや同一のものといっても過言ではありません。皮膚そのものが脳科学の研究の土俵に挙がってくる日も近いかもしれません。そんなことを言われてもいつも皮膚には触っているが、脳と同じ働きがあるなど自覚したことがない・・と言われそうですが、皮膚~脳へのアクセスをするためには、触り方があるのです。表皮をフォーマスしその反応を待たなければいけません。待つことで感じ取れる反応が多様にあります。皮膚そのものは力学的なマントのようなモデルではなく、脳の営みとして捉えなければいけないのです。
2010.10.17 009
両肩を同質同圧で両手をおいていくと、正中感覚が高まり膝伸展が楽になります。同質同圧で触ることによって脳梁を介した刺激が入り、身体座標のなかでの中心が形成されます。これは片方の触診では決して得られない、両側を触るからこそおきる現象です。
2010.10.17 012
両手を同質同圧で触る典型的な行為は合掌です。先祖にそして、いただきますや御馳走様でした・・それらの日常の生活の中で手を合わせることは脳機能を考えてもとても素晴らしい日常のコンディショニング方法なのです。つまり身体感覚にアクセスするための儀式として手を合わせる行為があるのです。世界中の宗教的な所作において手を合わせる行為があるのは偶然ではありません。無意識のうちに同質同圧で手を合わせることで、身体感覚へのアクセス、そして精神の統一など副次的効果は測り知れません。神社仏閣にお参りするときに、体性感覚に意識を向けることはありません。自己の内面への視座なのです。手を合わせることでフィジカルな中心は勿論、心の安定も得られるのです。介護予防やデイの集団訓練にて有効です。
2010.10.17 017

2010.10.17 019
早朝の散歩です。旅館のすぐ裏に小山があり散歩がてらに有志で朝のウォーミングアップです。
2010.10.17 020
本当に空気が澄んでいて、気持ちも身体もまるで溶けたばかりのアラスカの氷のような新鮮な空気が肺いっぱいに入ってきたかのようでした。
2010.10.17 024
翌日は天気も良く、とても気持ちいい一日でした。しこ踏みをみんなでやったのですが、皆さんとても形が良かったです。しこ踏みパフォーマンスには地域差があり、東京などは全滅状態ですが新潟はかなり良かったです。今のところ沖縄に次ぐパフォーマンスです。
2010.10.17 022
見事なしこ踏みです。

2010.10.17 026
股関節と仙腸関節は同期した動きをします。つまり単独でどちらかの運動だけが起こるということは好ましくないのです。股関節の自由度とは仙腸関節の開閉などの動きとのカップリングが不可欠なのです。

2010.10.17 032
ブリッジングによる殿筋収縮の可否は?答えはNOです。殿筋を硬く固める事の効果はあまり感じられません。もう少し言うと、リハビリでは必ずと言っていいほど臀部を促通しながらお尻上げをエクササイズとして取り入れることが多いと思いますが、かえって動きを悪くしてしまう可能性があります。臀部は人間で一番大きな筋群であり、わざわざ力を込めなくても自然に生理的な筋緊張を保持しているだけで純分なのです。大きな筋肉群は明らかな収縮を感じなくても、その運動単位の数が多いため緊張しなければ有効に使えるのです。よってブリッジの本来の意味としては膝を前に出すような意識で、もしくは胸骨を張るような意識で行うとハムストリングスが参画してきます。その後の歩きが全然違うのです。
2010.10.17 055
下肢と体幹をつなぐテクニック!!まずは足のスタンスです。極力意識は内果と母指球です。足の内側に体重がかかる気がしますが、実際は足裏全体にかかっているのです。
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最後は下肢と体幹をつなぐウォーキングです。大腰筋をタイミング良く腰部をおしながら推進力をつけていくかがカギをにぎります。
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