frozenn shoulder に対する徒手療法の考え方

frozenn shoulder に対する徒手療法の考え方

「frozenn shoulder には弛みがある」
 frozenn shoulder に対する徒手療法の考え方を書き忘れたのでご紹介します。イメージとしては拘縮ですので引き延ばすなどの伸長刺激あ有効であるように思われます。よってストレッチや牽引しながらmobilityをだしていくというような手技が好まれています。しかし関節運動に対する基本的なスタンスは正常に対して相対的な刺激になりますので、正常位に戻すための伸長であることが前提になります。つまりmobilizationにおいても伸長を加えながらの施術は、被験者になるとわかりますが嫌な感覚が残ります。
 発想の転換ではないですが、実はfrozenn shoulderいは弛みがある!!という前提にたって操作することが有効だる場合が多々あります。loose shoulderなら弛みはわかるが、frozenn shoulderはむしろtightnessでは?確かにlooseかtightかといわれるとfrozenn shoulderはtightです。しかし徒手的操作においては、tightな中でもlooseな部位をtargetとすることで可動性を広げることが可能となってきます。動かない関節のmobilityをチェックすると、mobilityが低下した関節内運動のある部位では弛みがあることが触知できます。イメージをinstabilityのlooseと先入観をもってしますと全く質の違う弛みですので感じることができなくなってしまいます。この動かない硬い関節のどこに弛みがあるのか?ということになりますが、関節面に対して求心性が失われていることが肩関節の機能障害の最たる現象ですので、求心性がないということは偏移しているということです。よって偏移しているということは上腕骨頭は臼蓋に対して外れているということなのです。前上方にズレテいるような印象を肩では持つことが多いように思いますが、まさに肩が前に出ているという不良姿勢の大半はズレテいるという表現が適切です。 前回のfrozenn shoulder に対する理学療法のコンセプトも、この関節の弛みという考え方を前提にしておかないと上手くいかないのです。具体的には非常に僅かなmobilityのなかでも関節面が当たっているところと、外れいてる部位、つまり接していない関節の骨頭部位を評価します。そして当たっていない部位が関節面に当たるように、軽くでいいので面圧つまり圧迫刺激を加えます。その刺激を加えながらカフエクササイズやストレッチをするのです。frozenn shoulder に対して、さらに圧縮するような刺激を加えながら施術するとは逆説的なように感じますが実はこの操作がfrozenn shoulder に対する徒手療法の成否に関わってくるのです。しいては運動療法そのものの成否にも関わってきます。
 あと前回の記事の最後のステップで体側のストレッチがありましたが、ストレッチは全身の運動連鎖の中での局所に対してアプローチするという前提にて行います。局所の筋肉をピックアップしてストレッチするという方法がありますが残念ながら効果は非常に薄いというのが印象です。理論的には正しいのですが結果がでないということは何か生体の原理原則から外れているということなのです。ストレッチの成否はあくまで全身運動のなかでの局所の動きがしっかりと入っていることが前提なのです。もともとはヨガが起源であることを考えるとアーサナが全身の動きであり、そのポーズに至る過程と呼吸が組み合わせることが不可欠なのです。つまりストレッチが大事なのではなくて、ストレッチをする肢位とその肢位に至る過程プロセスが大事なのです。そういった意味においては単純に背伸びは有効なのです。背伸びは局所の伸びにとどまりません。自然に呼吸も解放感などの情動も関与してきます。御来光を眺めるときに感じるあの感覚です。自然に背伸びをしてませんか?この背伸びも宗形テクニックの中にもメインのアプローチとして紹介されています。機械的に理学療法として伸ばすではなくて「背伸び」というイメージをもってやることです。背伸びと腕を上に挙げて伸ばすでは大きく違うのです。背伸びをしているときにどのような身体内に拮抗した力が作用しているかを内観すると、自然に理になかった自然な動きとは何かが解ってきます。その自然な身体運動の原理を落とし込んだものがbodyworkのコンセプトとなっておいるのです。ストレッチの研究では単一の筋肉に対しての生理学的、解剖学的な研究により効果が証明されていますが、今一つ臨床のなかでキレが感じられないのには、理論をそのまま実践に当てはめることそのものに間違いがあるのです。理論は正しいのです。ようは実際に生きている人間に対してアプローチするときには、運動連鎖が前提である身体機能、そして感情という心を有しているからこそ生物であるという前提にたって、アプローチ方法を理論とは全く違った考え方でアレンジしなおさなければならないのです。人間は機械ではないので、研究データをそのまま身体に当てはめるべからず!!そのことを肝に銘じて臨床に取り組みましょう。
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いつも拝見させていただいています

広島人
整形クリニックに勤務する2年目のPTです。
私はコウシュク肩へのアプローチによく悩まされています。
その中でも、一年以上アプローチし120°にいくかいかないか位の患者様がいます。いつも考えるのが、自分の腕が未熟だからこんなに長期間かけても可動域が上がってこないのではないかということです。
そこで質問なんですが、山本先生が診な患者様の中にも1~2年かけてやっと可動域が改善したような患者様はいますか?

Re: いつも拝見させていただいています

山本尚司
> 整形クリニックに勤務する2年目のPTです。
> 私はコウシュク肩へのアプローチによく悩まされています。
> その中でも、一年以上アプローチし120°にいくかいかないか位の患者様がいます。いつも考えるのが、自分の腕が未熟だからこんなに長期間かけても可動域が上がってこないのではないかということです。
> そこで質問なんですが、山本先生が診な患者様の中にも1~2年かけてやっと可動域が改善したような患者様はいますか?

現在はリハビリ期間の問題で半年以上みるのが難しくなっています。長くても一年ですね。経験からいうと。拘縮の場合は肩でも股関節でも半年のスパンは必要ですね。完全にROMを戻すのは一生かかっても無理だと思いますが、週に1~2回の頻度で半年あれば痛みなくADL上も問題なく復帰できる印象です。メールフォームからご連絡いただけるとすぐに返信できますので、また何かあればご質問ください。

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