地に足をつける

Category: 人生訓
地に足をつける
最近の理学療法の研修会の案内などをみていると随分変わってきたように思います。ほんの3年前ぐらいまでは決まった先生が決まったテーマで定期開催していたにすぎなかった理学療法士向けの研修会が、今や他分野も含めあらゆるジャンルからの参入がみてとれます。コラボレーションがすすんだ結果、多分野の大学教授や研究者、さらに新規研究会の乱立ともいうべきどんどん新しい勉強会団体が生まれ研修会を企画しています。また明らかに講習会を生業としている団体まで、テーマも単純にどの関節といったものではなく運動連鎖的な内容のものが多くなったように思います。確かにリハビリは医療から介護へ・・・さらに脳科学や運動学から認知や心理までヒトを一つのシステムとして有機的にとらえようとする素地ができつつあるようです。昔はあくまで医師の業界をモデルとして追随するかのようにヒトを縦割りにして専門を分けていましたが、エビデンスやパス、さらにリハビリテーションの浸透などにより、かってのROMマシーンであった役割は終わりを告げ、同じ動くでも協調的に合理的に動けることを目的としつつあります。動くとは何か?単に筋力と可動性がボトムアップしていけばなせる技なのか?答えはNOです。質的な観点がクローズアップされBodyworkメソッドが広まりつつあるなかでは、もはや西洋医学的な考えを踏襲したリハビリ展開をすること事態が形骸化しつつあります。リハビリ関係者自身が教育や臨床などの大きなカテゴリーのなかでの専門はあってもいいですが、身体を刻むような専門はおかしいのです。例えば肩が専門だとか腰が専門だとか・・得意はあってもいいですが専門はあくまで身体でありヒトなのです。リハビリテーションの語源を改めて紐解くと、我々のすべきこと、目指すべき理念からすると当たり前のことなのですが、今ようやくその時代がきたといえます。今こそ、日本はリハビリ元年なのです。そのようにいっても過言ではないでしょう。そうなのです、原点回帰しただけなのです。何に原点回帰したのか?それは理念にです。我々の仕事は誰に対して、何を目的にどのような手段を使いますか?今までは手段ばかりが着目され、手段そのものが目的にすり替わっていました。よって、知識と技術習得が唯一無比の理学療法士の資質を高める方法として押し出されていました。しかし違うのです。それでは地に足がついていないのがわかります。ふわふわしていて、あらゆるものに踊らされ正当化されてしまいます。いわゆる一般教養というか戻るべき基軸がしっかりしていないといけないのです。話は変わりますが東大生は本当に思慮が違いますよね~何なんでしょう。私には理解できない領域であることはよく理解できます。勉強というわけではなくいわゆる教養の問題なのでしょう。物事の真理を本質を見極め、探究していくことこそ何を差し置いても優先されるべきことなのでしょう。医療という学問の探究や知識を通して人をみることではないのです・・・浮足立たずに地に足を着ける。座右の銘にしましょう。
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