ジャイロキネシス認定トレーナー

ジャイロキネシス認定トレーナーになりました

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 先日もブログしましたが、8月31日の二日目のファイナルサティフィィケーションが修了しました。写真の下段中央がエリカ先生です。東京の参加者で最後に記念写真を撮りました。このグループでジャイロトニックにおいてもそしてジャイロキネシスにおいても常に同じクラスで学んだ人たちが多いので、深い結束ができています。勉強会も不定期に案内が来たりと、仲間は本当に大切ですね。立場は各々フリーのインストラクターなどが大半ですので、いってみれば自営している同士になります。
 他にも参加者は日本全国から約40~50名来られていましたので新たにコミュニケーションを二日間ではとりきれませんでしたが、知り合いになった関西のトレーナーとは今後もコンタクトがとれそうです。なんでもカイロプラクティックもされているとのことで、私とも共通点がありました。

「SPACE スペース」

 エリカ先生のことを「エリカちゃん」と井上マスタートレーナーが呼称していたように、とてもキュートで吸い込まれそうな笑顔と深淵な眼力があります。この瞬間瞬間の生きていることの喜びを表現されているかのような素敵なエリカ先生でした。
 いろんなタイプのカリスマはありますが、エリカ先生の場合はのけ反るようなカリスマではなくて、幸せオーラが眩しくて近づけないといった感じです。会場に入って何気なく近くを通っただけで「Are you fine?」とエリカ先生から声をかけてもらえます。人の気配がドンドン近づいてくるのがわかるかのように、急にふりかえってではなくて、距離が近づくにつれてまるでジャイロのスパイラルかのように動きと意識が呼応してくるのです。カリスマとは立場や環境などあらゆる要素が加わって頭の中で作られていくものだと思いますが、普遍的に存在感があるような個としてのオーラやカリスマは一体どうやって形成されてくるのでしょう?一つのことを極めるべく邁進していくことによって培われていくものであって、決して人為的に作られるものではないことは確かです。根底に流れる哲学、フィロソフィーそのものを理解して深く探求していくことで、意識と行動が織りなす波長がより深く大きくそして宇宙の真理とつながってくるのかもしれません。宇宙の原理原則に近づいていくことが生きることの根本的な使命だとしたならば、エリカ先生から感じたspaceはまさに宇宙とつながっているエナジーなのでしょう。
 ティーチングのなかで二度ほどでてきた「ハイアーセルフ(高次の意識)」という言葉に私は敏感に反応して、最終的に到達する道(TAO)はハイアーセルフなのですか?と質問もしました。クライアントによっては動きであったり柔軟性であったりと各々ニーズが違います。しかしながら探求していく個人としてはより高次な肉体を超越した世界へとつながっていくはずです。私は理学療法士としてのキャリアは20年ですが、どうやら本当の意味で真理が理解できるようになるには30年・・40年とかかるようです。もちろん時間に比例するものではないかもしれませんが、一通り見て回るのにだいたい30年ぐらいはかかるようです。先人達、先輩方をみていると何か自分のカラーやオリジナルができてくるためには30年という歳月は自然に必要なようです。それも漫然とした30年ではなくて、濃い~30年です。この時間を短縮するためにはより濃密な時間を過ごさなければいけません。
 関節のスペースを開くという概念をbodworkにおいてはよく聴かれます。理学療法でいえばmobilityを作るということるのかもしれませんが、表現を変えるだけで少し違ったニュアンスになりますね。つまっている短縮している部分を広げるということにもなります。bodyworkはダンサーの経験と知見が多く入っていますので、おそらくダンサーが何かしら縮んでいたならば、伸びやかな表現力にはつながらないのでしょう。リハビリにおいてはhypermobilityやinstability、elongationというのは病的な状態を指します。機能障害の患者を扱うセラピストと、より理想的な動き方を追求していくトレーナー、しかしながらこの二つの要素は切り離しては考えられないのが現実です。トレーナーのところに痛みを抱えてくるクライアントは必ずいますし、セラピストのところに動きの改善が必要な患者は山ほどいます。
 身体が硬いのは男性の抱えている共通の課題ですが、ホルモンの関係とともに筋肉が付きやすいというが弊害になってきます。スペースを開くというのは関節を離開させるということではなく、求心位に保つということなのです。運動連鎖アプローチ研究会においてもこの関節の内圧を評価する手法を紹介していますが、まさに関節内の圧勾配が隣接関節においてできているのです。五十肩なので拘縮をした関節においても弛いところがあるということをカイロプラクティックにて聴いたことがありますが、これは関節が求心位からズレていることによって特定の部位に圧が集中してしまうということを指しています。よってbodyworkにおいても関節にスペースを作るという目的で関節を離開させるハンズオンがありますが、物理的に関節を引き離そうというわけではなくて、離開させる行為によって短縮している軟部組織が伸ばされます。そのまま組織が伸びきったままでは弛緩してしまった機能しなくなりますが、自然に関節の周りの筋のトーンバランスが正常化されます。るつまり求心位に戻ることによって関節の支点ができ動きやすくなるのです。この逆の発想でも同じようなことがいえます。つまり関節面を球と仮定すると、離れている部分とつまっている部分とに分けられるわけで、離れている部位を求心位に押し込むという操作においても同じことが体現できるのです。
 この関節に対する一見相反する方法論の使い分けですが、よりインナーであるローカルマッスルレベルにおいては求心性に刺激を入れるほうが効果的でしょうし、アウターであるグローバルマッスルレベルにおいては離開刺激が効果的であると思われます。例えば股関節の開きだる開脚運動ですが、まさに身体が硬いという象徴ともなっているエクササイズです。この場合ターゲットはハムストリングスであり内転筋という長い二関節筋になります。この二関節においては短縮していると伸ばそうとするエクササイズにて関節をもずらしてしまう可能性があります。よって、この開脚運動においては離開刺激が効果的といえます。下肢は荷重関節であるということに加えて、インナーマッスルというよりも二関節筋の影響が非常に大きいのでのストレッチ刺激が有効であるといえます。肩関節などの非荷重関節、そして関節の構造の特色から考えると求心性の刺激がより安全でしょう。50肩などのフローズンショルダーのアプローチにおいても、動きが少ないなかでもより弛んでいる部分を押しこみながら動かしてあげると可動域が違ってくるものです。
 FFDが何の治療においても劇的に変わるように、あれは二関節の関与がいかに大きいかを物語っているのです。つまり二関節筋が過剰に働くことで関節のズレを防御するかのように緊張するために体前屈がいかないのです。そのカラクリを解いてい上げる、つまり二関節筋の緊張がおきないようにアプローチすることで自然にFFDはいくのです。分節的に関節が動くという単関節筋う小さなインナーマッスルが働くことで関節の求心性が促され、二関節筋の緊張が抑制されるのです。
 
 今回、コースのなかで開脚系のハムストリングスが伸びなければいけないエクササイズがあったのですが、そこでは冠絶のスペースを開くようなハンズオンにて前屈が伸びました。私の場合は開脚のパーツでは必ず二関節筋が縮もうとする作用が腹いてしまい柔軟運動を阻害していました。身体が硬い男性諸君、脚がが開かない男性諸君これは朗報ですよ。より効率的に開脚を伸ばすことができる術を得たのです。また股関節のスペースを開くという表現もよくされすが、これはコアーもしくは骨盤底筋を連動して収縮させることで骨盤をお椀構造に導き股関節の上で骨盤が動くようにすることを指します。骨盤の歪のなさは、二関節筋の緊張を整える効果もあるので、結果的に股関節のズレが引き起こされにくくなのです。
 このようにスペースというキーワードにて全身をみることもできましす。そしてそのスペースの凹凸を評価してジャイロトニック。ジャイロキネシスのコンセプトを応用していきたいと思います。

 ジャイロキネシス・ジャイロトニックそのものはまだリハビリの業界にはほとんど浸透していませんが、今後、より患者寄りのクライアントにどのように応用していくかという取り組みは考えていかなければいけません。エリカ先生のクライアントは、運動機能という部分に留まらず、人生の豊かさや、宇宙につながりを感じるようなエナジーを得られることでしょう。生きるためのエネルギーをチャージできる・・そんなセラピーであれば手段はどうあれリピートしますよね。
 そのためには、その真意を汲み取るべき理念を追求していく必要があるのです。
我々、リハビリ関係者は自立という理念が根底にある職業です。患者自信が自らの力を信じてそして進んでいける、決して依存的にさせることでリピートさせるわけではないのです。どんな治療やアプローチにおいても、ある程度いろんな意味で頼るところがあるからリピートするわけですが、そこに通うことが目的ではなくて人生の手段としての位置づけにしてもらわなければいけないので。同期のトレーナーも話は、どのようにジャイロの良さをクライアントに伝えていくか!につきます。最初はできるかできないかということに頭がいっぱいですが、ティーチングを実際の現場にて行うと、必ずその壁にぶちあたります。エリカ先生も言っていたように、いくらキャリアを積んでもこれで十分ということは全くなく、やればやるほど「わかっていないことがわかってしまう」のだそうです。悩んでいてもクライアントはドンドン来てしまいますので、その時点でクライアントをしっかりと見て、ベストを提供していくことが大切なのです。
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