理学療法士のための頭蓋仙骨療法

理学療法士のための頭蓋仙骨療法


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大場 弘(ドクターオブカイロプラクティック:DC)カイロプラクティックからオステオパシーそして身体呼吸という独自のジャンルを極めている。

 一週間前になってしまいますが、GWのさなかの5月5日子供の日、大井町キュリアンにて頭蓋仙骨療法をテーマにカイロプラクティックの大場 弘先生とのコラボで開催しました。頭蓋仙骨療法はようやく理学療法士の耳には少しずつちらほらですが入ってきてるようで、何だろう?という気持ちで気になっている現状です。聞いていたことはあっても学ぶところがない。いや教えられる日本の理学療法士がいないというのが正直なところです。私自身も臨床で使っていたり一応できますし、他にも臨床では頭蓋仙骨療法を使っているセラピストは何人もいますが、正式などこからかの認定をもっているとというような人はいないでしょう。正しく源流やコンセプトを伝えられる人がいないということです。臨床でもどきをしていて効果があるのは十分にわかっているのですが。
参加者は当初は少なめに設定していたのですがあまりにも参加者が多く急きょ枠を増やして対応しました。あたらしジャンルでそうそう聴ける話題ではないのでこの機会に来れる人には一人でも多く触れてもらおうという配慮からでしたが、その分わかりにくかったかもしれません。私が初めてカイロプラクティックに触れたのも頭蓋仙骨でした。
腰痛なのに頭蓋なんてわけがわかりません。それが17年前だから尚更です。当時はカイロプラクティックのカの字も理学療法には入ってきていなかったのです。まずは頭蓋を触らなければいけない必然性を高める必要があります。何故そこをみなければいけないのか?見ることありきではなく、こうこうこういう理由で必要であるとまずは頭で納得する必要があります。そして顕著な効果を体験することです。なんでもそうですが体験としてインパクトが大きければ大きいほど探求したいという意欲がわきます。
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風船にて頭蓋をイメージした触り方の練習です。これだけ微妙なタッチングの必要な世界といえます。このようなタッチングは頭蓋だからこそなのです。そしてこのタッチングは全身に新たな世界を見せてくれます。人の身体もある意味風船にみたてることができます。つまり水の中に骨が浮いているという身体感です。確かに身体の60%は水分なのでわからなくはないですが、そう考えたからと言って本当に身体がそのような発想にて反応するとは限りませんが、見る角度を変えればまた違ったものが見えてくるキッカケにはなります。実際、水にみたてるから波紋のように浸達性があると生体のメカニズムを説明することがありますが、実際は水だからではなく皮膚を介して脳に伝達されることで反応が起こるというのが正解でしょう。

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私も90分ですが頭蓋運動連鎖アプローチを披露しました。頭蓋療法や身体呼吸療法を学ぶ中で自分なりにリハビリに使えやすいようにアレンジしたオリジナルです。カイロプラクティックとリハビリでは対象とする患者やシステムが違います。そして理念が違いますので必然的に同じものにはならないのです。頭蓋が頸部筋肉との連鎖や姿勢そして体幹などとの関連について説明して実習をしていきました。実際に頭蓋を触ると目的はサザーランド波の誘導だったり身体呼吸なのですが他にも副次的効果が多々みられます。頸部の可動性や緊張、胸郭の柔軟性、頭痛や顎運動の改善などです。小顔になったり眼がパッチリとなったり育毛効果?もあるようです。自分で試してみると髪の毛は年とともに元気が無くなるのですが、頭蓋運動連鎖アプローチをすると翌日から髪の毛が元気になるのです。元気の反対は弱化ですが髪が細くてテンションが低下するのです。改善するとハリが違います。薄くなるとどことなくシナッとしています。ツンツンと髪が立っているのは元気な証拠なのです。

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大場 弘先生の身体呼吸療法お施術風景。身体呼吸療法とは大場 弘先生が頭蓋仙骨療法をするなかでその動的な起源をハラにあるのではと20年も前に臨床にて発見した新たな体系です。カイロプラクティックのなかではまだマイナーな部類にはいりますが、その推察は間違いないという結論に至っているようです。横隔膜呼吸とは覚醒時には本当の意味での自律性は働いていません。ほとんどが腹筋の作用にて胸郭の圧変化による働きです。寝ているときに初めて横隔膜は自動能が働き真の横隔膜呼吸になります。この横隔膜呼吸がアンプリケーションとなって全身の循環動態に波及していくのです。つまりサザーランドが提唱した脳脊髄液の流れは精微なエネルギーとなって生命活動を支えていると考えられています。今ではオステオパシーといえば頭蓋仙骨療法となっているぐらいです。

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事務局の芹沢さんが姿勢評価をしています。後頭骨にて身体呼吸療法を行います。硬膜システムいわゆる膜のシステムを調節することで全身にその影響が及ぶことを検証します。姿勢などの構造的な変化は少ないですが、治りにくい患者など明らかに身体機能だけの問題ではないストレスやメンタルなどの問題がありそうな人においては、この根源的な身体の生命活動が阻害されています。リハビリにおいては動作や姿勢などの変化を指標としますので、そういった意味においては何か違うテストバッテリーにて評価する必要がありますね。顕著に施術前後で何が変わっているか?それがわかればさらに病院やリハビリにも広まることでしょう。
 今後は単発なセミナーに終わらず、コースとしての開催を考えています。またインフォーメーションいたします。
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Re: すばらしいですね

山本尚司
みかんさま

コメントありがとうございます。
日本の理学療法のシステムがなかなか医者の枠から出られないことにつながっています。

先生のように広くカイロプラクティックやオステオパシーを学ばれている人たちが

沢山いることがわかって心強いですね。

また是非情報交換いたしましょう。

SOTはとてもシステマティックで分かりやすいです。

治療体系が素晴らしいですよね。



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