マクドナルトは何故売れる

Category: 多事総論
マクドナルトは何故売れる?

独立開業していくためには病院勤務とは違うスキルが必要になることさ幾度が書きました。私自身が何を売りにしていくかを、社会の流れをみながら見定めていかなければなりません。
基本は一人一人の患者に対して精一杯持っているスキルを提供していく!基本はそれにつきますが、その本分をどの様に現実化させていくかはそれぞれ違います。そのためには自分が何者であるかを明らかにする必要があります。自分は理学療法士であるがゆえに、鍼灸マッサージや健康運動指導士、ボディーワークのインストラクターの資格を有していますが、各々の専門家と同じ様な形態をとることはできません。例えば全くもってボディーワークインストラクターと同じシステムにて独立したとしも、それは背景としてある理学療法士の専門性が反映しにくくなるからです。または差別化が図れないのです。勿論、解剖や運動学、疾患に対する知識はありますので最大限に活用はできますが、差別化にはいたりません。差別化にこだわるのは、背景や生い立ちが違えば当然違ってしかるべきであり、でなければ自分に合わない、納得しきれていない状況にて働き続けることになるからです。
さて表題はマクドナルトですので戻したいと思います。マクドナルトには分厚いマニュアル本があるようです。それは最初からアメリカで作られたものが出回っているというわけではなく、日々全国で培われたノウハウにて刷新されていくうちに分厚くなっているようです。マニュアルとはメニューの作り方とかの料理本ということではなく、接遇から細かい毎日の作業において、きっといかにアルバイトスタッフのやる気を高めるかも含めて教育があるはずです。私は何故にマクドナルトが流行っているのか一人勝ちしているのかわかりませんでした。何故なら、私がマクドナルトに行かないからです。それはハンバーガーそのものの味ならばモスバーガーやロッテリア、フレッシュネスバ~ガ~のほうが美味しいと思っている人は多いと思います。現に同世代、いわゆる大人に聞けばほぼ同感です。しかしながら学生や子供だと話は違います。マクドナルトが美味しいというのです。それは小さい時から慣れた味覚が懐かしく感じるように、欧米の甘ったるいお菓子や飲み物が日本人には合わないように、子供のときから慣れ親しんでいれば大人になってからも食べたいと思うのです。現代は子供中心に家庭が回っていることは間違いありません。まずは老人、子供の弱者を労ろうというのが世間の流れです。電車やバスでも高齢者に対しては当然ですが、大人はまず子供を座らせようと自然に振る舞います。中国においても満員の地下鉄ではスペースを空けて促してくれます。それは世界中根底に流れる意識は同じなのかもしれません。その子供中心の思考は子供が支持するものであれば大人も賛同するということを示しています。つまり子供が行きたいとなれば家族が皆ついてきます。
5~6年前だったか100円マックの反動でマクドナルトの業績が落ち込んだときがありました。ある店舗では、ビニールシートを敷いて子供に絵本の読み聞かせをしているところもありました。そこからハッピーセットなどオモチャが付くようになりました。極め付けは店内にてポケモンのDSキャラをダウンロードできるというハンバーガーショップにはありえないグローバル化です。全て子供がターゲットです。これが大当たりだったのでしょう。勿論子供だけでなく24時間営業、メガマック、100円コーヒーなどさらに大人にも付加価値を付けて行きます。子供を取り込むことが戦略として徹底されていたのでしょう。
子供時代の記憶は将来の顧客を創出します。
あるお笑い芸人が何の番組に出たいかと問われた時、意外にもこぞってNHKの子供向け番組でした。日々の形にならない売上げにはつながらない業務改善の積み重ねがマクドナルト独特のリズムとテンポに繋っています。ドライブスルーにおいて、もう一品進めるあの一言も素晴らしいです。手際もいいです。
コーヒーも他のお店よりもサイズが大きいようです。ロッテリアの絶品バ~ガ~は我々には評価高いと思いますが、子供には分からない味です。食する機会がないと広がりません。マクドナルトは駅前や道端に沢山あります。小さい時から目に付くので機会も多くなるのです。ロッテリアは王様のブランチでプロデュースされた絶品エビバ~ガ~は子供もテレビをみて知っているので行きたがります。メディアや話題性など常に興味をそそる取り組みが不可欠なのでしょう。
しかしながらマクドナルトは学生や家族づれが多く落ち着いて話がしたいときなどはちょっと敬遠します。落ち着いて話したいときはどこのファーストフードに行くか?喫茶店の雰囲気があり、子供が入りにくいフレッシュネスバ~ガ~は選択に入ってきます。スタバでもいいですけどね。
しかしながらマクドナルトも崩せない牙城がケンタッキーになります。ケンタッキーのチキンは子供にも絶対的な支持を集めています。単価が高いにも関わらず絶対的な地位を築いています。クリスマスにチキンバーレルを下げているのはイケてます。やはりクリスマスはマクドナルトの袋ではないですよね。ケンタッキーは大きなショッピングモールに進出し展開しているのも当たっているのかもしれません。オモチャもセットの割安感もないケンタッキー。カーネルオジサンの力なのでしょう。
私は以前は治療の腕を高めることが独立においては一番大切だと思っていましたが、ただ同じ力を使うならば何にエネルギーを注ぐべきかを考えなければなりません。何故ならば理学療法士は一治療家として終えるという人種ではないからです。エビデンスだ学会発表にやり甲斐を見出だしたからには、パプリッシュに認められ評価されたいと思っているのです。マクドナルトなどの戦略は味だけでなくプラスα、コンセプトの大切さを教えてくれます。苦しいときこそ培ったノウハウが崩壊の危機をせき止めてくれます。地道な積み重ねと社会のニーズをキャッチし何をターゲットとするかを明確に示せた病院や個人のみ、世間に認知される存在感が備わるのです。

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