運動連鎖アプローチ研究会in沖縄part41前夜祭

Category: ほんわか日記
運動連鎖アプローチ研究会in沖縄 宗形先生との沖縄病院紀行~&美ら海水族館

さていよいよ運動連鎖アプローチ研究会in沖縄 アメリカから宗形先生をお迎えしてのセミナー開催が明日と迫ってきました。実は今日の午後なのですが。前日は沖縄ではいつもお世話になっている沖縄第一病院 兼島 広樹さんのご案内で沖縄の病院3か所と観光案内をしていただきました。宗形先生とご主人のグレッグさん、そして私の4人での一日紀行です。朝9時からホテルに到着する夜10時すぎまでのとても充実したスケジュールでした。 
ロクト整形外科(県内最大のスポーツクリニック) 
沖縄リハビリテーションセンター病院(県内最大のリハビリ病院)
名護市スポーク(クリニック複合型施設)
スポークまで足を運んで、ついでに「美ら海水族館」

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ロクト整形外科は院長先生が手術のみでは良くならない総合病院時代の経験から、リハビリテーションという理念のもとに開業されたクリニックです。外来は一日300~500人、リハビリだけでも350人はくだらないということです。非常にアクティブな環境で患者さんが自主的に機能回復に取り組まれています。

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道場生でもあったPTのご案内で説明をききます。上肢は高校野球のトレーナーとして帯同されているとのことで不在でしたが、私が10年前に見学したときからスポーツ現場での活動を積極的にされている先進的な病院でした。

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オーストラリアからのトレーナーからもスタッフとしておられます。沖縄は米軍もあり英語が喋れないと対応できないこともあるとのことです。PTそしてトレーナーと治療とトレーニングを役割分担しながら担当しています。

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とても広い訓練室で解放感に満ち溢れています。患者さんが沢山いるのであまり撮影はできませんでしたが、バックに広大なスペースがあることを感じてもらえると思います。最新のマシーンがズラリと並んでおり、食事自動などのスペースも確保されています。

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さて急ぎばやに次の沖縄リハビリテーションセンター病院に移動です。天気もよくとても晴れ渡った一日でした。県内最大といわれるだけあって理学療法士だけでも40名いらっしゃるようです。回復期・外来として通所施設が併設されており、脳血管とともに膝や股関節の人工関節、圧迫骨折などの疾患が運動器としては多いようです。

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施設長の仲西先生のご案内で見学させていただきました。沖縄全体の行く末をとても心配されており、沖縄県そのものを背負って立つ、もしくは常に沖縄という視点にて物事と考えてらっしゃることがわかります。これは沖縄のセラピスト全体にいえるこですが、東京であれば目の前の患者もしくは自らの興味という視点になりがちですが、沖縄ではその地区全体のよりよい生活、幸せを願っています。長寿といわれた時代は既に過去のものとなっており、女性はまだしも男性は本当に中位以下となってしまったようです。また肥満・所得水準・失業率などもワーストを走っており、豊かな観光地というイメージとは違う実態があります。歴史的にも戦争や今話題の普天間基地の問題など、本土とは違った運命を背負っていることも影響していると思われます。県民性といってしまえばそれまでですが、島国の日本のなかでも、またアメリカ文化を色濃く反映しているのです。健康意識、能動的に動いていくという意識も低いようで、まずは県民の健康のためにセラピストが何かやれることがあるだろうというスタンスです。東京では公園があればウォーキングやジョギングをしたくなります。一駅前に降りて通勤ウォーキング、自転車、アロマやエステなどの健康産業などなど、多くの情報と意識により健康を保持しようと努める文化が既にあります。これはむしろ都会の傾向で地方の自然豊かな地ではかえって車社会の運動不足になりがちです。そして姿勢などもかえって都会のほうがいいものです。私が地元にいるときには花見なんて文化はありませんでした。桜なんてどこでも咲いているからです。わざわざ囲んで宴会をするのはかえって不思議な光景に写ります。

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これは自動車の運転のシュミレーションができる設備です。浴槽もADL訓練として備えているのですが、大半はシャワーと使う生活であまり浴槽にてあったまるという習慣はないようです。

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そして昼ごはんも後回しにして一気に名護まで跳びます。名護は那覇に比べて北部に位置し高速道路を使ったも90分はかかります。以前も個人的に見学に来たことがありますが、比嘉竜二さんという熱いセラピストがいます。それこそ10年も前から名護という地区にはリハビリ施設がなく他の市に患者が流れているという現状を訴え、市から10数億という予算を引き出して建立した、まさに理学療法士の理念が詰まった箱ものです。その前から比嘉さんは100か所以上の公民館などでいわゆる慢性疼痛疾患・運動器疾患の予防のための講演をボランティアにて回っていたとのことでした。そこで目の当たりにした現状はなかなか高まらない健康意識というものだったようです。予防と自主的に少しのことでいいから毎日行うだけで、最終的に手術などの重篤な症状に至らなくても大丈夫なはずなのに、意識づけとその機会がないばかりに医療費が膨大に膨れ上がることになる。それを打破するためには、まずは受け入れ施設をつくり説得力をもって取り組んでいくことの方法として病院をつくるという経緯があったのです。今では県内だけでなく見学からも見学に来られるようで、とても注目を浴びている施設です。
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理学療法士の理念のもとに作った病院。なんとも魅力的はないですか。宗形先生とはとても共感できる部分が多かったようで見学もそこそこに熱心に話しこまれていました。めざすは自らがコントロールできる健康への目覚めというのが、これからの若いセラピストが取り組まなければいけないテーマなののです。そういった意味において脇元 幸一先生も宗形先生も比嘉さんも皆さん同じスタンスにたっています。

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ようやく3時すぎにお昼ご飯です。とてもおいしいという沖縄そばのお店を紹介してくれました。沖縄ので病院見学は私は初めてではありませんでしたが、改めてその理念の高さ、レベルの高さ、向上心の高さを思い知らされました。何故、沖縄や九州が熱いのか!気候だけの問題ではありません。幕末の志士がそうであったように、薩長の熱き魂が引き継がれて、この明治維新と形は違うものの似たような境遇に立ちあがってくるセラピストが多いのかもしません。もし私がここにいても沖縄のためにというスタンスを自然と受け入れていることでしょう。

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最後は美ら海水族館をしばし仕事を忘れて堪能しました。

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しかし何度見ても大きな甚平ざめですね。宗形先生ご夫婦も初めての沖縄を本当に堪能されたようです。きっとこの人と人との結びつきが何年後かに大きく花開くことになるでしょう。

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