運動連鎖道場in大分~骨盤と日本人~

運動連鎖道場in大分報告2~骨盤と日本人

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ハムストリングスの作用の左右差を評価する。座位もしくは立位で雑巾がけのように足底を床に滑らせるように引くと左右さがわかります。動的ななかでも骨盤のコントロールとハムストリングスもしくは内転筋群の作用、これこそが骨盤のコントロールとして最も大切な作用となります。

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立位にて股関節屈曲運動時のハムストリングスの収縮を確認。一見股関節屈曲時にハムストリングスを作用させるという矛盾した作用を促すためには骨盤特に坐骨を意識した動きが必要です。体幹が安定し骨盤も股関節屈曲運動のカウンターとなる動きを引き出せるとハムストリングスは作用してきます。

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股関節の運動と仙腸関節の動きは相関しています。つまり骨盤が固定しては大切ですが、完全に仙腸関節のレベルで動かないのはNGです。仙腸関節のレベルでは股関節と同期した動きが不可欠です。この作用があるからステップを踏んだ時にフェイントをきかせられたり、逆方向へのステップがスムーズにできるのです。骨盤と股関節の分離は確かに必要ですが仙腸関節が全く動かないで股関節と分離した動きというのはぎくしゃくした動きになります。キングカズの動きが典型的です。

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巻くだけダイエットの効果検証、このたった巻くだけで仙腸関節に関係する機能がかなり向上されます。左右の片脚起立バランスはもちろんのこと、軸の感覚、スムーズな重心移動をともなった歩行、足のしっかりした着地間、素人が何もわからず巻いても十分に効果があります。困った時には巻けばいいんだよ~オチは全てこれでした。恐るべきです。

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巻いて骨盤を回す、巻いて上半身を回す。この回すなかで仙腸関節の動きが連続的に変化してきます。この円や楕円、スパイラルの作用を伴った骨盤の評価、運動連鎖の評価がこれからの理学療法の課題です。

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そして呼吸にともなう仙腸関節の動きです。これはとても大事です。この動きがわかれば仙腸関節の三次元的な評価は簡単です。

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呼吸にともなう骨盤の動きがうまくいかない場合、肩甲骨の動きが問題になっています。骨盤と仙腸関節は不可分な関係なのです。これが横へのelongationという新たな作用です。

  浅田真央のコーチが述べていた、身体の使い方についてのコメントで理学療法士が最も興味深いところを抜粋すると「日本人はとても才能豊かだ。勤勉でよく練習する。特にジャンプは猫が高いところから落ちても上手く着地できるように、ジャンプの着地に独特のカンがあって転びにくい」反面「日本人を5年ほどみてきてわかったのは、才能だけで成長できる境界線まではうまいが、そこから抜きんでるための「基礎」ができていない」とのことです。日本人は足踏みするとその場で何回でもできるが、欧米人は前にすすんでしまう。推進系の欧米人とlanding系の日本人もしくはアジア系といえるかもしれませんん。この着地に向いているというのは明らかに骨格系な どの要素がからんでいるものと思われます。反面、基礎ができていないというのも、何か日本人の特性、つまり気質や筋骨格系に起因しているのでしょう。
着地にむいている、つまりこれは骨盤が後傾つまりは仙腸関節がWPI傾向にあるからと思われます。スケーティングで後傾はあまり考えられませんから、その中でも後傾要素として仙腸関節レベルで日本人は向いているのです。基礎ができていないというのは骨盤に歪みが生じやすい日本人は、欧米でやっている基礎的なドリルやエクササイズではいわゆる体幹、軸ができないのです。欧米では普通にエクササイズすれば軸ができるのですが日本人は特に前額面上にて歪みがでやすいのです。だからこそ器用な日本人ができたのです。欠点や問題があるからこそ自己を見つめ、気付きが得られるのです。
 日本人のコーチや監督ではわからない日本人の気質や身体的特徴が海外のコーチや監督を通して明らかになっています。オシム監督しかり、日本人の日本人化など、これからは我々日本人の機能について海外を通して学んでいく時代です。
次回は5月30日に同じく新別府病院にて運動連鎖道場in大分part3が開催されます。内容は体幹と肩甲骨~頸部ぐらいまでが入ります。4回で完結シリーズで最終は10月に頭部顎関節の予定です。
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