『Smartroller®スマートローラー ワンデーワークショップ』

『Smartroller®スマートローラー ワンデーワークショップ』参加報告
目指すべきはPlay(遊び)である。いい意味で目的がなく自然で心身にとって楽である

1月29日(金) 13:00~20:00 開催場所スタジオナチュラルフロー Annex
講師 Stacy Barrows ステイシー・バロウズ先生によります、Smartroller®を活用したエクササイズを、うけてきました。Feldenkrais フェルデンクライスメソッドのワークでよく活用されるのがFoam Rollerフォームローラー(日本ではストレッチポールという名称で親しまれています)です。理学療法士でもあり、またフェルデンクライステクニックのエキスパートとして活躍されているステイシー先生が、この最新のSmartroller®の活用法をシェアして下さいました。ところで皆さん知っていました?ストレッチボールの起源はフェルデンクライスだということを!ただし最初は丸太だったそうです。少し硬そうですね~
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Rib arms

フォームローラとは何なのか?ストレッチポールはリハビリでもメジャーですが、乗ってバランスをとるには難易度が高いと感じたことはありませんか?効果的ですが高齢者などには確かに危険ですし、ましてやポールの上に乗って立つというのはさらに発想としてもわきません。しかしフォームローラーは半面が楕円になっていて局面が滑らかなのです。よって滑らかな面をしたにすればバランスをとりやすいですし、普通の円の下にしても背中が滑らかな面に接するためいずれにせよバランスをとりやすくなります。上の写真はポールの上にのって両手を組んで上げ下げしているエクササイズです。Rib armsと呼ばれる運動はみたところ簡単に見えますがとても難しいのです。Cueは足を感じてもらうように出します。

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さて私が最も画期的であったと思うのはこのエクササイズです。どちらの脚へのアプローチだと思いますか?実は上の足ではなくて下の股関節のリリースを促す運動です。ちょうど床と身体の重みで股関節をおよび仙腸関節をリリースするイメージです。下になった脚がより安定した肢位を探りながら上の脚や肩などをアプローチします。股関節を支点として全身を統合するといったところでしょうか?これは立位でも頭上・そして肩、腰などを床面に圧することでそのつながりを評価します。ステイシーは臨床家です、このあたりは理学療法士としてのフェルデンクライスをベースとした臨床が垣間見えます。

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これは足をPushしてリズムカルに振動させることで頭までつながっているかをみます。つながり、まさに運動連鎖です。私もPushしたときに体幹の奥でその圧を感じるかを評価しますが、まさに床反力が全身に波及できる身体機能を有しているかをみているのです。全身の機能という観点にたって評価するときに、既に姿勢観察や片脚起立、そしてスクワットなどのツールだけでは網羅できなくなっています。つまり内在的な運動連鎖がベースになってパフォーマンスがあるのです。段階付けとしては内在的な連鎖がベースにスクワットなどのパフォーマンステストにつながります。つまりbodyworkのなかでもフェルデンクライスはより優しくスローな反応をみながら行うエクササイズです。Awareness気づきをより大事にし、常に脳とのアクセスを感じながら身体と対話しながらすすめていきます。


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そして何よりこの立位での姿勢制御を評価できることが素晴らしいツールです。ディジョックでもなくバランスボールでもなく、ストレッチポールでもない、このスマートローラーだからこそできる芸当です。前後左右、回旋を行うことでその質を観察します。足・膝・股関節・頸部などCueを変えながら観察していきます。

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縦への安定性だけでなく前後からかけた外力に対してのバランスもみれます。バリエーションは本当に多いです。臨床にて常に患者さんと相対しているからこそできる応用性です。


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そしてスマートローラーの上で行うロッキング運動です。ブランコのように自然にゆりかご運動をします。これはとても難しい。並み居るインストラクター達が悪戦苦闘していました。
 フェルデンクライスの理念として「自由で自然に動く」「Eagy=Elegant」というものがあります。無理にでなく自然な動きを誘導して、そして一番楽に動けるところを探していくというのがベースにあります。そういった意味においても負荷という点では少ないかもしれませんが、気づくという観点からのアプローチといえます。あらゆる刺激はシグナルとなって脳に伝達され、脳のネットワークの再編を促します。脳の可塑性このあたりをかなり強調していました。

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施術の姿勢がセラピストにとってもどれも無理のない自然な肢位にあります。よってセラピスト自身も疲れない姿勢にて楽にアプローチできることを目指しているようです。我々が高齢化してきたら身体に負担のかからない自分に優しいリハビリを考えたときにフェルデンクライスがあることを是非覚えておいてください。 
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