NEW運動連鎖アプローチテクニック

NEW運動連鎖アプローチテクニック


 運動連鎖アプローチ研究会では運動連鎖アプローチテクニックの基本として内在的な運動連鎖およびパルペーションテクニックを提示してきました。内在的な運動連鎖は観察的な運動連鎖を補うツールとして独自性があります。ハイスピードカメラや分析ソフトや機器が発達すればするほど、アナログのしかしながら人間の脳や感覚というどのスペックのコンピューターをも及びもつかないツールを有している人間の機能そのものをさらに高めていくこと、おざなりにならないように気をつける必要があります。ともすれば、それは機器への依存と絶対的なものとして自らの力を退化させてしまうことになるからです。時代とともに消費社会中心の価値観から内面的な癒しや感覚が見直されてきています。これもバブルなどの消費市場主義を経てるからこそ、今があるのでしょう。
 さて内在的な運動連鎖としてのパルペーションテクニックは隣接関節の運動連鎖をみるスクリーニング評価方法と二点間の連鎖を触察にて探索していく特に法則性のない評価方法があります。前者の特に頸部から肩甲骨の評価においては運動連鎖アプローチ研究会ができるきっかけとなったツールです。そして後者は徒手療法の連鎖的なアプローチとして発展してきました。この触察をベースにしてアプローチは評価にもなり治療にもなります。何故なら刺激と反応が評価になり治療になるからです。原理は筋連結や筋膜性の構造的な連続性もさることながら、脳内のシナプスといいますか運動機能の脳内のネットワークがあります。これは解剖学的なつながりとある程度は関連性はありますが、全く関係もない部位間における連鎖性もあります。骨や筋肉、筋膜などのある一つの組織のなかでの連鎖性ではなく身体部位間の連鎖性といえます。部位ですから肩と股関節などの関係になります。
これらは機能的な関連性があるため同時に動かすことで、刺激反応が促通されます。連鎖の特徴は適切な刺激により予想以上の反応が得られることです。あらゆる治療方法やコンセプトは、結局のところ効果があるから体系化され残っていくのです。理論だけでいま一つ効果が先行しないものは、自ずと消えていくことになります。その場で反応がでる、もしくは通常の方法では考えられない効果ができる方法と経験があるからこそ自らの信じるコンセプトをアピールできるのです。
 さて、ストレッチや筋力トレーニングなど部分的なアプローチよりも、多関節にまたがる刺激がより効果的であることは以前より報告があります。CKCによるスクワットなどは最たるものであり、OKCに比べ筋力強化という観点から効果的であることはかなり前から報告されています。ただし動きの質という観点からではなく、あくまで筋力増強という切り口ですのでその後の展開がありませんでした。たとえば肩なら腕立て伏せが効果的であるというような展開があれば全身の理論へと発展したのでしょうが、スクワットで終わってしまったのです。もちろん肩は荷重関節ではなくインナーマッスルの効果があまりにもクローズアップされすぎたので、アウターをさらに自重をどんとかけるような運動形態をアピールすることは時代の流れに逆行している印象が否めなかったこともあります。
 またパラレルなスクワットとランジ系のスクワットそしてカーフレイズなどのエクササイズによる筋力強化という観点から連鎖性という点での理論展開がなかったのです。直接鍛えられる大腿四頭筋の効果だけでなくプラス離れた部位の可動性の向上や痛みの軽減効果などです。
 これからは二点間の刺激という筋連結や経絡などの説明や痛みだけの観点に留まらない、また他動的なアプローチに留まらない能動的な関節運動そしてその運動肢位における選択も含めて新たな体系を作っていきたいと思います。ストレッチはもともとはヨガのポーズから発祥しています。ある筋の起始と停止部位を伸ばすという単純なものではなかったのです。全身を使う、その肢位に位置関係に姿勢に組み合わせに、運動の順番に意味があるはずなのです。それにはたぶんにアライメントの補正という側面が関わっています。アライメントの補正というのは単なる骨盤前傾後傾というような大まかなものではなく、仙腸関節などの細かい位置関係にあります。仙腸関節やどの関節でも例え整合性が1mmズレテも末梢においては何センチもの差になり結果筋活動に影響を与えてきます。
 特に仙腸関節は平面関節ともいえる不安定な構造であり、股関節のように球臼にはまっているわけではありません。新しい連鎖アプローチの紹介がまもなくできると思います。お楽しみに!!
スポンサーサイト

コメント:0

コメントの投稿

トラックバック:0