カイロプラクティック学会報告

カイロプラクティック学会報告 1

10月の連休11~12日の二日間、東京ビッグサイトにて第11回カイロプラクティック徒手医学会が開催されました。私が大会長として約一年前から準備をして開催に至った学術大会でした。多くの先生から『良かったんじゃないか』とお褒めの声をいただき、何とか成功裏に終わっようです。やはりスタッフが一丸となってとりくみ、臨機応変にその場の流れを読んで対応する柔軟性と主体性があってこそ、参加者の方々に満足感を持っていただける一番のホスタピリティーであると感じました。国も世界もつきつめれば基本単位は人です。これは規模の大小に限らず同じなのです。大きな組織だから取り立ててアカデミックな手法を取り入れているわけではなく、やっていることは変わらないのです。大企業も優秀な人達が山程いるはずなのに、相変わらず新聞では連日業績不振な企業を国が公的資金をなんたらで賑わしています。本当に日本のブレインたちを持ってしてもどうして予測もしくは対処できないのだろうか?かたやユニクロは社長が一度変わると業績が一気に悪くなり、そして再登板するとあっという間に不況知らずの勢いです。世界中の企業が不況のあおりを受けているなかで、何故にたった一人の人物によって変わってしまうのか不思議です。ということは、大勢で話し合ってもいいアイデアやヒットは生まれないのでしょうか?おそらくシステムはそれほど大きく変わっていないと思われます。ただ同じ会議をしても、どのようにでてきた意見を組とっていくか!またはその人にどのタイミングでどのように声かけしていくのか!というおおよそ数値上は生産性のない人の感情をいかに拾っていくかが大切なのでしょう。世の中の経済も含めて専門家や評論家がどんなに予想しても結局事後報告ということになってしまいます。理詰めではわからない人の感情というものにスポットを当てれば何かが見えてくるのでしょう。ユニクロの柳井さんはきっとそのあたりの察知能力が長けているものと思われます。
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日本カイロプラクティック徒手医学会の中川会長の開会の挨拶。
 今回のテーマはココロと身体はまさに、不確定要素の強いそして混沌とした答えのない時代背景のなかで人間さえも不確定な部分にスポットを当てる時代になったことを強く印象づけました。人の感情が変われば人の価値観が変われば、治療方法も変わってしまうのです。これは病態は一緒でもその病態を抱えた人間側の何かが変わったしまったことを表します。
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ご存じ、清泉クリニックの脇元 幸一先生。そのスケールの大きさそして癌も糖尿病もうつ病もそして整形疾患も全て同じspine dynamicsにて説明できてしまう。そして治療ができてしまうというおおよそ理学療法の世界が50年たっても追い付かないであろう領域に脇元先生はあります。毎回聞くたびに新しい情報が盛りだくさんです。例えば今回でいえば脊柱カーブをみることでその人の体力が推定できてしまうというものです。L3、L4、L5どこに腰椎カーブの頂点があるかでWBIと相関するという画期的なエビデンスをご提示いただきました。そして胸椎カーブが無くなること、それは心理的要素、栄養学的な要素、いわゆる疲労などの交感神経亢進による要素が原因として内在しており、単なるフィジカルなアプローチでは到底不十分なのです。カイロでは栄養指導やサプリメントと同時に患者への治療をすることが珍しくありません。確かに食をなくして機能改善を促すのは難しいですね。場合によっては常服している薬が原因で治らないことも多々あります。それら全ての要因をもって機能障害なのです。病院に勤務している間はおそらく関係のない分野かもしれませんが、人を探求していくならばいづれはココロと身体、そして真心や場の理論など哲学的な分野にも自ずと足を踏み入れることになります。
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人は重力に適応するためにあらゆる変化を身体におこしました。まだまだ重力に抗する身体としては不完全であることは間違いありません。この重力と姿勢という理学療法でも当たり前の出発点からココロの問題へのアプローチも開けてくるのです。
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そして何といっても最大の特徴はポスター発表や一般講演においてもベッドでのデモンストレーションがあることです。カイロプラクティックはテクニックを見せることに何のためらいもありません。むしろ披露したくて仕方がない人たちばかりです。誰もが極上のテクニックと自信をもっており、それゆえに濃すぎます。本当に「今から実技をやるから見においで~」と手まねきして呼び寄せますからすごいですね~
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ひたすら治療プレゼンテーションです。こんなのはカイロプラクティックでは当たり前なのです。
それも参加者は理学療法のように若いセラピストではなく、院長先生ばかりですから、中途半端な技術では納得してくれません。


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