運動連鎖アプローチ研究会 in静岡 part38報告

運動連鎖アプローチ研究会 in静岡 part38報告

 「Walking」と「Standing」の運動連鎖テクニック 
~ YA~MA Body Workコンセプト ~
日程:2009年 9月21日(月祝)
場所:聖隷クリストファー大学4号館4201教室
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 少し前になりますが、浜松での初の運動連鎖アプローチ研究会が盛況のうちに終えましたのご報告します。勉強会やセミナーといえばどうしても大きな都市で集中しがちですが、実は地方での開催を心待ちにしている人たちがたくさんいることがわかりました。確かにやる気のある人はどのような条件でも研修会に参加しますよ・・・といえばそれまでですが、実際は交通費を使ってそして時間をつかってでてくることが大変なセラピストも多々います。全国的にセラピストのおかれている経済的、職場環境などそれほど変わりはないと思いますが、それでも過程環境や心理的な壁というものた個々に違うのです。勉強会にいくといつも同じメンバーが集まっているということがありますよね。よって%はわかりませんが、立ちえばセラピストの10%ぐらいの人たちは毎月のように積極的に研修会にでてくるタイプ、そして30%は年に数回は研修会に参加するタイプ、そしてまた30%ぐらいは新人教育プログラムなど馴染みのなる場所や仲間がいるなどの身近な研修会に参加しているタイプそしてあとの30%は全く研修会や学会にでてこないタイプなどに分けれらるのではないでしょうか。よってその地方地方で開催することの意義は普段は会えない層のセラピスト達に出会えることでしょう。ところがその地方での開催するとよく思うのですが、その学習意欲の高さです。なかなか研修会に出られない状況もあった知識や技術にハングリーになっているのです。かえって参加に慣れてしまっていたり、大都市のように研修会なれしてしまっていると選択肢の一つとなってしまうからかもしれませんが、落ち着いたというか一体感は少ないかもしれません。地元の人たちで地元の空気のなかで開催できるメリットは産地直送ではないですが地元の特産品を現地で味わえる醍醐味と近いものがあるかもしれません。
これからのキーワードは地元開催ということになるでしょうか。どこでも地元なのですが比較的その地方の人しか来にくい環境がいいように思います。もちろん他県からも来られることがありますが、他県から来た人たちも全く違った環境で知っている人たちがいない、そして地方のセラピストのなかにまじって勉強できる新鮮さが初心に立ち返らせてくれるのでしょう。いつも同じ環境で団体の研修会に参加するのも継続性があっていいのですが、いつまでも同じチームにいるとその立ち位置が決まってしまい、新しい自分の可能性が引き出されなくなってしまうかもしれません。積極的に地方開催にむけて動いていきたいと思いますので、どんどんお声をかけてください!!
 さて内容ですが、立つことと歩くことのテクニックというのが今回のコンセプトです。立つことと歩くことは誰もができていることなので当たり前になってしまっていますが、実は立てる歩けるということと機能的に立つ、歩くとは全く別物なのです。街にでれば人々は抗重力に逆らって?歩いています。しかしそのなかでどれぐらいの人たちは愁訴なく誰から見ても機能的につまり判断としては滑らかに躍動感があってそして美しく歩いているでしょうか?それはモデルのように教科書通りに歩くということではありません。民族性と地域性がありますので全く同じになることはないのです。空港でCAさんをみていてもトップガンの映画ででてくる女性教官の後ろ髪がなびくウォーキングとは明らかに違います。日本で間違いなく立ち方と歩き方では日本一のはずですが、綺麗ですが間違いなくモデル歩きとは違います。そこには文化と環境とともに心技体が一体となった営みが立ち方と歩き方には必要なのです。ちょっとそこまでいくと理学療法からはかけ離れていきますので、あえて技術的なテクニックに落とし込む必要があります。
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まずは立ち方のテクニックです。立つというのは止まっているということですが、運動のcapasityがないと固まっているだけになります。つまり固まっているのと動くための構えつまり止まっているとは意味が違うのです。写真はstrategyのcheckをしているとことです。

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strategyのcheck結果をホワイトボードに記入

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立ち方のテクニック。呼吸に伴う仙骨の動きをモニタリングします。彼はとてもうまく仙骨を使えていたのでモデルとして出てもらいました。

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道場生一期生の下村さんも参加してくれました。呼吸に伴う仙骨の誘導をassistしています。

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呼吸に伴う仙骨の動きのチャートです。何故それが大切かというと背骨への動きへと連鎖波及していくからです。脊椎が伴わない動きはありません。この背骨が連動して四肢の動きが伴うことこそが真の体幹の機能なのです。

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恥骨結合のズレの機能チェックです。恥骨結合の機能障害はあらゆるスクリーニングテストによって顕在化してきます。ちなみに恥骨結合が上にずれている側の足関節の背屈運動は制限されてしまいます。

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これも恥骨結合のチェックになります。いわゆる股関節の屈曲ですのでstabilityのcheckや大腰筋の機能評価にもなります。股関節屈曲にてソケイ部が詰まるという現象がありますが、これも恥骨結合が挙がっている側になります。


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恥骨結合の改善方法はたくさんあります。徒手療法も有効な手段です。アメリカではPubic rehabilitationとして既に産後のリハビリではルーチンとなっており、日本でもこれから女性セラピストが中心となっての活躍が期待されます。

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最後は和風洋風の歩行checkです。上肢を体側に拘束することで体節の機能評価をすることができます。つまり、いくらOKCやアライメントや部分的な機能を促通したとしても歩きだしたらまた違ったタスクを入れないとダメなののです。確かに施術後に軽くなりました歩きやすくなりましたとなりますが、それがどれだけ継続した効果としてでてくるかといわれると、意外にその場限りです。根本的に学習されなければ反応レベルでは治癒とはいえないのです。またリハビリとは刺激反応のアプローチではなく本来、学習にあるべきです。

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ということでこれからも継続して浜松では開催していく予定です。またインフォーメーションします。お昼にウナギを御馳走になりました。やはり旬なものを現地でいただくことこそが大切なんですね。とても美味しかったです。スタッフの皆様ありがとうございました。

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