フランクリンメソッド

フランクリンメソッド
ボーンリズムとイメージュリー

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懇親会でのモートン先生

 Bodyworkを嗜んでいらっしゃるセラピストであれば、一度は耳にしたことがあるであろうエリック.フランクリンが考案した、フランクリンメソッド。世界に二人しかいないインストラクターの一人がモートンさんです。日本に在住で、一年のそれこそ半分以上は海外にてセミナーインストラクターとしてご活躍されています。
 トーマスマイヤーもそうでしたが、世界中のあらゆる文化や考え方に触れている先生方は、これだけの情報社会になっていてそれこそこれがいいとか悪いとか言っている時代ではないということをおっしゃられます。つまり必ずどんな方法も賛否両論があることを、人が全ての答えに賛同するわけがないという当たり前のことに気づくようです。また、この情報社会のなかでどの方法がいいだ悪いだということ自体がナンセンスだ!ということもモートンもトーマスマイヤ~共通しているところです。つまり、どんな方法も他のメソッドや知見が必ずエッセンスのなかに入っているのです。最新の研究や情報がリアルタイムに手に入る時代において、全てを一つの方法でみることはできないということ、得意と不得意があること、必ず恩恵を受けているクライアントがいること。世界各国をみていると、きっと何かに固執することの無意味さを知るのでしょう。さてさて、湯布院ボディーワークサミットにて初めてフランクリンメソッドに触れてまさに素晴らしいの一言です。今やどの方法やコンセプトも、脳を抜きにしては語れ無くなっており、全ては悩が情報処理した結果の変化といえます。吉田さんとも話したのですが、全ての方法はボディーワークといえるし、認知神経リハビリテーション、フランクリンメソッドやフェルデンクライスといえます。つまり必ず共通の原理原則、身体イメージやメモリーなどの脳機能がエッセンスに入っているのです。世界中でインターネットがあれば誰でも検索できる時代なので、勉強する人はみんな同じ情報を知っていて引用し参考にしているのです。コア~にしても、それこそリハビリだけでなくボディーワークやフィットネスなどのどの分野でもほぼ同じ様なことを言っており、理学療法が特に進んでいるとは言えないでしょう。ましてや疾患が絡んでの安全管理が唯一の真骨頂ですが、安全管理ができた上でのアプローチとなると、あとはハウトゥーの競合となるわけです。コアーアプローチなどは本当に山と情報が溢れていますので、ある程度のリスク管理ができていれば大半の方法は何らかの効能を示すことになります。PTが使えばピラティスであろうとYAMUNAであろうと、おそらく最も機能障害のある患者に対しては上手く対応できるものと思われます。しかし、アプローチは既存の方法よりもピラティスなどを応用したほうが断然よくなるという声はよくききます。既存の理学療法のいったい何がそうさせているのか?、まさに治療のコンセプトが無いということです。ステップアップがないのです。どの病態や対象も一つの方法で網羅しようとするところが既に間違いなのです。その観点からみれば、全ての機能障害もみれなくはないですが、選択肢の幅を医学という枠のなかで視野がいつの間にか狭くなっているところが問題なのです。広い世界を見てはいけませんよ~医学が最高ですよ、研究は最高ですよ~EBMこそが最も大事ですよ~と刷り込まれた頭のなかでは、フィットネスや流行りのエクササイズにナビクことはプライドが許さないのかもしれません。しかし自分に置き換えたとき、自らの腰痛や肩こりとか首の痛みが既存の理学療法でよくなりそうかというと、そこは目をつぶっている状態です。原因は分析してくれても完治に程遠いのがこれまた現状です。
 さて話が大分それましたが、ようやく本題に入りたいと思います。モートンは通訳の奥様のいらっしゃったのですが、とても気さくでユーモアのあるそして人を引き付けるリズムとトーンを有しています。まず手の挙上を促すイメージの体験から入ったのですが、これが当たり前のように片方の腕が軽くなり、手が伸びます。視覚的に上肢が挙上する場面を羽を使ったり小道具を使って、よりイメージを鮮明にして視覚的に見せます。我々はそれを眺めているだけで頭のなかで挙げるイメージを繰り返すだけなのですが、本当に身体感覚も左右全く違ってきて片脚起立も変わってきます。認知運動療法などで理論とまた臨床では体験していることが自分に降りかかると本当にびっくりします。本当にイメージによって身体は変化するんだ!と実感すること、この体験こそがbodyworkなのです。フランクリンメソッドでは、難しい理論よりもbone rhytihmeといっていわゆるkinematickな動きをイメージによって、または直接触診により、また位置を鮮明にイメージすることによって全く変わるのです。何を今さらといわれそうですが、自ら体験してその効果をしれば難しい認知運動療法なども、かなりシンプルにとらえられることができます。文献などで難しくし知識に埋没してしまうよりも、いかにシンプルに体験できるかが最も大切なことなのです。でなければ考えることにエネルギーを取られすぎて、実際のアクションが小さくなってしまっているからです。
 私自身は骨盤の研究をずいぶんしてきましたが、動きの知識はかなりあるつもりです。しかし具体的に骨盤の運動学をイメージと確実な指標をベースにモニタリングしながら変化をおっていくと本当によくなります。私自身骨盤が簡単に補正できて楽になる体験はそうありません。一般健康人というより治癒とは本当に単純なもの、単純な単一な刺激によってのみ脳はダイレクトにその刺激に対して呼応してくれるものと思われます。
 大事なことは集中してやること・・・これも当たり前ですね。特に骨盤やクラニアルはPT自身が詳しくないので、知らないものはイメージさせれないのです。しかしながらこの骨盤は仙腸関節、そして恥骨結合という観点からは相当大切です。
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ブレイク中に通訳&奥様とお話し中のモートン氏。内容における詳細はお見せできませんが、pelvic powerの本をご参照ください。
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 参加者はPTが半分、bodyworkerやパーソナルトレーナーが半分といったところでした。

解剖学に基づいたランドマークを指標に、運動学を実際の動きの中でイメージを比喩などを使いながら鮮明にしていくという作業だけなのですが、ここに単に筋の使い方というファジーな側面だけでなく、アライメントさらには運動学、バイオメカニクスというはっきりした指標を用います。世界中のあらゆるものを見聞するなかでたどり着いた普遍的なものです。当たり前すぎて、拍子ぬけする方法を好まないPTは今一度単純なオーソドックスなところに戻り、臨床のなかで検証しながら積み上げていくことが必要なのだと思います。
 またセラピストから患者をみてアプローチとというスタンスに慣れすぎていますが、ともに動きを共有しながら誘導していくという参考になりました。
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