和風洋風とアライメント

宗形テクニック考察2~和風洋風とアライメント~


 宗形先生の本当のコンセプトは短時間の講演では本当にわかりません。
実際にじっくりと飲み会を含めて?話をきいてみることで、新たな発見が多々ありました。
伊達にアメリカで30年近く臨床をやっているわけではないのです。
シンプルだからこそ、そのシンプルに信念をもって取り組めるかどうか、
しっかりと自らの施術の効果をフィードバックするシステムを自ら有しているかどうかが
大切なのです。
さて運動連鎖アプローチ研究会では和風と洋風の姿勢に分類してウォーキングテクニックを紹介してきました。和風は骨盤が後傾気味で脊柱も屈曲傾向ですが
その姿勢をとるためのテクニックが必要です。同じ腰椎前彎で骨盤前傾がいいといっても明らかに民族差があります。アフリカのランナーなどは相当の前彎前傾で走っていて、高いパフォーマンスを発揮しています。つまりそれが機能的なようです。

大腰筋は基本的には長軸上に腰椎を牽引する機能があります、屈曲位だと大腰筋は腰椎を屈曲方向に誘導してしまいます。
だから帯や草鞋や着物がアイテムとしてできたのです。またしこ踏みや和式トイレもしかりです。
帯や恥骨を前方に出すことで腹部が締まって、センタリングができ大腰筋が抗重力筋としての作用を保持できます。またやや屈曲位ですとaxialへの牽引があって初めて帳尻があいます。つまり帯や袴などの着物は必ず腰を締めますが、これこそが長軸方向に股関節と骨盤を締めて牽引するアイテムなのです。ジャイロではまず骨盤と股関節のnarrowを相当強調しますが、骨盤と腰椎に問題を生じやすい民族であるからこそ、古武術や整体、合気道などの合理的な身体操作が伝統として残っているのです。そしてそれが器用さにつながり、四季折々の風情と相まって豊かな感情表現が培われたものと思われます。南国で最初から自給自足で食っていければ、働かないダメ男が増えるように何かしらコンプレックスや問題がなければ必要性もないのでモチベーションにつながらないのです。
 日本文化にはどうしても仕方がない欠点を補うためのツールが生活習慣のなかに組み込まれているのです。
 現代の日本人はそのようなツールがないため、前傾前彎にすればいいかというとこれがまた機能障害を引き起こしてしまいます。やや後傾の和風の場合は恥骨を前に出して、腰椎を長く伸ばして腹部をしめることで長軸のベクトルを維持することで大腰筋の機能を保持できます。格闘技は大半がこの恥骨結合が前方にでた姿勢でオフェンスとディフェンスをしています。
日本人の武道の達人たちは体力ではなくて、身体感覚や身体操作に長けていることが達人の定義であるようで、
 和風の人は洋風に変えても結局調子が悪いことを考えると、教科書的な姿勢には矯正できません。
 究極的には確かに脊柱アライメントのS字カーブを保持する、もっというと骨盤のアライメントを保持するということに至ると思います。自らの機能的な骨盤の肢位をみつけることこそが大切なことなのです。
 屈曲するとアライメントが崩れてしまうというならば、屈曲の仕方のテクニックを学ぶ必要があります。これは、背骨全体が円を描くように牽引されることによって保持することが一つの方法です。
 
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