腸骨のアライメント

宗形テクニック考察~腸骨のアライメント~

毎日の臨床でみてみると右がPI腸骨が大半です。
では腸骨の高さとしてみるとどうなるか?
PSISで、みるとPIは低くなります。しかし腸骨の高さでは違ってきます。
宗形先生がおっしゃっていた90%右が高いというのは、

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触診の方法でASISのあたりに手をそえて触るのでPI側が高くなります。

腸骨陵の高さもどこを触るかで高さは全く違ってきます。
前傾よりも直立した骨盤のほうが腸骨陵は高くなる可能性もありますし
後傾するとASISに近い腸骨がせりあがってきます。
腸骨が高いというのを腸骨の前傾か後傾かという判断が難しいのです。
左右に特徴があることは間違いありませんので、PSISを触るとPIだと思われます。
しかしこのPIも坐骨が前に上方回旋する場合とPSISが後傾してくる場合があるので
このどちらも後傾になってしまうのが頭痛の種です。

確かに姿勢によって高さは変わります。
stabiliryが悪い側は特に姿勢によって変わります。
一番いいのはどの姿勢でも変わらないということです。
まずは頚椎や咬合、股関節や足などの要因を取り除いてから
骨盤の変化を評価して、その姿勢のASPIをみることです。
stabilityが悪い側の変化が小さくなれば治療効果があると判断します。
私もsupineにて左がPIで立位ではASという例をみます。
supineでは咬合に引っ張られ、立位では立ち直りが入り右荷重になることで相対的に
PIになります。肩の高さもsupineでは左が高く、立位では低くなります。
腸骨の変化は最終的な効果指標としてみるようにして、
姿勢による変化を少なくするようなセルフコントロールが大切で、宗形先生もその指導を
中心としてコンセプトを組み立てているように思います。

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骨盤の高さをどこでみるか?

アライメントをみることはとても有効であると感じています。
施術後動きが良くなった、軽くなったというのは効果指標として大切ですが、具体的にどこが変わったかというのはアライメントでみるほうがいいでしょう。
愁訴できいたことは、本当に何パーセント良くなっているかはわかりません。愁訴は改善してもまだ改善できていない部分があるという部分をみることは勇気がいります。
間違いを他人にみせる、点数をつけられるというは嫌なもので、自らが本当に良くなったかどうかを客観的な指標でみるのは勇気がいります。軽くなりましたという反応が具体的にどういうことなのかを知る必要があるのです。宗形先生はさらに動かしてみて、戻ってしまうかどうかも確認します。施術歩く軽いという流れではなくて、施術さらに動かしてみて元に戻るかどうかをみる。戻らないようにするためには、そこで初めてセルフコントロールがあります。その指標がアライメントということになります。定量的なマシンなどではなくて、普段のマニュアルでできる方法なのです。どれぐらいの持続効果があるか?リハビリに来ていればいいが、また基に戻って帰ってくるというのはもしかして何かが足りないということなのかもしれません。その時の改善にて患者さんは満足度が高いですが、実際には延々と病院に来るからです。

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どの場面をとっても腸骨から脊柱のアライメントが一定に保たれています。

 宗形先生はアライメントを整えても屈曲方向に動きが入るとすぐに崩れてしますことを指摘されます。
人間は正しい脊柱アライメントを崩す動きをいくらでもできてしまい、四足の動物とちがって脊柱を屈曲してしまうとすぐに腸腰筋の屈曲の働きが促通されてしまう、もしくはstabilityの左右差に引っ張られてしまうようです。理想は常に脊柱カーブを保持するということになります。実際に宗形先生はそれを実践し20年間良いアライメントを保持し機能的です。究極ですがS字カーブをできるだけ崩さないように生活する、腸骨のアライメントの変化を少なくするということが、もしかして奥義なのかもしれません。
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この姿勢アライメントの保持が実は最も大切な指導であり、究極のbodyworkなのかもしれません。
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