臨床日記コーナー



「祝ワールドカップ」

臨床とは余り関係ない事なのですが、サッカーワールドカップ出場よかったですね~。職業柄あらゆるスポーツを観るようにしているのですが、サッカーもどうしてこの選手が・・みたいな評論は本当にしたくなりますよね。指揮官は本当に大変だと思います。それでは、少し早いですがドイツでのワールドカップを占ってみましょう。その前にサッカーの不思議は、その国の文化や気質などが如実に表れるのは面白いですね。また、経験が非常に大切であり、ユースの時代から国際試合にて活躍していることが、その後のオリンピックやA代表にまで影響を及ぼすとのことです。なんだか、身体能力が優れていてセンスがあれば経験などは余り関係ないような・・特にFWは得点を入れなければいけないので間違いなく能力だろうと思ってしまいますが、必ずしもそうではないようです。しかしながら、明らかに世界のFWとの圧倒的な能力の差は、経験を積むだけではどうしようもないように思ってしまいます。おそらく、これがサッカー後進国の日本の辿る道なのでしょう。国際経験云々も国内リーグのレベルが向上すると、そのまま世界のビッグクラブにて活躍できるようになるのかもしれません。
  歴史を紐解いてみると、ドーハの悲劇・・今でも思いだします。ゴン中山が得点を入れて後半退き、福田と武田が投入されました。ムードメーカーが退いたことで、一気に気運がイランに傾いたように感じたことを思い出します。99%ほぼ完成しかかっていたシナリオが、最後の最後に崩れた瞬間でした。オフト監督にとっても最初で最後の魔物に喰われた瞬間だったのかもしれません。トルシエは決勝トーナメントに入ったとたん、タクトがぶれだしました。FWの西澤を急に起用した結果、全くといっていいほど機能しませんでした。西澤の起用は森島とのセレッソコンビにおいてこそ本領を発揮するはずなのですが・・新者の意外性に賭けたのかもしれません。ぬかるんだピッチに得点の入りそうな気配は全くありません。サントスの前半での交代もさらに期待感を削いだ格好となりました。ジーコはどうでしょう・・海外組み固定メンバーであくまでこだわってチームを組んでいるのは、ブラジル代表ならではの経験が生きているんでしょう。ブラジル代表・セレソンはいつどこで召集されても素晴らしいパフォーマンスをみせます。合同で練習する機会も多くないでしょうし、日本のようにそれほどミーティングで話し合うこともないように思われます。確かに受けに回ったときにやや脆さをみせることを考えると、守りに関しては日本のように決まりごとをしっかり遂行していくことが大切なのかもしれません。しかしながらこの守備も一瞬の間で世界のFWに抉じ開けられることも多々あります。現在、日本代表は中田がかなりのタクトを振ってチームを牽引しています。チームを機能させる能力に長けているのが中田だといえます。しかしながら、中田自身は所属チームでは先発にほとんど起用されない立場にあります。中田が他の戦術やポジションを求められたときに答えられない傾向があることも確かです。またフイニッシュ能力に欠けることも確かです。O-Oの均衡を破るのはやはりゴールしかありません。大黒のような周りを生かそうなどという発想ではなく、入れて何ぼや~的な感覚が必要なんだと思われます。一人で打開する能力・・これが日本代表に欠けていることなのかもしれません。周りがレベルの高い選手でまとまっているときは、有機的に楔になればいいのですが、自らが打開しなければいけないチーム事情の場合は結果が全てですのでポジションや役割に拘っていられなくなります。





2005年06月12日

「実技志向の傾向について・・」

毎回講習会を開催するたびにでる要望は実技を多くしてほしいというものです。
しかしながら実技を実際に習得するには3日間みっちりやってもなかなか習得できるものでは
ありません。現在2ヶ月に一回の割合で二年近く勉強会を開催している病院があるのですが、そこではようやくほぼ全員の参加者が運動連鎖アプローチの実技とコンセプトを習得するに
いたっています。
 あらゆる講習会で聴講した内容は必ず臨床でのヒントが含まれており、そのなかからアイデアを拾い上げあられるような思考過程ができることが望まれます。
 実技一辺倒ではどのように臨床で有機的に導入していくかはまったくわからなくなってしまうことでしょう。むしろ、その技術を行うことが目的となってしまうという本末転倒なことにもなりかねません。
 本来、運動連鎖アプローチ研究会では技術メインではなくコンセプトを売りにしたいとゆう方向性を掲げています。なぜなら、徒手療法を売りにしている講習会は山ほどありますし、あらゆる治療方法の講習会のどれもが実際の臨床に即したコンセプトが足りないと感じていたからです。
 技術メインであれば最初から~技術研究会のような名前をつけたに違いありません。
 仙台で開催した運動連鎖のためのパルペーションテクニックは一日半の開催でほとんどが実技でしたが、それでももっと実技を・・・という要望でありました。コンセプトを売りにしている講習会でこれほどま実技に時間を割いている講習会は少ないと思うのですが、最近の実技志向の傾向にはさながらびっくりさせられます。
 臨床で常に疑問を持ちながら頭の隅に置いておくと、講習会で思わぬ回答がえられることが多々あります。習得しようというよりも、ヒントを得よう・・臨床でのアレンジを常に念頭においておくとが10年後の俺流を作ることにつながります。若いセラピスト諸君、精進ですよ~



2005年05月06日

「リハビリは暦どおり?」

ゴールデンウイークも明けて、ややペースがつかみにく一日でした。何年やっても日々のリズムが変わると調子がでないですね。そうやって考えると臨床は、毎日コツコツと続ける中で始めて維持もしくは向上するものだなと感じます。さて、最近は日曜日や祝日もリハビリをやっている病院が増えてきましたね。確かに、医師も看護婦も交代性とはいえ日曜祭日関係ありませんもんね。リハビリのみ暦どおりというのは、言い方を変えればやってもやらなくてもいいということになってしまいます。しかしながら、ヒトは権利は主張するものの、一旦覚えてしまった楽な?ことを撤回する勇気はありません。昔からの通例として行われている事項を変えることもなかなかできないことです。伝統や歴史はもちろん尊重されるべきものだと思いますが、かえって新しい流れをせき止めることにもなりかねません。休みの件も身体が覚えてしまったリズムですので、これが大変だんですよね。新人の方もまず直面するのが夏休みです。よーく考えると生まれてこのかた、8月は休みなんですよね。それが社会人になると8月も働きます。これがまずリズムを崩します。そして、私が面食らったのが土曜日の一日出勤です。これも働き出してからも土曜日はせいぜい半日でしたから、永生病院に異動したときには土曜日の午後のテンションがなかなか上がりませんでした。身体も生活も全て、従来の暦を基に構成されているので仕方ないですね。来るべき365日出勤に備えて気持ちだけでも準備しておこうかな~そうそう、今日は事務局長の石嶺さんの誕生日です。Happy Birthday!!



2005年05月04日

「運動連鎖アプローチ研究会のスタッフの地域性・講師選定の基準は何か?」
何故、東京に本部のある研究会なのにわざわざ沖縄や岩手、仙台などのスタッフが中心なのか?不思議ですね。日替わりスタッフにて全国津々浦々にネットワークを拡げようという狙いなのか?一言でいうと縁を頼りに運営しているため、一見非効率的ともいえる場当たり的な運営になっているんだと思います。しかしながら、不思議と縁はつながってくるものです。レールは次の駅にさらに次の駅にと辿っていけば何年後かには上京しているかもしれませんし、海外に漂着しているかもしれません。その時々でヒッチハイクのような感覚ですね。大事にしているのは必然性です。どれだけ、その瞬間に思い入れを高められるかということを基準に人選をしていきます。講師の依頼に関してもそうです。その人の思いや伝えたいことが沢山あればあるほど、新たなエネルギーが参加者をうつことになります。いわゆる基調講演になるとお客様としてお呼びすることになり、必ずしも主催者の意図やコンセプトがうまくつたわっていないことがあります。どんなにすばらしい能力を持っていても、所属チームが変わると能力が発揮できないということがあります。どれだけ必然性があるのかという基準で選ばないと、有名選手であるというだけでは能力を発揮せずに解雇という憂き目にあいます。キーワードは相思相愛であることです。もしくはハングリーであることです。




2005年04月26日

「介護予防・・パワーリハの是非」

本日、初めての介護予防事業のための訓練に行ってきました。場所は東京都稲城市にあるケアハウスハーモニー松葉という老人ホームです。市の委託事業ということで都老健主導のコンセプトを参加者に対して提供してこうとするものです。最近は俄かに介護予防がうたわれており、時節のPT学会演題もすさまじいばかりの地域リハビリ系の演題がでています。私自身も以前から機能障害に対するリハビリという視点からさらにはより運動のキャパシティーを拡げていくためのアプローチに対して是非やりたいと思っていましたので、これを機会に是非見聞を拡げたいと望んでいたろことです。
 結論からいいますと、リハビリ的な調整技術によるノウハウとマシーンを使ったストレングスをミックスすることですばらしい恩恵をこうむる事ができるということです。見かけ上の筋肉は使えないという、筋力至上主義に意義を唱えるのは正しくないということです。山を登るのに筋力は要りませんか?ということです。もし自らがアスリートなら筋力強化をしますね、絶対に・・筋肉の量が多いということはそれだけ環境の情報を仕入れるレセプターが多いということです。あとは、慣性などの力学的な力に変換しやすいというメリットもあります。我々がせめて筋力強化のプロでなければ、協調性や運動連鎖といっても対外的には独りよがりの形骸化したものになってしまいます。
 つまり、フィットネスクラブでも指導できるノウハウに運動連鎖的な発想ができるというのはカッコいいと思いませんか?



2005年04月26日

「臨床家」

日記を毎日書こうと思うのですが大変ですね。しかし、自分のためにも毎日書くことを義務付けて行きたいと思います。今日のお題はズバリ「臨床家」です。
 臨床家というのは、毎日患者に携わるなかでの自分自身のセルフコントロールとモチベーションの継続が大切です。しかしながら、ただ毎日みていれば右肩上がりで成長していくかというと、決してそんなことはなく、かえってマンネリに陥ってしまうこともあります。たまに気分転換をしたり外の刺激をもらうことで、エネルギーが湧きでてきてまた頑張ろうと思うことも多いですよね。自らのやっていることへの報酬と評価があればこそ、長い臨床生活を有意義にすごしていけるんだと思います。本当は、臨床半分・研究半分のほうが伸びていけるんだろうなと思うこともあります。そんなジレンマを抱えつつ日々を送り、葛藤を繰り返すことがある意味現場に立つことの醍醐味なのかもしれません。
 毎日臨床に携わることでわかる苦労やひらめきなど、本当に臨床は綺羅星のごとくアイデアや法則が埋もれています。私自身はこれからも一臨床家として皆さんと同じ土俵にたって気持ちを共有していきたいと思っています。
さて、さすがに眠いのでもう寝ましょう~



2005年04月03日

「一単位の起承転結」

今日から少しずつ臨床の四方山話をしていきます。まずは、一人の患者様に対する一回のリハビリテーションの起承転結についてお話します。誰もが、一回の一単位・もしくは2単位のリハビリの時間の中で一つの結論をだして終わりたいと思うものです。なんとなく後ろ髪を引かれるような終わり方をすると今ひとつ気分が悪いものです。コミュニケーション、患者と治療者とのハーモニー、その日の状態を考慮した上での治療選択・的確な指導など、決して一つのコンセプトからだけでは治療は完結しません。しかしながら、一度や二度は入れ込みすぎてかえって深みに嵌ってしまったこともあるはずです。そんなあり地獄?に陥らないための秘訣をお教えしましょう(エラそうに)。時間が止まったな・・いや停滞した瞬間にすぎに治療ポジションを変えることです。仰向けなら横向きに、また座位から立位へと目先を変えていきましょう。なんの根拠があるのかと言われそうですが、実は非常に大切なメカニズムが含まれています。是非この内容についてご意見も含めてご報告くださいね。コミュニケーション広場で書き込みできますよ。



2005年06月17日

NEW「手技は何故今ソフトなタッチになっているのか?また自動運動になってきているのか?」

徒手療法などで、仙腸関節に対するアプローチがどんどん軽くなってきていますが、それは何故なのでしょう~?講習会などでは軽くでいいだ・・頭蓋なども5gタッチが推奨されたりしています。経験的に積み上げられてきたものではありますが、いまだ十分な説明がなされていないようです。またハンドリングおよびPNFも非常に似通った誘導の仕方になってきているようです。両方の講習会にでているヒトなどに聞くと今はPNFも抵抗運動ではなく、動きを誘導していくような方向性であるとのこと・・ボバース法の反応を引き出す狙いと近似しているとのことです。時代は何故かパワーリハなどの筋力強化と動きを誘発するためのマニアックな施術の二極化時代に入ってきたといっていいでしょう。後者はまさにセラピストの感性と経験がなせる業であり、理論が先にあったものではありません。いわゆる芸術が科学に先行するということなのでしょうか?今まさに、筋力強化マシーンやクリティカルパスなどによってROM訓練や筋力強化の比重が減ってきたことによる、最後の砦というべきものかもしれません。スポーツリハも病院としての役割に限界がみえてきています。選手自身もパーソナルトレーナーなど自ら選択できる時代になっており、スポーツの専門家が数多く世間にはみられます。スポーツ現場がPTの安全な?安定した職場ではないことも今ひとつ伸び悩んでいる要因かもしれません。話がそれましたが、その答えは運動連鎖にあります。別に当研究会が運動連鎖アプローチ研究会であるからということではなく、PTの専門性が運動連鎖なのです。詳細はまた後日にお話しますね。



2005年06月27日

「治療効果のプレッシャー」

運動連鎖アプローチ研究会も早15回の開催を終え、我ながら良く続いたもんだと感心しています。当会の方向性としては一つのコンセプトは系統だってレクチャーしているわけではありません。毎回テーマが変わって講師陣も変わるため、たまたま参加できた講習会の内容が必ずしも連続性をもった内容ではないこともあります。つまり、よくある初級・中級などというセミナーを会場を変えて開催しているわけではありませんので、一度やったテーマは二度とやらない可能性もあります。これは私の臨床そのものを如実に表しています。つまり、なんでも取り入れて常にマンネリしないように・・良く言えばこういうことですが、ようは飽きっぽいんですよね。同じことを二度繰り返すことがツマラナク感じてしまうのです。同じことを繰り返すということは、以前の結果のでた状態を再現しようとする意識が高くなるあまり、患者の状態を感じていない可能性があります。これはマズイです。前回好結果がでればでるほど、次回のつまり本日の治療にプレッシャーがかかってきます。前回、患者様に「すごく楽になった~」とウルウルの眼で大絶賛を浴びれば浴びるほど、次回の治療での患者様の期待に満ちた表情はさらに我々にプレッシャーとなって跳ね返ってきます。できれば、いい想いでのままで別れたい(笑)と考えるのは、恋愛事情と同じかもしれませんね。話が脱線・脱線してしまいましたが、臨床もあえて違う方向性から入ることで結果的に粘土をあらゆる方向から付け加えお城を造っていく作業に似ています。人にはあらゆる法則性にて成り立っています。同じ方向から砂の城を造るとか細いものができてしまいますが、あらゆる方向から造るとピラミッドのような土台ができてきます。
さてさて、本題はプレッシャーの話でしたね・・・どのように克服するか・・・「よくなったです」と言われた瞬間に以前は「これはたまたまだ!」と否定して戒めていました。現在は、運動連鎖がわかるのでまだここが残っている・・と冷静に判断をしています。やはり味噌は詳細な分析ということになりますかね~



2005年07月10日

平成18年度 2006年~ 運動連鎖アプローチ研究会ゼミコース 開催予定

運動連鎖アプローチ研究会も20回を迎える開催をしてまいりました。参加者のご意見は賛否両論さまざまであり、改めて開催回数を重ねるごとに研究会の運営理念の難しさを感じています。そのような中で、大変有難いことに研究会の理念に賛同いただきリピーターとして毎回のように参加していただいているセラピストの方々もいらっしゃいます。研究会の開催内容が毎回多岐にわたっているというのが一つの特色として打ち出していますが、反面系統だって学べるコースの需要も高まってきています。それをうけて、来年度より運動連鎖アプローチ研究会ゼミコースとしまして、1クール3ヶ月12名程度の参加者をつのり少数精鋭にて開講していきたいと考えています。開催について、あらゆる形態を考慮中ですが皆様からもどのような形態を希望しているかご意見をお寄せいただけると幸いであります。



2005年09月20日

脇元先生の講習会を終えて
先日運動連鎖アプローチ研究会part18が終わりました。脇元先生の講義は慢性疼痛のメカニズムを心と身体という多岐な側面からご講義いただきました。一言でいえば、ストレスに強いからだ作りつまり抗重力に強い身体作りということになります。疲労しやすい身体というのはストレスが蓄積されやすく、交感神経を刺激することにつながります。有酸素能力を上げること、つまり遅筋を鍛えること、ATレベル以下で運動を行うこと、などが有効となってくるのです。ストレス耐性とは抗重力下での体力が大きく関わっているということです。





















スポンサーサイト

コメント:1

山本尚司
運動連鎖アプローチ研究会の山本です。
大変不思議?なHPですね。
まだ、見方(笑)がよくわからなかったのですが、是非セラピストの向上のために(ちょっと趣旨が違うかもしれませんが)頑張りましょう。

コメントの投稿

トラックバック:0