運動連鎖アプローチ研究会in千葉流山

運動連鎖アプローチ研究会in千葉流山報告

IMG_3778.jpg
講師の先生の皆様(左から皮膚科医師の榎本先生・中央に日本初のPT田口先生・右に助産師の白木先生)最後にはこんなにも講師の先生方も意気投合、お互い女性として一つの道を歩んで生きてきたことに対するリスペクトかもしれません。

 4月19日千葉流山中央総合病院にてレディースプロフェッショナルが開催されました。レディースプロフェッショナルだけに一般参加者の大半が女性で男性参加者は3名のみでした。最終的には40名近い参加者にて開催したのですが、ニュースを出した当初は道理で参加者が伸びないはずです。どこの研修会も大半は男性参加者が多いなかで、男性が来にくいテーマだったからです。しかし終わってみると男性こそが参加しなければいけない研修会でした。女性のニーズや価値観を知らずしてこれからのリハビリ業界は伸びていけないでしょう。社会においても団塊の世代の行き場がなくなっているという噂を聞きます。社会でも家庭でも疎外感を感じているからこそ、仕事に打ち込む固執するしかないとのことです。よって日本の政治家や企業の重役の平均年齢は高いのです。若手にサッサと道を明け渡すと、自らの行き場がなくなるからです。リハビリも基本は男性社会であり、著名な偉い先生は大半男性です。男性セラピストにとっては目標であり、憧れであるためさらに誇張して意識して神格化させていきます。自分が師事する師匠は偉くなくては困るからです。男性は基本的は強いものに服従します。あっさり兜の緒を脱ぎます。下克上はよほどのことがない限りは謀反は起こしません。特にPTはそう言った人種です。女性は力のある男性には、さらに自らの輝きを磨くために寄り添います。またカッコイイ女性の行き方や立ち振る舞いは、自らがさらに綺麗になるため、イキイキと生きるために輝くために、少しでも近付きたいと思います。ストイックさではなく、華やかさ幸福感がキーワードになります。女性が職人的という表現はあまり似合わないわけで、自分らしく生きる、表現するためのツールなのです。カッコイイ行き方ですかね~キーワードは…男性がカッコイイ生き方というと、なんとなく軽いイメージになります。さてさて前振りが長くなりすぎましたが、ようは男性の価値観による目指すセラピスト像と女性がイメージする未来像には大きな相違があるということです。
IMG_3752.jpg
 真剣な眼差しで講師の田口順子先生の話を拝聴する参加者。観ての通り女性参加者が大半です。
どこかリンとした眼差しのなかに、女性の未来を見た気がしました。

 午前中は女性セラピスト第一号の田口順子先生です。清瀬リハビリテーション学院第一期生であり、入学者12名のうちの紅一点であったようです。当然、周りには全くモデルはなく、好奇心でなければとても飛び込めない時代でしょう。臨床経験45年というおおよそどう逆立ちしても追い付かない臨床経験です。またその好奇心が衰えることは全くといっていいほどなかったようです。情熱の人・・・まさにその言葉通りの重鎮でした。NGOやフェルデンクライスなどその活動は多岐にわたり、代名詞となっているフェルデンクライスも歩いていて案内が眼に入ったから申し込んだという、犬も歩けば棒にあたるではありませんが、偶然もいいところです。しかしながら、21世紀の治療方法だとすでに既に確信したようです。筋力とかROMではなく、眼に見えない副運動による可動性や、身体感覚を重視した学習が背景となっている体系など、現在なら当たり前のことが何十年も前に直観的にこれだと思われたそうです。お話されていることは脳科学が進歩した今だからこそ当たり前なりつつあることが、既に田口先生のなかでは当たり前として認識されていたことに驚嘆します。
IMG_taguti.jpg

 最近歴史を知る必要性をひしひしと感じています。何千年という歴史の上にたって今ここにあるわけで、もちろん歴史の弊害もあると思いますが、それは現代において未来に向かって上乗せしていけばいいことです。温故知新、まさに今こそふるきに学ぶ時代になったように思います。現代は型にはまったこと・・・に対してネガティブなイメージを抱きつつあります。型にはまらないことが美徳とするならば、いったい人間はどこに拠り所を持てばいいのでしょう。自国にも宗教にも家族にさえも帰属意識がなくなった日本人は、結果的に独居老人などの寂しい老後を増やし、行政により民生委員などの活動を通じて崩壊した家族社会を補おうとしています。
 すべては自分の価値観で動く・・・たかが20~30年の歴史のなかで一から築く価値観など何千年もの歴史に比べれば本当に小さなものです。全ての常識を破っていく、またタブーを侵すことで得られる注目度など、結果的に少しずつ結界を破っていくことでいつのまにか迷子になってしまいます。日本の慣習は確かに弊害も多くあります。鎖国でいくところまでいった島国根性を払拭する時代は終わり、ようやく日本的な良いところがピックアップされる時代となりました。
IMG_3761.jpg
また驚くべきはフェルデンクライスの源流は講道館の加納治五郎との出会いだったそうです。柔道の祖である加納先生とフェルデンクライスとの出会いが、逆輸入のような形でbodyworkとなって入ってきている事実は日本人の血潮を引きついている方法なのかもしれません。柔道にみせられたぶち理学者のフェルデンクライスと東京帝大の出て当時としては珍しい英語を駆使してコミュニケーションをとれたからこそできたメソッドなのです。
 また報告のpart2は項を変えて御報告します。
 
スポンサーサイト

コメント:0

コメントの投稿

トラックバック:0