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日本カイロプラクティック徒手医学会総会セミナー

ココロと身体へのアプローチ
Body work approach
 
active assist テクニック

内容:身体イメージ・コアー・エクササイズ・呼吸が混然一体となって効果を発揮するのがbodyworkのコンセプトといえます。body・mind・spirit三位一体となり心身への効果も計りしれません。リハビリというより、現代の社会のなかでは自らの身体においてより適応となることでしょう。今回、そのコンセプトをリハビリ現場に応用できるactive assist typeのコアーコンセプトを紹介したいと思います。activeとpassiveのコラボレーションテクニックを臨床の場に持ち帰っていただきたいと思います。

期日 平成21年3月29日(日) 15:20~17:00
会場 東京ビッグサイト 会議棟 103-104号室
定員 25名(定員になり次第〆切り)
講師 山本尚司
参加費 無料
申込 参加希望の方はメールフォームからお申し込みください。
日本カイロプラクティック徒手医学会総会の引き続き開催されるセミナーになりますので、参加費などは無料です。日本カイロプラクティック徒手医学会会員でなくても、どなたでも参加可能です。


 「ココロと身体」というテーマは第11回カイロプラクティック徒手医学会学術大会のテーマでもあります。ココロと身体というアプローチを理学療法においては縁遠いことは確かです。人は心身一如であることは確かですが、病院という組織そして医療というカテゴリーのなかでは、チーム医療を担う一スタッフという立場になりますので特に心に直接アプローチすることはありません。しかしbodyworkというカテゴリーを得ることで、脳と身体、そして心と身体というツールを手にすることになりました。bodyworkはヨガやピラティス、ジャイロキネシスなどがありますが、それらを紹介するということではありません。
リハビリの実践を繰り返す中で、bodyworkへの応用はやはりactive assistであろうと思われます。
bodyworkは基本的にはactiveです。それはスタジオレッスンやプライベートレッスンという形式をとるbodyworkは、日本ではフィットネスの世界にまず入ってきたという経緯もあります。しかしながら、病院においてはクライアントは患者になります。また外来よりも入院患者の流がメインの日本の病院においては、ADL障害という目線になります。外来メインのクリニックにおいても、高齢者が多く手術後の患者、そして医療保険の枠でのリハビリ、リハビリ室の雰囲気とレイアウトなどが重なり、bodyworkのモードにはなかなかなれません。環境の問題も大きな影響を及ぼすのです。
 bodyworkを体験していくなかで、確かにリハビリとは別の感覚や身体感覚を得ることができます。診断名に規定されない、コアーというベースをもって身体をみるモードになれるからです。治療ベッドの上にていかにbodywork的な要素を入れられるか・・・これは大きなテーマとなっています。つまり最初からbodyworkをすると決めて取り組むのか、機能障害として個別の内在的な連鎖をみていくなかで全身へのエクササイズとしてシークエンスを組めるのかどうか?つまりリハビリの種目の構成能力を伸ばしていかなければいけないのです。これは新たなスキルということになります。私も治療院の1Fを新たに借りて、bodywork仕様にして、クライアントをbodywokモードを試していますが、仙腸関節を整えコアーを高めるコンセプトだけでも1時間があっというまにたってしまいます。他動的に徒手にて施すアプローチと能動的なコンセプト、病態によって適応が違いますが、どちらでもいけるクライアント層がたくさんいます。ようは迷わないこと…モードを完全に自分の型を信じてスイッチを入れること、それこそが最も大事なことです。すべてを一つのモードで網羅できるわけではありません。しかしながらイイとこどりを自負しているセラピストが多い理学療法事情のなかで、本当に効果的で迷いなく取捨選択できて、どの単一の方法よりも効果を上げることができるのかが問われてきます。何でも幅広く勉強してひとつの方法にこだわらないというスタンスは、独立した瞬間に型がない個性がない売りがないという現実に直面することになります。しかし一つの方法にこだわるということが結果的にコアーなファンを引き付けることにもなります。よくメディアでブームだ流行っているといわれても「えっそうなの?」的なことは沢山あります。そして情報を知った我々は遅れてはいけないという思いに駆られ、話題についていきます。しかし本当に何かを成し遂げる人は、どうやら世間の情報には疎かったりします。
 さてさて、他動的にアプローチできるからこそ能動的な効果もわかる・・それがPTの真骨頂だと思われます。その他動的なアプローチも形だけでならインストラクーでも学生トレーナーでも十分にできます。ようは、本当に使い分けと適応を見極め、その上での施術のプロでなければいけません。技だけであれば、実はセラピスト自身がそれほどトレーニングしているわけではないのです。カイロ勉強会でMMT的なAKの筋力テストをしたときに大半の参加したPTはダメだしをくらっていました。学生でもない職業人としてのPTが毎日MMTの精度を上げるために臨床を取り組んでいるわけではありません。毎日やっている人には敵わないという原理を考えれば、毎日レッスンスキルを磨いている人には敵わないということになります。そして、そのスキルが病態はどうあれ絶大なる効果をだすことは、容易に想像できます。もちろん偶然ということであったとしても、その卓越したスキルがプロフェッショナルなのです。マルチに業務ができるということは大切なことですが、臨床のなかで専門性を磨くための環境ではない可能性があります。つまり部分的な反応は出せたとしても、痛みが楽になったなどの変化は出せたとしても、形としての美しさがないとプロとして感銘を与えることはできません。はたから見るとリハビリはマッサージに見えます。結果や効果をだしている自らの姿を客観的には見れないと思いますが、動きもそれほど大きくはないですし手先で何かチマチマとやっているという印象が強いように思います。ダイナミカルに姿勢とリズムと雰囲気が出せてこそ、同じように施術していてもオーラが違ってくるのです。bodyworkのインストラクーに感じる雰囲気・・医者にもある意味白衣の雰囲気を感じますよね。PTはテレビでは患者の横について歩く、細くてメガネをかけた人というイメージがあります。メディアなれしていない、自己主張をしないチーム医療に最適の人種であるので仕方ありませんが・・・病院のなかでリハビリの立場が強い職場のPTは雰囲気が違います。これも、どれだけ認められているか・・ということを目指す人間という存在である所以なのでしょう。
 昨年まではbodyworkとは何かという体験的なセミナーが数多く開催されました。まだ全国的にはbodyworkへの温度差がありますが、関東ではかなりの浸透度ではないかと思われます。能動的な観点からのパラダイムシフトを、どのように患者レベルにそして日本人としての繊細さを注入していけるかがこれからの数年の作業になります。カイロプラクティックで背骨を施術することが、人間にとって絶対的な原理原則であるように、コアーを高めるbodyworkも同じくです。つまり正中ラインへのアプローチそのものはニュートンの法則のように、機能的な身体とうい観点からは公理なのです。その絶対的な法則に気づいてその意味づけをしっかりできることがPTの役割です。インストラクターの方々もその効果に驚き、時にクライアントさんの症状を治そうとしてしまうとかえって上手くいかないようです。持ち味が消えてしまうからでしょう。ピンポイントで愁訴を改善することが本来bodyworkの目的ではなく、心身へのアプローチにより有形無形の効果を体感するなかで、結果的に治癒することもあるというスタンスに立つ必要があります。
 では、bodyworkを何年も続けてる人は機能的にも完璧か?といわれると、すばらしいインストラクターの人の身体を運動連鎖の観点からみてみると、これが意外に完璧ではないのです。細かくみると連鎖が破たんしている部分が多々みられます。もちろんベースが違いますから、一般患者に比べ治癒能力は高く湯水のように治療効果はでます。
 いずれにせよ専門家と自負するならば、その卓越したコンセプトに負けないように、イイとこどりの真骨頂を示す必要があります。理学療法評価をしてbodyworkのシークエンスをすぐに組み立てて効果を出せる・・適時他動的なアプローチを組み合わせてさらに動きやすくする・・そんな理想的な構成能力のあるPTが2010年バージョンの新生スーパーサイヤPTになるのでしょう。集中してターゲットを絞って時間一杯アプローチするということの効果ははかりしれません。評価と分析に絶対はありませんので、常に迷いながらのアプローチにはなるでしょう。絶対という評価ができたときには施術も自信をもって提供できます。この最も難しく効果に直結しにくい機能的評価分析能力を磨き、尚且つ施術においてもプロの技を身につける作業が望まれます。
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