運動連鎖アプローチ研究会in神戸報告

運動連鎖アプローチ研究会in神戸part26
下肢骨盤編
7月17日

神戸はまたも雨で前回と同じく雲行きはあやしくなりました。
今回は博多で7月15~16日に認知運動療法学術集会にて一般演題発表をした後の神戸入りでした。話はやや脱線しますが、今回の博多での認知はよかったですね~最初から最後まで首尾一貫とした理念が貫かれていたように思います。おそらく大会長およびスタッフのご尽力の賜物であったように思います。
さて、肝心の神戸の研修会ですが、前回の頸部~肩甲帯が今ひとつの反応でした。自分なりに何が足りなかったのがリサーチを繰り返してみましたが、どうも関東での認識の延長線上に考えていたことが良くなかったようです。つまり、歩行に地域差があるように理学療法の流れにも地域差があるということです。まさに、日本は狭く情報も発達しているので全国同じ認識のもとに理学療法が行われていると思われていますが、実際には地域差がまだまだあるようです。もちろん海外ほど文化や考え方が違うわけではありませんが、地域性をしっかりと考慮する必要はあるようです。運動連鎖つまり動作に基づいた理学療法というのは最もポピュラーであると思われがちですが、実際には能動的な理学療法が積極的におこなれている現場のほうが少ないのではないかと思われます。特に外来というとマッサージや接骨院のようなイメージに近くなるようで、どうしても慰安的なリハビリがメインとなってしまいます。実際はセラピストはそのようには思っていないとしても、能動的な患者自身の取り組みがなければそれは他動というカテゴリーに入ります。
 実は博多では認知の中日に田主丸中央病院にて夜に勉強会を開催したのですが、そこでも運動連鎖のような概念が浸透してきたのは2年前ぐらいからだそうです。やはり昭和藤が丘、ポスチャー研究会や福井先生の影響がいつからどこまで浸透しているかということのようです。
 やはりその影響力は絶大ですが、残念ながら毎年のPTの卒業生の多さなどを考えると追いつかないというのが現状のようですね。実習では最も時間をさくのが動作分析であると思われるのですが、臨床では患者さんの愁訴の改善にダイレクトにつながらないためか、どうしても対症療法的な方法の選択になってしまうのかもしれません。
私自身の感想でも運動学の知識を治療にて即時的に効果がでるようになるまではかなりの時間がかかります。もっとも難しくて時間がかかってしまうのが運動学の延長線上にあるアプローチなのです。かたやマッサージなどは最も安易に満足度を得られる方法といえます。関西では徒手療法が主流らしく、まだまだこれから運動連鎖の啓蒙が必要なようです。
 下肢骨盤の内容は、あまり内容の幅を広げてもわかりにくくなるので骨盤を省いて膝の基本的な知識をベースにして、理学療法の運動連鎖への歴史を順番に解説していきました。その上で当会が提唱するオカルト療法・・?もとい、まだ一般的ではない評価方法と見方についてレクチャーしていきました。また、実際の事例や質疑応答、参加者を被験者にしての実演を通して理解を深めていきました。
 今回の経験は私にとってもとても貴重な経験であり、関西や九州での開催をさらに行っていくことの必要性を感じました。また、同時に私自身の力だけでは到底無理であるということも実感しました。というのは時間的にも頻回に研修会を開催できるわけではなく、一回講義を聴いただけではとても習得することは難しいこと、参加人数も例え100人対象としても現代の増大するPTの現状においては微々たる人数ということになります。もっともっと運動連鎖に触れられる機会を多くしていけるためには各地で積極的に勉強会を独自でもしくは沢山のそういった研究会ができてくることが不可欠です。私自身としては5年目以上のようなより実践的な内容を期待している方々を対象としたいのですが、現実には若いセラピストの情熱が高いのか参加者の平均経験年数は若くなります。そうすると毎回基本的な内容を踏襲していかなければいけなくなるので、当研究会でだしているオリジナルに割ける時間が短くなります。やはり、早くメディアに露出するべきですかね。
現在の私のマイブームは健常人を対象としたウォーキングメソッドですので、そちらのほうにより時間を使っていきたいという希望もあります。
 あと、余談ですが福岡の方々の身体はあまりよくないということがわかりました。骨盤はPIでout-flareおよび外転で骨盤の前後傾は後傾エリアのなかでのみ行われており、矢状面での姿勢制御の領域が狭いのです。上部胸郭もなんとなくのっぺりとしております。腕振りは矢状面での運動エリアが狭いので走ると欽ちゃん走り横振りになってしまうようです。街もややごみごみしているようで、このあたりが開放感のある沖縄との違いを作っているようです。
それでは、またごきげんよう・・・
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