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咬合のadaptation

咬合のadaptation(適応)

西川先生
ちょっと強面の西川先生。実際に武道派です。
 私が普段お世話になっている西川歯科医院の西川洋二先生がDVDを出されました。㈱医療情報研究所というところから6枚組です。またHPには案内がでていませんが、西川先生が会長を務められるPGIなどを中心に口コミで宣伝が広まっています。先週の金曜日も定期の往診にうかがったのですが、私もメンテナンスを兼ねて咬合調整と歯のクリーニングをしていただいています。40歳を超えるとさすがにあちこちでてきます。50代以上の団塊の世代と違い、男性ホルモンが低下しいわゆる草食系の男性が増えている昨今、若くても元気が無い不定愁訴を抱えている人たちが多くなっています。パワフルさからいうと50代前後の人たちとは勝負になりません。女性が男性化しているともいわれ肉食系になっているといわれています。まさに生態系が逆転してしまったようです。話がそれましたが、最初に肉体的な衰えを感じるのは24~25歳ぐらいです。身近な人に聞いても大体この年齢あたりで一度低下するようです。お酒が飲めなくなった、疲れが取れにくくなった・・などなどです。24までは10代の延長線上でいけますが、25を超えると貯金が無くなります。クリスマスケーキのようなもので、やはり本当の意味での若さはイブまでということでしょうか・・・しかしながらここからが努力と心がけが内外面ともにでてきます。しっかりと自己研鑽している人は30あたりで差がでてきます。年相応に若い人は年相応に年齢をとっていきますが、節制につとめ心身共に健康に努めている人は20代前半とは違った魅力がでてきます。私の経験からいうと30歳を超えると雪崩が崩れるように体力が落ちてきました。それこそ20代が一年一年だとしたら30代は毎月毎月落ちていくような感覚です。現在はそれほど感じませんが、おそらく低下している機能に気づいていないか鈍感になっているのでしょう。40になるとさすがにあちこちが錆びついてきます。錆を落とすためにはbodyworkは私にとっては臨床的にというよりも、自らの身体のメンテナンスのためには最適なタイミングでした。ここ2~3年ピラティスやジャイロキネシスに出会ったことで、錆抜きがされメンテナンスされてきたようです。それとともに咬み合わせなども変化してきます。以前はあまり感じなかった咬み合わせの違和感が、最近になって摩耗してくるのか同じように噛んでいても感覚が変化してきます。おそらくbodyworkで身体のバランスを整えていく過程で咬合のバランスも変わってきて、身体に咬み合わせが適合しなくなったためと思われます。身体軸と顎関節の開閉バランスは相当関係が深いですから、自分自身でもbodyworkで再構築されていく身体のバランスの過程で咬み合わせが適合しないことを薄々感じていました。咬み合わせはadaptationという意味では他の身体部位の比ではありません。足と仙腸関節もadaptationの最たる部位ですが、顎は肩関節と同様、非荷重関節でありながら不安定性という点ではブランコのように吊下がっているのですから尚更です。ブランコというか天秤のような状況ですから、身体が傾けばブランコは同じように傾きます。そして片側に傾いた下顎は結果的に咬み合わせにおいてはアンバランスになります。つまり当たるところと当たらないところがでてきます。ここからがただのブランコとは違うところで、無意識に当たりを軽減させるために脳が筋肉が反応するのです。つまり当たる側を避けるように下顎が変位することで反対側が当たっているように感じるのです。そして当たっているということはその部位の歯が高いというふうに認識します。そのバランスを是正させるためには当たっている歯を研磨すればバランスがとれるのではないかと・・・大半はこれに騙されます。ほんとんどの人はそのように頭で認識するのですが、実際は当たっていない低いと感じている側の歯を研磨するとバランスがとれることが多いのです。もちろん筋肉バランスによって下顎が変位するので、身体バランスをとることで、顎周囲の筋肉をほぐしてあげることでもバランスがとれます。その上で歯の当たりをチェックして構造的な左右差を是正して行くという手順をとります。身体感覚がこれほど騙される身体部位はないのではと思うほど、自分ではわからないのが咬合感覚なのです。歯は常に使用しているのでとても感覚が鋭敏であり、その感覚は間違いない絶対的なものであると思ってしまいがちです。私も身体をメンテナンスする段階で身体が左に傾きやすく、結果的に右足に重心がかかりやすいことはデータからわかっていたので、その是正のために左への傾きを是正し結果的に左右荷重バランスをとることために身体のあらゆるパーツを調整していきました。その段階で右への下顎の是正が不可欠となり右の小臼歯に歯が当たるようになってしまい炎症をおこし虫歯かと思うほど噛むと痛みがでるようになってしまいました。しかし実際に治療をしたのは左大臼歯の研磨でした。当たってないはずの左を研磨しました、また右の犬歯がもともと抜歯してないため、犬歯誘導を補うために右上4番に当たりが出るように盛りました。最初はありえないと思うほどの右の当たりを感じましたが、しばらくすると結果的には噛み合わせの感覚も新しく刷新され楽になりました。併せて頭が重くなるような軽い頭痛や頸部の違和感も消失しました。これほどの劇的な咬合感覚の刷新がなければ本当の意味での咬合バランスがとれなかったことを考えると、いかに身体イメージとは物理的な事実とはかけ離れているかということを思い知らされます。この咬合の身体イメージは、他のいかなる部位のイメージのズレと比較にならないぐらいのドラマティックな変化がみられます。こんなに自分の身体イメージが信じられない部位もありません。
 ということで、今年の6月21日に予定では東京の町田にて西川先生のDVD発売記念も兼ねたセミナーを開催したいと企画しています。昨今、西川先生は公私ともども対外的な活動にて多忙を極めており、今後も理学療法士のために時間を作ってもらえることは難しくなってきている状況のなかでの企画となります。最近HPを開設(リンクに掲載してあります)した関係で患者さんが激増しているようで、医院でも本当に多忙を極めています。どなたか助手を雇えばと思うのですが、そこは達人です、入谷先生同様後継者がいないのです。仲間はいらっしゃるのですが、実際に同じように継承できる人はいないとのことです。どの分野の職人的な達人の前にも後にも達人たる人は存在しないようです。
 今回の研修会では理論のみならず、実際にリハビリ現場でもできる咬合の臨床評価、特に開口路の軌道の評価と愁訴と機能障害の差異を体感してもらい得るような内容にしていきたいと思います。また咬合紙をつかった評価、徒手的な矯正としてのマニピュレーション方法、簡易型のマウスピースの作成までも実技でやろうという画期的な内容にしたいと思います。理学療法では入谷先生がインソールというすばらしいツールを提供して道筋をつけていただいていますが、もう一つの物理的なツールとしてマウスピースを機能的に調整して咬合を調整するという新たなカードを手に入れることができる機会となる可能性があります。またおって内容をお伝えしたいと思います。楽しみにしておいてください。
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