身体感覚の変化

新年さらなるヴァージョンアップを目指して!

昨年から本格的に開始した運動連鎖アプローチ研究会でのボディーワークにて、自らの身体に多くの変化がみられました。まずは足が小さくなったことです。従来は26cmがベースだった足はボディーワークに手を付けた段階の昨年は26.5cmになっていました。おそらくアラフォーになって、重力に耐えうる支持性が衰えていたからでしょう。通勤や移動は車が大半で心拍を上げることも、乳酸を貯めることもしない生活による賜物?だと思われます。しかしながらジャイロに取り組み出した昨年末より、明らかに身体が変化してくるのがわかりました。それと同じくして、通勤をチャリに変え、カバンをリュックにして短い距離でも走るように心掛けました。これだけは言えます。四頭筋は大事だということを!よく握力を測れば全身の筋力を反映していると言われていますが、抗重力筋として大切な大腿四頭筋も例外ではありません。リハビリで古くから膝伸展筋力が注目されてきたが故に逆説的な理論も台頭したのです。しかし逆説的な理論かある程度でつくしたら、必ず揺り戻しがきます。やはり四頭筋は大切だと改めて認識されるのです。パワーリハビリがいい例で誰も肯定しないまでも、その効果を認めざるをえません。完全否定できる確固たる理論もありません。世の中に筋力という概念が無くなったら困ります。これは西洋医学を批判する代替医療にも言えることで、西洋医学というメジャーがあってのオルナティブメディスンなのです。格闘技にも言えていて、ボクシングや総合格闘技などは情報が公開されつくしていますので、ともすれば古武術などのほうが神秘的で強いのではという錯覚に陥ります。ヒクソングレイシーは戦わないから、さらに想像力を掻き立てられ、妄想のなかで神格化していくのです。武術系の雑誌をみると、それこそ山程達人とおぼしき先生方が登場します。もし他流試合があるとどちらかに優劣がつきます。いったい誰が強いのか分らない状況です。
さて話を戻しますと、年末にさらにノルディックウォーキングやロルフィングの谷佳織先生の旦那さまTravisのチュ~ブを使った抗重力下での協調性とバランスを目的としたエクササイズを受けて、スタビリティの全身の関与、上肢帯の必要性、背筋の大切さ、姿勢制御にダイレクトにアプローチすることの効果に触れることになりました。夏井先生から始まったピラティスによるコア~体幹機能への旅は、ジャイロによりさらに三次元への動きとエネルギーそして呼吸の三位一体へとつながり、その後いわゆる健康増進に目覚め、より実践的な抗重力能、姿勢制御能へと連鎖していきました。確かに錆び付いていた身体は相当削ぎ落とされ、足のサイズは25.5~26になりました。困るのはしばらく26.5cmを買いあさっていた靴が履けなくなってしまったことです。ガボガボして疲れてしまいます。身体はアウターが外壁となり、内壁のインナー、柱の脊椎と腸腰筋、躍動感~生命力の源である呼吸循環系、そして五臓六腑が深く関わっているエネルギー系と物理的な作用によりあらゆる流れを伝達させる膜系など、健康とはフィジカルな側面だけではなくトータルに変わってきます。
  このような身体の変化により今まで見えていた身体イメージとは違うものになってきました。これが進化ならいいのですが、見えていたものが見えなくなっている面もありますから、マイナスともいえます。今までの最高レベルのパルペーションテクニックは、脳内の身体表象である身体イメージを感じて治療をしてきました。しかしいまでは限り無く解剖学的な実質感を感じます。実質的な物ですから有機的な躍動感とは無縁の感覚です。しばらくは困りました。今までは勝手に身体が教えてくれた連鎖や治療部位が、だまっているわけですから!こう考えるとその人の感じている身体感覚は現時点では全て正しくて、他人には理解が難しいといえます。治療で結果が出ていることを考えれば、見えているものは正しいといえます。しかしながら、全ては自らの価値観や身体感に大きく依存しているとなると、信じるココロ、つまり精神には力動的な作用があるということになります。クライアントとの信頼などの関係性こそが最も大事なファクターともいえなくもありません。我思う故に我あり!「信じる力」そのものが超能力なのかもしれません。
  さて臨床の話に戻しますと、これだけの過程と気付きがあって快適になった自らの身体を、クライアントに同じ様に還元できるかという問題です。ヒントはアチコチで貰えますが、気付くのは自分です。学んだことをアレンジしてバージョンアップさせなければ、効果が蓄積していきません。最初からこのクラインアンには、この方法が一番あっているというようなことは分らないわけで、イロイロ探っていくうちにフィットすることもあれば、しないこともあります。宝探しか宝くじをひくようなもので、当たるかどうかは引いてみないとわかりません。こう考えると人生も同じですね。何に当たるか、どの環境で誰に出会うかは神のみぞしるわけで、まさしく運命は天に預けているといえます。
  自らの身体もインナーが利いてきただけで良くなったわけではなく、バランスのとれたアウターの向上があったこそなのです。左半身は明らかに右に比べて筋が衰えていたのですが、筋肥大してきました。アウターの発達とバランスがあっての、抗重力下での動き易さなのです。クライアントに対する治療も、ようやく本日、非常勤で行っている病院で一つの解を得ました。身体は相変わらず実質なのですが、エネルギー的な流れを表層にセパレイトして見ていくと全身が以前よりクリアーに見えるようになりました。また呼吸はエネルギーが丹田に集約するようにイメージし、全身を膜系を介して躍動感を伝播させていきます。言っていることがまるでカイロプラクティック大場先生の身体呼吸のようですね。身体はエネルギーの通り道として三次元的に、つまりスパイラルな観点から運動連鎖を整えていきます。多分、ジャイロキネシスの身体感覚になってきたことにより、見える世界やクライアントの身体もジャイロの観点から見えてしまうのでしょう。『達人とは思い込みの達人でもある』というのは私の経験であり感想です。私が出会ったカリスマ達は思い込む能力は抜群です。大衆一般はその強烈なエネルギーに当てられてしまうのでしょう。さて三次元のどの系を使うかは、ここでようやく運動連鎖ツールを使いますが、能動的な割合が増えて他動的な要素は減り誘導的なアシストコンセプトへと変貌しつつあります。結局、あらゆる肢位で全身が関与したアプローチを、そして顎.骨盤.足というポイントを押えることが大切なのです。
 第二回 甲野先生 セミナー
 さて、本日1月5日昨年12月に綾瀬の東京体育館で開催されたセミナーの第二回目が開催されました。内容は前回と同じく甲野先生が体得している現在進行形の技を披露していくという形態です。すごいのは、そのモチベーションと志の高さだと改めて実感しました。学術的な功績や俗世間的な立身出世などのモチベーションではなく、純粋に技の探究を24時間364日継続していることが雰囲気からもよくわかります。その真摯な姿勢がサムライを彷彿させるのです。印象的な言葉が近年まで現存した達人たちの動向に本当に詳しく知っており「私にスランプはない、昔に比べたら上達している自分はいるが、達人に比べたらスランプと呼ぶにはおよばない。スランプなど志が低い証拠だ」その曇りのない探究姿勢が日本人の心を揺さぶるのでしょう。同じく身体技法の伝承者がいるなかで甲野先生がダントツの支持を得ているのは、その類なき探究心と武士道といえます。また、心の持ち方などい社会にも役立つ説法がたくさんあり、例えば「勉強やれ」といわれるとやりたくなるように「やらなくていい、覚えなくていい、狙わなくていいい」といわれるとかえって忘れなくなる、プレッシャーなく競技に集中できる!といった人間の脳の特性を利用した心の持ち方などです。とにかく「人のせいにしないこと」スポーツも勉強も臨床も自分次第だということです。
 今回参考になったことは歩き方・・・下肢「膝にいい歩き方」と「足を浮かせる」という技術です。技は常に進化しているようです。確かに感覚的ですので聞いている人はほとんど?状態のようですので、運動学的に解説できるブレインが必要であることは間違いありません。あとは「追い越し禁止」以前は捻らないを強調したようですが、効率的に動けば自然と捻らなくなるという境地になったようです。これは相対する人との掛け合いのなかで、圧力を身体のあらゆる部位で吸収し、みずからの身体を交通整理をして波のうねりを搔い潜りながら、相手の目的地点に達し崩しを入れるというものです。まさに実践的な武道の身体技法です。体幹をbodyworkで作ったとしたら、そのコアーをどのように応用するかという技法の段階になります。つまり筋力や柔軟性をつけたら何に応用するというというようなことと一緒です。筋力と柔軟、コアー機能の大会があるわけではないので、やはりこれからは会得した身体機能をどのように応用していくかを考えていく必要がありそうです。
スポンサーサイト

コメント:0

コメントの投稿

トラックバック:0