運動連鎖道場四期生第2回

運動連鎖道場四期生第2回研修会

IMG_2118.jpg
上肢挙上時の脊柱の連鎖をみる道場生
腰椎~胸椎パターンにおいて上肢挙上はやりやすくなる。

カイロプラクティック東京勉強会の翌日、運動連鎖道場の研修会でした。昨日から連続の道場生もいました。前回がボディーワークとウォーキングセミナーが中心で呼吸による広がりを評価として実習しました。今回は主に上肢帯を中心とした内在的なパルペーションテクニックです。触った段階でどれだけの情報がとれるかが、ポイントです。基本的な皮膚筋膜の触り方と反応をみることが目的です。また身体および関節の内圧の勾配をみる実習です。身体は基本的には内圧の総量は決まっていて、キャバシティー内のなかで圧勾配を部位によって調節して全体のバランスを保っているものと考えられます。恒常性ということになると思いますが、関節包などのメカノレセプターが圧センサ―となって調節しているのかもしれません。圧の総量を超えてしまうと恒常性が損なわれてしまいます。急性外傷や手術後しばらくたっても膝の腫れが引かないといった場合、身体内の圧勾配が著しく崩れ偏っています。他動的に圧勾配をコントロールし正常化させる必要があります。実は急性期の関節の腫れこそ運動連鎖の真骨頂なのです。RICE処置とミルキングアクションしか方法がないわけではないのです。現にRICE処置をしてもなかなか腫れが引かない事例を沢山見て来ているはずです。大事なことは、同じ疾患でも全く反応が違う生体の違いを機能的に説明しアプローチすることなのです。腫れを自然治癒に任せていると退院してしまいます。外来のフォローがなければ、その後はどうなったか全くわかりません。腫れを即時的に軽減させるとリハビリは当然やりやすくなります。他にもパルペーションテクニックのツールがいくつかありますが、それを連続的に流れにのって施術します。あとは身体の連鎖の方程式をいくつか覚えておいて感性と公式から治療を組立てていきます。

IMG_2113.jpg
「筋膜の流れをみる。」治療側をパルペーションにより決定する。

流れるような澱みない治療は究極の運動連鎖アプローチです。パルペーションテクニックで必要なことは反応がある部位を辿りながら、時間的な代償課程を遡っていくのです。反応のない部位は例え患部であっても治療部位の第一選択にはなりません。患部の状態をより固定化させている他部位があるからです。受傷機転が急性外傷ではなく、特に誘因がなく慢性的な経過で起きたと考えられる場合は尚更です。さらに大事なことは、自らの思考をモニタリングしながら施術することです。知識と情報は臨床の場ではある意味封印しなければいけません。最後の原因探究段階では悩の反応に素直に従うことが必要です。つまりフリーズしてしまう感覚がある場合は正しくない可能性が高いため、視点を変えることです。無理矢理知識にあてはめよう、説明をつけよう、ツジツマを合わせようとする思考が働いた場合は今やっているアプローチをやめるのです。よく症例検討の考察などで聞いても響いてこない感覚がある場合は、実際に患者の状態は何も変わらないかパットしないものです。大半の勉強会でのコメントやプレゼンテーションは結局は経過観察に終わっています。考えたから満足というだけでは、意味がありません。0、5秒ルールを設定しているのは、動きも思考もフリーズした時に発想を柔軟に可変させるための方法なのです。クリニカルリーズニングは後付けでやらないと、発想を制限してしまいます。臨床で患者の状態が良く見えるし治療の反応が良いという一日、いわゆる今日は臨床がキレている経験をしていると思います。その時はまさに発想が動きが思考に先行しているのです。ようはそのキレている状態を意識的に作り出すことです。知識と経験が邪魔をしないような年のとり方が大切なのです。
スポンサーサイト

コメント:0

コメントの投稿

トラックバック:0