朝原選手引退

Category: 多事総論
朝原選手引退お疲れ様でした


長く陸上界で短距離を牽引してきた朝原選手が昨日引退レースにて20年の競技生活を締めくくりました。ネットでコメントを読んでいると下記のような内容に目が留まりました。
「僕は北京のときも失敗したんですが、1次予選は体の真ん中から加速して動いたんですが、2次予選では足で走ろうとしたんです。それを自分の意思でスタートから体の真ん中から動かせる、こうやっていけば真ん中を使って加速して最後まで行けるだろうという走り方をアップのときからやっていました。」身体の真ん中で走った時はとても感覚的によかったということを言い表しています。体幹ということになりますが、単純に体幹を意識したら早く走れるわけではなく、真ん中という表現のなかに物理的な部位を単にさしているわけではないことがわかります。真ん中ということは身体感覚としての表現であり、まさしくCOREということになります。朝原選手ほどの選手に限らず体幹やCOREの大切さを知らないスポーツ選手はいないでしょう。しかしながら、その感覚とは理論や理屈ほど簡単ではないということになります。BODYWORKをやるようになって、その真ん中の感覚が何なのか、少し理解できるようになりました。真ん中とは部位的には体幹なのですが、動きの中で円滑な移動につなげるためのノウハウは簡単ではありません。ロコモーションはstaticなコントロールはとてもできない領域です。このCOREつまり軸を生かした動きというのは、まず軸を形成する身体意識および身体部位について理解することが不可欠です。軸とは身体部位ではなく概念です。正中に背骨があるから背骨が軸というわけではありません。軸を意識するというときに背骨の身体感覚を感じることができる人、感覚として背骨感覚が意識に上がってくるのは至難の業です。身体のあらゆる全ての部位や五感を総称して軸という感覚が形成されるのです。その全体のなかの真ん中ですので朝原選手のいう真ん中とはとても奥深いのです。身体機能をみていくなかで知識としては横隔膜から骨盤底筋が取り巻くボールというかエアークッションのイメージはまさに真ん中に近いと思います。その時の身体運動は四肢の動きの感覚は限りなく小さくなり、走っていても脚が動いている感覚はほとんど無い状態になります。走りは脚で走るのに走っている感覚がなく、前に動いている感覚のみが上がってくる。形容するとそんな感じでしょうか。オリンピックが北京からさらにロンドンになるころには、日本選手はこの真ん中の感覚をさらに高めないとメダルがさらに遠のくことでしょう。日本人の生活がさらに西洋化するなかで身体感覚はどんどん失われつつあります。理屈で理解して動く思考パターン、情報過多による身体感覚と向き合う機会の減少、そしてハングリー精神と競技に対すると価値観の低下によるモチベーションの拠り所の低下などなど・・具体的な自らの身体の向上というナルシスト的な発想がなければ向上していけない時代になりつつあります。よって、コアーを高めることによる効果は、今後さらなる必要性に迫られてきます。ただコアーの強化を怠っている選手はいないはずですが、その高め方に問題があるのです。bodyworkはそういう意味においてもとても大事なカギを握っています。若者で姿勢がいいというか美しい力強い立ち姿をみることはほとんどありません。世の中の制度やシステムを変えていくことも必要ですが、身体そのものの構造改革こそがいま最も政策の重要課題として挙げなければいけないことです。その身体構造改革大臣にはもちろんPTが就任するのです。指名はまだありませんが、モーニングを用意して待ちましょう。
 妄想はこれぐらいにして、昨日23日に浅草で運動連鎖アプローチDVD第二弾の撮影を行ってきました。治療編なのですが、現在の治療体系がbodyworkの思考がメインになっているので結果的に「運動連鎖からみたbodyworkアプローチ」といえるような内容となりました。
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写真は終了後の撤収作業とモデルとなってくれたPTスタッフです。さながらブートキャンプのようなイメージで撮影しましたので楽しみにしていてください。PTが初めて出すbodyworkコンセプトDVDとなりますね。YA~MAはこれからどんどん世の中にアピールしていきたいと思います。
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最後は浅草の雷門に参拝し、レトロな日本の風景を散策して楽しみました。やはり浅草は和風の歩行が似合いますね。


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コメント:2

朝原選手引退お疲れ様でした

サッカーとカフェと音楽とのset_them_free
山本さん、はじめまして。

朝原選手は、本当にお疲れ様でしたですよね。
欧米選手と比較して体の小さな日本人ですから、
彼が日本短距離界に残した功績は、
カールルイスなみかもしれません。

お疲れ様でした。

・・・すみません、勝手にトラバさせて頂きました。

山本尚司
コメントありがとうございます。
朝原選手のような引退セレモニーは陸上選手では初めてではないでしょうか。ようやくトラック陸上選手が他のメジャースポーツ選手並みの注目度になったように思います。これからの陸上競技全般はさらに世界との溝が広がっており、厳しい戦いを強いられることになりそうですが応援していきましょう。

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