trunk

体幹に対する疑問質問

1、骨盤後傾位で片方の腸骨のみ呼吸に伴う拡がりが確認された場合、拡がりが確認されなかった側は何か異常がある側として考えてよいのか?
(回答)SI関節がimmobilityになる原因があると考えます。つまり姿勢と仙腸関節のニュートラルのズレがあります。

2、筋膜の流に縦方向だけでなく、左右半身を跨るような連続した流れがあるように感じるが、そのよう流もあるのか?
(回答)もちろんあります。どこに意識の焦点を合わせるかでみえるものが違ってきます。
どの方向を指標としてもある程度はその筋膜の流を反映しているので効果がみられます。

3、下部体幹(腹腔レベル)のイメージは「分厚い風船が常にクッションとして形を変えずに保持されているように」とのことですが、このようなイメージを持つと体幹の安定性は増しますが、体幹自体の運動スピード感が低下するように感じます。 体幹は、場面によってだと思いますが、主にトルク、力を生み出すような役割を持つと考えて良いのでしょうか?
 やみくもに身体を鍛えている人などは、腹筋運動でもスピードを重視しがちですが、そのような運動は実際運動にあまり役に立たないのでしょうか?

 (回答)クッションはエアーバックなので形を変えることができます。stabilityを固定として額面通りとらえると動かしてはいけないということになります。これは固定であってstabilityではありません。しかし、最初は慣れるまでは風船のようなイメージとして導入するといいでしょう。段階的に進歩するにしたがい、この風船が正中感覚に変わってきます。細い芯のようなものが身体感覚に生まれてきます。芯は細くそしてしかしながらグラスファイバーのような強くしなり感があります。体幹は動的ななかでは常に固めるために働くわけではありません。動的ななかではトルクを生みだすための最低限の働きのみとなります。つまいstabilityを出し入れすることで、トルクや慣性にまかせています。そうしなければマラソンなどの2時間以上固定的なイメージで体幹を保持することはできません。瞬間的にポイントで胸郭と連動してstabilityを高め、解放して慣性などのトルクエネルギーに変換させます。これはランニングにおいて腕振が担う役割となっstabilityに関わっています。

4、和風・洋風体型ということであるが、欧米で生まれたボディワークメソッドをそのまま日本人に適応させることができるのか?
 応用することはできます。体幹機能については大事であることは間違いありません。しかしながら明らかに日本人としての体型をイメージしたものではありません。現にBodyworkerのスタイルは明らかに日本人的ではありません。むしろ異質な体型といえます。それが機能的かといわれると実はそうでもないというのが私の印象です。明らかにピラティスなどのインストラクターは陸上を走るような、つまりマラソンは苦手です。マラソンランナーでピラティスを取り入れている人はいますが、インストラクターは走るのは苦手です。陸上を移動するロコモーションには適さない可能性はあります。あくまでバレーやダンスがモデルとなっているので、体幹を中心に空中で四肢をコントロールするイメージの身体になります。抗重力下でのレッスンが中心ではなく、OKCがメインと考えるべきでしょう。この間もそのような話になり、ピラティスには沢山のCKCでのトレーニングがたくさんあるということでしたが、最終的ないきつく身体感は柔道や古武道の身体ではありません。これは異論のないところでしょう。つまり、そのメソッドの根底に流れるコンセプトが明らかに大地に根ざすようなどっしりとした足腰というイメージの身体ではないのです。いつでも空中に飛べそうなイメージなのです。インストラクーの身体が皆そうなので、視覚的に入る情報によって身体イメージは知らず知らずのうちに規定されてきますので、結果的に習っている生徒も体型が似てくるのです。つい二三日前も群馬での高校バレーボールのチームにトレーナー活動でbpdyworkを指導してきましたが、監督と生徒が皆同じような仙腸関節アライメントでした。つまり身体運動特性も似てくる・・・それがチームのカラーになり持ち味になり伝統となるのです。よって伝統は脈々と受け継がれるのです。大学によってカラーがこうだといわれるのと同じで、個人は全く違うのに大学の名前で判断されたりするのは、まさに根底に流れる哲学や理念に人は洗脳されるからなのです。身体イメージも例外ではなく、bodyworkにおいてはスタイルや所作動作に関わってきます。
 よって、運動連鎖道場では洋風和風の身体特性の評価を入れることによって、最終的にはその人はどこを目指すべきなのかを最初の段階ではっきりさせておくのです。でないと、間違った合わない方向性で身体イメージを刷り込んでしまうと、パーツの機能を高めても身体の使い方に対する誤解によって愁訴がいつまでたっても変わらないということになってしまうのです。

5、両膝OAの人にはWPIが多いのではないかとの印象ですが、イマイチ見分け方が分かりません。WPI傾向でも、微妙にAS方向への変位がある場合などがあると思うのですが、判断の基準というは、仙骨に対しての位置関係でいいのでしょうか? それとも重力方向を基準とするのでしょうか?
(回答)日本人は基本的にはWPIが多いと考えておいてください。まず骨盤が後傾位であるならばWPIのなかでのAS/PI変位というふうに考えたほうがいいでしょう。呼吸の広がりによっても判断できます。WPIは両側のPI腸骨ですが、左右対称というのは人間は保持するのは難しく、ねじれをつくって緩衝しようとします。仙骨に対してPSISが後ろに突出している場合はPIと判断してください。わかにりくければ実際に仙骨を固定して腸骨のmobilityをみて確認してもいいと思います。ただしPIも坐骨が前方位にある屈曲がリンクしている場合と腸骨綾が後傾してくるタイプの両方があります。WPIでも種類の違うPIでの対応をしている場合がありますので気をつけてみてください。OAの人は膝関節の伸展モーメントが過剰である場合が多いので、WPIも多いといえます。
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