運動連鎖道場第三期生卒業

運動連鎖道場第三期生卒業

 今年に入ってから第一期から続いた運動連鎖道場も第三期生が卒業するまでになりました。第三期から4回シリーズとなってバージョンアップしています。4回に増えたのは、bodywork系の内容を盛り込んだからです。
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 最後に卒業証書を授与してから、本日練習したポージングでのハイチーズです。本日は仙腸関節からみたボディーワークというキーワードで講義と実技を行い、午後から練習室に移動し、脊柱の分節性を促すワーク、そして二宮先生にヨガ&ピラティスレッスンをお願いしました。仙腸関節を三次元的に評価してアプローチする。動作分析においても骨盤を三次元的に評価できるようになると、全く違うものが見えてきます。骨盤のアライメントはまさにその人の汎用的な身体の使い方を物語ってくれているからです。よって、触察による動作分析をする場合、仙腸関節の変位のパターンをみることは必要不可欠となります。
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上写真の何気ない立ち姿にも仙腸関節の変位パターンが反映しています。いわゆる休め姿勢で、片足に重心をかけて、もう片方の足を斜め前に置いています。荷重側と非荷重側に分かれるのですが、この荷重側はPI腸骨になり、非荷重側はAS腸骨になりやすいといえます。そしてPI腸骨側に体重がかかることで骨盤がswayします。つまりPI腸骨側は体重がかかりやすく、歩行時においても骨盤のswayが見られやすい側ということがわかります。さらにはPI腸骨側はいわゆる骨盤が開いている側、アウトフレアーがリンクしていることが多くみられます。ただし坐骨の内外転についてはどちらともいえません。AS腸骨はPI腸骨のほぼ逆パターンになります。つまり仙腸関節は腸骨からみると基本的には左右相対的な動きをしているのです。ところがWPIという両側PI腸骨のアライメントにいたる場合もあり、これはやっかいです。なぜなら骨盤がクローズしている状態になり、連鎖が上下半身分断されることになるのです。よって上半身と下半身に別々に荷重を吸収する部位を作り出すことによって、剛体と化しやすくなります。下半身は膝を捩って緩衝しようとすることが多くみられ、上半身は肩甲骨が挙上し胸郭が硬く重心が上がってきます。当然、可動性や柔軟性は失われ身体のあちこちが痛くなるということになるます。首肩腰膝症候群と私は言っていますが、連鎖性が失われることで全身のあちこちに負担がかかり痛みを生じるのです。こうなってくると診断名が山ほどついてきて、部分的な見方をするコンセプトでは時間が足りなくなってしまいます。つまり、部分的な問題ではなく何か根本的に間違っている要因があると考えるべきなのです。それがWPIと命名した仙腸関節のアライメントを有する人に多く見られるのです。坐骨の内外転についてAS・PIどちらに多いかはっきりしない理由としては、基本的には荷重側が相対的に内転位になるのですが、荷重側のスタンスの後に非荷重側への接地時に滑落するように体重移動することがあり、結果的に動作時には体重がかかってしまう側になることがあるからです。つまり体重が乗せやすい側と乗ってしまう側という違いが生じます。直立時には荷重側であっても歩行時には必ず反対側にも全体重は乗るわけでその時に崖から滑り落ちるように接地してしまうという現象において内転になってしまうものと考えられます。実はそのアライメントは私自身がそうなのです。結果的にAS・PIはセットとなって本来ならば正常な対応と考えられるのですが、内外転の様相においては五分五分といえます。基本はPIにoutflare・adduction(内転)と考えてください。
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 写真は洋風と和風の骨盤タイプを評価しているところです。何をやっても良くならない腰痛タイプの患者さまがいらっしゃいます。筋トレはもちろんマニュアルセラピー、はたまたbodyworkにおいてもある程度はいくのですが、どうも良くならないような気がする・・・そんな経験は無いでしょうか?これは根本的に姿勢の常識が間違っているからなのです。日本人の西洋化は約2割ぐらいのもので8割がたはまだ日本人使用の骨盤アライメントです。日本人使用とはどちらかというと後傾気味ということです。教科書や世間の情報として視覚的にも、モデル体型つまり西洋型の姿勢が良いと刷り込まれています。つまり、それが正しいんだと思い込んで実践していることは、認識を変えない限りは良くならないのです。これこそが身体の使い方と認識が間違っているということになります。
基本的には洋風和風の骨盤は先天的なものであると思われます。洋風が和風になったり、和風が洋風になったりとい完全な移行は難しいと思われます。黒人が日本人体型になったり西洋人が日本人体型になったりということが難しいであろうとことを考えても明らかだと思われます。ただし、文化は西洋化しているので対処方法は考えなくてはいけません。日本人としての身体技法にて身体を常に活性化させておくことが西洋的な生活をしていても身体を壊さないためには不可欠です。よって自らの身体にあった身体づくりをしておくことがコンディショニングになるということです。生活の中で機能的な身体を得られなくなった日本人にとって、後天的に身体機能を高める必要性があるのです。
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