運動連鎖道場番外編

池下レディースクリニック見学会&運動連鎖道場番外編


8月12日火曜日、御徒町の池下レディースクリニックに見学ツアー&飲み会を企画しました。知り合いの女医さん榎本先生が昨年より独立されて運営されているクリニックで、専門は皮膚科です。しかしながら、そこには美容やフスフレーゲといった足のケアーも行っており、いわゆる病院というイメージよりもエステを彷彿させるようなコンセプトです。化粧品なども海外から輸入して提供しています。最新の医療機器がズラリと並んでおり、待合も含めて女性が入りやすい雰囲気を作り出しています。まず待合にはオーナーのコレクションだと思われるラッセンの直筆の原画が飾ってあります。

榎本クリニック


 今回の参加メンバーは直前に私がセレクトした多職種の集まりとなりました。PTは私も含めて4名ですが、女医さん、歯医者さん、インターナショナルスクールの先生、そして現在最もホットな話題であるインドネシアからの看護師と介護職員を受け入れるための事務所に勤めているSTさんなどです。
流山8月榎本クリニック021
上記写真は飲み会終了後のものです。前列中央が榎本先生です。

いろんな意味で外とのつながりをもつことは大切だと思われます。よく病院は狭い世界のなかで世間知らずだなどと言われていることがありますが、これは仕方がないことです。何故なら病院に帰属している限りにおいては別段外界とのつながりをもつメリットや必要性があまりないからです。しかしながら人間はできるだけ多くの情報を知りえようとします。よく見方が狭い人を形容して、周りが見えていない。しらないから幸せだよね~などといいます。しかし知らなければ不幸?と思っているのは周りだけで、本人が幸せなら確かに幸せなのかもしれません。幸せはあくまで主観的なものであり、こうあれば幸せであるというテーマはないからです。他職種との交流が盛んになってきたのは大学院ができてからだと思われます。また専門性である医学的な情報がテレビなどでも珍しくなくなり、医療業種以外とのかかわりが深くなってきたこともあります。私がPTになったときは三角筋の名前を知っているだけで専門家でした。
しかし時代も変わり、筋肉の名前を知っているぐらいでは小学生レベルです。筋力トレーニング理論、認知神経科学、脳科学、バイオメカにクス、研究、各種体操療法やbodyworkなどリハビリに応用できる情報がわんさかとでてきました。餅は餅屋でないですが、専門家に任せた方がいい分野も山ほどあります。しかしリハビリ的な臨床感覚は我々現場にいるものしかわからないものです。
 話が脱線しましたが、画して開かれてしまった眼は新たな宿命を背負います。ヒトは大海の海原から、宇宙へと飛び出しています。そこになにがあるのか求め続ける姿勢は誰にも止められないものなのでしょう。知ってしまったからには、止まれない宿命を背負います。知らなければ知らないで良かったのかもしれませんし、知ってしまった故に苦労を背負い込むこともあるかもしれません。居直ったり開き直って仕事をすることをヨシとしないのであれば、まずは多くの情報を仕入れようとするのでしょう。しかしながら、この情報も医学バカになってしまうと情報の使い方を間違ってしまいます。いわゆる一般教養が不可欠です。世間の価値観のなかで自らの知識や医療現場にて形成された価値観を常に照合作業していかなければ、いわゆる知識を振りかざした鼻もちならない存在になってしまいます。つまり都合のよいところでは理論をかざしますが、都合の悪いときは知識を隠れ蓑にしてしまうのです。
 池下クリニックの榎本先生にひとしきりクリニックを見学させていただき、私はそのスタッフである看護師さんの坐骨神経症状の治療をしていました。
 その後、近くの居酒屋にて懇親会?をやりました。おおもとのテーマは男女の運動連鎖道場だったんですけどね。その辺りはご想像にお任せするとして、「患者の依存」というテーマが話題となりました。患者さんは最終的に自立して自ら治そうという意識づけが必要です。臨床に携わっているあらゆる職種の先生方が共通して持っている認識のようです。裏を返せばそれだけ、依存心が強い患者さまが少なくないうことです。このセラピストや医師に依存してくる心理とはなんなのでしょうか?日本人が特別多いのか?それとも世界共通の現象なのでしょうか?定かはわかりませんが、社会的背景は考慮してみなければいけません。日本は良くも悪くも個人レベルでの価値観にて完結しなければいけません。宗教や国家への忠誠心、はたまた家族社会をも破綻をきてしてしまっては心の拠り所がありません。そんなもの自分がしっかりすればいいんだ・・というスタンスでカルト的な集団や熱中している輩から距離を置いて冷静に物事をみていることがよしとされています。つまり何かの考え方に没頭することは宗教だ!!と臨床においても形容されます。ましてや先祖からの一族のつながりのもとに自分がいるという意識も薄いのです。人生20年30年、有史何千年という営みのなかで蓄積された価値観はまさに何十億という叡智の結晶なのです。一族を背負っているという意識を持つと人は自然と襟を正します。短い人生のなかで自分の生きがいややりがい、そしてidentityの確立をも果たさなければいけないこの世の中はそれこそ不安でいっぱいなのです。仕事も生きるためのものではなく、現代は自分を表現するための一つのツールとなっています。10代やそこらで明確な目的をもって実際にそのとおりに歩んでいけるのは、ほんの一握りの人たちのみでしょう。まずはエスカレーター式に何も考えずに生きるために働くというスタンスのほうが生きている実感が湧きあがります。よって、医療という場においても人生のコーディネーター、伝道者として映るのかもしれません。
 最後に独立された先生の医院などを訪問すると本当に刺激になります。まさに自己表現そのものが表現されているからです。説明してくださるその姿は自信にみちていました。
 余談ですが、実は裏の趣旨は独身の男女のコーディネートにありました。まさに愛のlove運動連鎖道場の始まりです。興味のあるかたはご一報くださいな。
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コメント:2

山本先生すごい

兼島 広樹
先生の視野の広さには感激します。海外に行った際に、identityについて考えさせられる事が多々あります。仕事に限らず、様々な点で考えさせられます。宗教的な点は解りませんが、やはり先祖からの繋がりから今の自分の身体について見つめている所、それをidentity的視点から繋げる。先生の底が知れません。すごいですね。沖縄での再会が本当に楽しみです。お待ちしております。

yamamoto
コメントありがとうございます。沖縄での運動連鎖道場は最初からヒートアップしていきたいと思います。
情熱的に伝えていきたいと思いますので、覚悟?しておいてください。それでは沖縄でお会いできますことを楽しみにしています。

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