腹横筋

腹横筋の機能不全と対策

今更、議論しつくされた感がある腹横筋ですが、まだまだトピックスであることは間違いありません。
ちなみにシルクドソレイユのアクターのL5/S1レベルのMRIにおいては腸骨筋と大腰筋の区別がつかないぐらい一体化し尚且つ発達した腹直筋とひっついている様子が、ピラティス国際カンファレンスの時に武田先生からプレゼンがありました。他にも某有名球団の選手や競輪選手の断面が示されましたが、各々競技特性を反映しながらも発達したインナーマッスル、つまりここでいうインナーは腸腰筋を持っています。MRIをみているとインナーマッスルは腹横筋というより本当にインナーにある腸腰筋かと思ってしまいます。いずれにせよ腸腰筋と腹直筋がひっついているなんてまず想像の域を超えています。イメージとしては従来の内臓があって薄い輪のように覆っている腹横筋というような崩れそうな構造ではなく、ボンレスハムがそのままウエストになったような感じですね。よって下位腰椎レベルの内臓の断面の割合が小さくなります。もちろんメタボな腹は真っ白な画像になります。もうこうなると腸腰筋が緊張すると腰椎の前彎が強くなり腰痛の原因になるというだけのためにクローズアップされるしかなかったイメージから、背骨とともに身体を支える柱というほかありません。何故、腰痛イコール腰椎前彎、そしてその犯人が腸腰筋という常識になったかを根本的に考えてみなければいけません。何か重要な機能というか認識に間違いがあったというほかありません。
 さて腹横筋の入らない理由をいくつか列挙してみます。間違いなくこのいずれかが該当するはずです。


①要因1:脊柱の分節の分離がされていない(ピラティスでいうアーティキュレーションができていない):マッケンジー運動の後に腹横筋を評価
②要因2:腸腰筋の弱化:腸腰筋を促通してから腹横筋を評価
③要因3:身体軸のズレ:下部胸郭の呼吸を評価し左右差を無くしてから評価(詳細はブログに掲載)
④要因4:胸郭のmobilityの低下:呼吸運動とともに胸郭の可動性をだしてから評価
⑤要因5:骨盤のズレ:骨盤を矯正(マッケンジースタイルで;ブログに掲載)してから評価
⑥要因6:骨盤底筋の収縮不全:左右差を自覚してもら収縮後に評価
⑦要因7:横隔膜の機能不全:呼吸補助筋や腹筋などが過剰に働くことで呼吸に関わる運動器が使えない。吐くことと胸郭を閉めることを促し評価
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腹黄筋の評価

新人PT
解剖学的には視診や触診では腹黄筋の評価は困難な印象があります。そのため、Stabilityを考慮する際にlocal muscleや腸腰筋の評価は推測の域を出ません。
山本先生は臨床評価としてどのように評価されているのでしょうか?

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