リズム運動

 リズム運動とbodywork

 リズム運動は身体呼吸などの内圧的な変化をみてもわかるように、1・2・3・4的なパターンで当てはまるものではありません。個別性があるからです。しかしながら現在も介護予防や地域支援に関わっていますが、この1234的な運動パターンを続けていると、引き込み現象および同調してくるというか数週間後には心地よいリズムとなって会場全体が一体化してくることがわかります。これが自己啓発セミナーのノウハウなのでしょう。実際にあらゆるセミナーにはある一定の雰囲気があるように、脳の波長も会場にいると同調してくることが科学的にも示されています。この一種陶酔のメカニズムが各々の団体や学閥にはあり、なんとなくその一派は同じような雰囲気を醸し出すのです。
 さて、機能障害のすすんだ患者さまにおいては、個別性が大事ですので通り一辺倒なプロトタイプなパターン化では難しいでしょう。しかしながら、一般大衆化したり体系化するためにはわかりやすいコンセプトにしなければいけないので1234的なものになってしまうのだと思います。額面通り採用すると効果はでないものですが、強引にもっていくという手法も無きにしもあらずです。しなしながら、リズム性の本当の意味を知っておく必要はあります。経絡でもツボはわかりやすく表現するために解剖学的にココだよとしていますが、本来は気を扱っているので空間的な位置取りと意識が必要になります。
 リハビリは医療なのであくまで学際的な手続きをとったものでなければ採用されない傾向にあります。いわゆる医療であるかどうかの心理的な関所があります。認知運動療法もbodyworkも身体感覚からのアプローチという一つのきっかけであり、実は同じカテゴリーになるのです。認知運動療法も運動療法といいながらも能動的な要素があまりありませんが、現在の認知運動療法の一般的に連想して思い浮かぶ運動療法版がbody workなのです。そしてその徒手療法といいますかアシスト版がPNFということになるでしょうか・・・勝手に一緒にするなと言われそうですが、各々全く別ものと考えるほうがおかしいのです。
 一つのことにとらわれて、本来の根源的な原理に気がつかないと横へのつながりが作れず派閥化してしまいます。パブリックにするにあたってはキワモノと思われない程度の許せる範囲の理論と大衆の支持が必要になるのです。いずれにせよヨガやピラティスや認知運動療法がでてきたことはリハビリにとっては大きなパラダイムシフトといえます。しかし誤解してはいけないのは、この新しく入ってきたコンセプトが既存のものより優れているという発想はいけません。単にでてくるのが前後したにすぎないからです。
 身体を自己組織化させていくには、触察による運動連鎖評価が欠かせないと思います。視覚的な評価ではなく内在的な運動連鎖評価として軸圧であったり筋膜の三次元的なつながりなどをみることがあります。長軸のアプローチが有効なのは人が重力下に暮らしているからです。脇元先生の講義のなかでも相当この重力系の軸圧に対するレセプターが脊柱などに内在しているようなので、運動学的なというよりあらゆる物理的な刺激に対する反応が人には備わっていることは明らかです。
 質問にもあった人間にとって原理原則のような誰にでも適応できる簡易なBODYWORK系のアプローチというのは、ニュアンスは違いますがそれこそリンパドレナージのような循環系のマッサージが効果的です。連鎖のとれていない部位にリンパの流れを促すように腋下リンパ節やソケイ部へリンパ血行を促すように誘導すると循環がよくなり結果的に連鎖の下地ができます。原理原則となると結局ヒトが初めて行ったであろう医療行為の手当に行きつくのかもしれませんね。bodyworkとなると金魚体操のようにユラユラゆらすというアプローチになりますかね~金魚
富田先生がさかんに講習会でも揺らせばいいんだよ~と言っておられますので一理ありますね。しかしどんどん民間療法的になりますので医療からは離れていく印象もあります。そのあたりは医療人としてどこまで許せるかという戦いになります。このユラユラ体操も角度と深度と部位をしっかり限定してやれるのがセラピストの力量になります。他動的なユラユラアプローチと命名しましょう。bpdywork的な動動的なアプローチでは金魚体操のようなユラユラ体操になりますが、このユラユラ体操も個別に対応しないと理学療法としては効果が薄くなります。プロトタイプの体系を理学療法では個別性にアレンジすることがPTの持ち味だと思われます。
 
スポンサーサイト

コメント:0

コメントの投稿

トラックバック:0