FC2ブログ

運動連鎖インソール疑問質問

○パッドの大きさをどのように決めているのか?特にアーチの部分や山の頂上、中腹、ふもとに分けてとおっしゃっていたが、どれくらいの範囲でやっていたらよいのか?
answer
この辺りも経験によるものが大きく、何回も作っているうちにより細かい階層性が見えてきます。本来は削りだしで作成するものを、パットは山の頂きから重ねて行くことになります。削り出しの場合は最大5ミリにもなることもありますので、パットはどうしても二次元で見てしまうと奥行きがなくなってしまいます。おそらくグラインダーで削る経験があると、厚さに対する奥行きのモダリティが出てくるはずです。その上で触っていくと、相対的にバットの高さを比較していくと三段階ぐらいの高さがあることが見えてきます。つまり単発のパットだけだと置くとすでに何かしらの効果が出ますので、それで終わりとなりそうですが、他にも同じく高さのパットを貼ると比較として、結果的に同じ高さで貼ったけど、最初のパットよりは高いだろう…と比較検討の余裕が出てきます。
そういった経験の中で比較検討しなくでも触った奥行きで高い低いが判断できるようになります。つまりアーチは高さが一定ではないことを考えても同じ高さで平面になることは無いのです。
○パッドの厚さの選択は感覚的なところという話があったが、何か判断の基準となるものがあれば、もう一度教えて欲しいです。
answer
内側アーチなどなど物理的に高さのある部位は基本的には2ミリになります。内側にも2ミリを入れたら内側とのバランスよくを考えてさらに内側に盛っていくという作業になります。
たとえば今回もありがとう山の頂上にあたるスタビリティポイントだけでも変化はあったと思いますが、踏まず支えを入れたらさらに変化があったかと思います。一つ目だけでも効果は実感できるものの、やはり階層性があることを示しています。
○同じ2mmでもハードとソフトと使い分けることもあると思うが、その辺りの使い分けはパフォーマンスでの判断だけでなく、その他の判断基準はあるのか?
靴のソールが柔らかいと、さらにソフトの素材だと不安定になりそうだとか、高齢者の場合にも当たりがソフトのものがいいこともあるが、アライメントや安定性のことを考えるとハードのほうがいい場合もあります。
またか踵が狭い靴などもソフトだと不安定になる可能性があるもあります。
○X脚の方は内側にパットを入れ、O脚の方は内側か外側のどちらかと言っていたと思うのですが、その辺りの解釈をもう一度お願いしたいです。
基本的は正常歩行は外側のモーメントが働いています。よってあまりにもない範囲ビザの場合には外側にパットを入れても、外側へのスラストのモーメントに負けてしまうことがあるのです。踏ませることで外側へ開く力と拮抗させることができます。また正常歩行においては回内や内旋運動もかならず必要なため、そこで踏まず支えがあると踏み込みやすくなります。
X脚の場合には、外側のモーメントが働くことはなく内側スラストにさらに回内や内旋が同期します。内側要素しかないので、これを反対側にバットを入れて踏ませて矯正することは至難の技です。よってX脚は踏まず支えとしての内側パットが正解となります。
○内側縦アーチと立方骨パッドの反応みるときの指標となる部位・ランドマークについて再度説明していただきたいです。
answer
内側縦アーチはスタビリティポイントと踏まず支えとしての二つのパットがあります。スタビリティポイントはミクリッツラインを指標に、股関節の求心位に集約する部位を決めます。
踏まず支えはニュートラルの足のアライメント時の、隙間を埋めることになります。
立方骨は拇趾球筋の付着部でもあるので、拇趾を他動的に屈曲させた時の立方骨のモビリティと、その時の動き方をみて、その動きをサポートするようなバットの形と位置を決めて入れます。
○評価にFFDや歩行、サイドステップ、立位のストラテジーと自由度などを確認したと思うのですが、その他にも反応をみる際の評価法はありますか?
answer
基本的には生体に快刺激が加わると好転反応として、全ての生理的な反応も含めて運動的なパフォーマンステストにおいても変化を見ることができます。分かりやすくその場でできるのがFFDだったり片足起立、ストラテジーテストになります。
○インソールを履き続けることで体が学習し、インソールが必要にならなくなることはありますか?また、一度完成させたインソールを見直すことはあるでしょうか?
answer
感覚入力をベースでしたインソールは、反応も姿勢制御も日々変わるので、歯の定期検診ではないですが定期的に見るのが理想です。半永久的に良くなる治療法はありません。またインソールだけで全ての機能が良くなることはなく、運動療法や生活そのものを見直すなどのトータルサポートの一つとして考えた方がいいでしょう。インソールは商品として見るならば、アフターケアとして後日に様子を見ることが理想です。実際にどのように身体に取り込まれ、馴染んでいるかは時間が経たないと分からないからです。ただし1番の原因である問題を解決できていれば、そのまま継続して履いてもらうことで大丈夫です。
スポンサーサイト



コメント:1

追加で質問させていただいてもよろしいでしょうか?

○座学・実技でのわからなかった点
最後に靴のストラテジーに対してインソールを修正する際に前足部にパッドをかませることや足趾内在筋の反応するポイントを評価することはあっても足趾パッドについては余り触れていなかった印象があります。評価の視点やポイントを改めて教えて頂きたいです。

○座学・実技での質問
実際にインソールを臨床で作成する場合、合計単位数や完成までの期間はどれくらいかかりますか?またどの程度修正をかけますか?

コメントの投稿

トラックバック:0