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ピラティスを理学療法に活かすためのポイント

Category: bodywork
運動指導の為に解剖学は必要だが、解剖学を学べば運動指導やエクササイズ指導が上達するわけではない。

知識を通して人の身体の機微な変化が分かる訳ではない。

変化を感じるマインドや感性を磨くことがボディワークの真髄となります。

リハビリはプログラムというように、医学であるがゆえに治療として成り立たせる為には、直感からは縁遠い世界となります。つまり感でできない訳で、ロジカルに論理的に理論立てて考えながら組み立てていく、それこそ知識の量が絶対的に必要であり、そして説明できて解説できなければならない。それが世界基準の流れを知った上で、どこからがエビデンスでどこまでが自論であるとかの境界が理性的に冷静に判断できることが求められる。

つまり臨床とは「冷静さとロジカルシンキング」が前提となります。

疾病として診断的なところから始まると、身体全体を包括的に効果を出す方法論に行き着きにくいのです。

医学とは病理と検査の値から、治療方法を導き出していく、方程式を解く力が不可欠です。

しかしながらボディワークにおいても、長期にフォローしていく為には系統だったストーリー、引き出しが必要だと思いますが、これを医学は医療そしてリハビリに応用して転用していくことの難しさですね。

治療としてリハビリとしてであれば、リズムやテンポよりも医学的なロジックにて部分的にピラティスなどのメソッドを入れることになります。

しかしながらいわゆる一般的な体幹エクササイズにアウェアネスを加えていく、アイソレーションとフォーカス、そしてキューイングとタクタイルなどの、知識ではなくテクニカルなスキルがボディワークのインストラクターには身につきます。
よって解剖や運動学をベースとしてエクササイズを単発に提供する理学療法士との違いは、インストラクターのスキルがあると、その指導現場においてやる気を引き出し、身体の刻々と変わる変化を感じながら、言葉とハンズオンと、身振り手振りなどの表現が際立ってきます。

つまり解説と説明ができるジャーナリストやコメンテーターなどの有識者と、現場での指導力という実践力との違いになります。

つまり、リハビリにおいても、健康増進や部分のアプローチでは効果がプラトーになってきた段階、体幹を本当に四肢に活かしていこうという段階になると、診察的な理学療法評価に基づいて組み立てていく臨床思考モードよりも、さらに一段階現場実践モードが適応のステージに上がっているのです。

つまり身体全体を包括的に動かすモードにて、部分が結果的に網羅できるコンセプトが有効となってきます。

体幹にてコアコントロールしながら、身体を複数箇所同時に動いていることが有効なのです。

つまり複数箇所同時に動かすことの、動いていることの理学療法評価はできないのです。

やはり問題点からのアプローチは結果的に局所であり、そして複数箇所の連鎖として機能障害を評価できたとしても、別個にアプローチして積み上げていくことが理学療法ですので、同時に動かすというエクササイズは同時にその変化やコントロールを追えないのです。

人間の手と目で追える範囲の肢節の変化、やはり限られてきます。

ということは全体に流れるような身体運動が連続的に繰り返されると、それは理学療法の専門性からは外れてくるのです。

この理学療法モードからインストラクターモードへの切り替えが、いわゆるリハビリ現場では難しいのです。

二面性を使い分ける、それは誰しも難しいものです。

またあらゆるボディワークにおいても課題がないわけではありません。

つまり理学療法モードでの治療、ボディワークモードでの全体性、そこからさらにもう一段階ギアを上げてコンセプトが求められています。

つまりあらゆるボディワークでもコントロールしきれないので身体表象です。

アライメントをアジャストする時にも、見た目を揃えるだけでは身体イメージとの解離が起きてしまいます。また心地よい姿勢や肢位が必ずしも機能的ではなく、真の正中とは自らのイメージと大きく離れた、思いもよらないポジションだったりするのです。ボディイメージのパラダイムシフトを理解し、その気持ちを共有できるインストラクターになる事が、違いを出せる存在になりうる鍵なのです。
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