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X-bein(X脚)の運動連鎖

O脚 X脚
日本人はO脚が多いが、海外ではX脚の方が多い印象。
日本人の中にもX脚がO脚ほどではないにしても一定数いるわけで、私の感覚でも1~2割はX脚もしくはストレートですね。では実際の臨床においては、この違いはどこにあるのだろうか?
いくつかの着眼点があります。
⑴股関節の内外旋(大腿骨)
⑵膝関節の内外旋(脛骨)
⑶脛骨の捻転
他にも股関節の前捻角(クレイグテスト)、大腿骨の捻転、彎曲などがあります。
今回は特に膝の回旋に着目しての内容となります。
O脚は外旋
X脚は内旋
基本は上記となります。
ここに屈伸が入ってくると
O脚+屈曲
X脚+伸展
機能障害レベルでマルアライメントが顕著になると
O脚+伸展制限
X脚+過伸展
変形性膝関節症になってくると
O脚 toe-outパターン:脛骨外旋+toe-out(足部回外位)or (+距腿関節外反)→ハイアーチ型の外反母趾など
O脚 toe-inパターン:脛骨外側変位(Lat-thrust)+ALR→脛骨内旋→ 内捻変形
X脚の屈曲膝パターン
脛骨内旋+足部回外アライメント→toe-in傾向→荷重時にX脚であることによって内転方向に荷重ベクトルがかかる→足部over pronation→回内+脛骨外旋モーメントが発生
※本来ならば回内には脛骨内旋がバイオメカニクスとしては法則だが、外反膝という特性と元々が内旋位からのスタートとなるため、それ以上の内旋運動が生じず、逆にカウンターにて外旋モーメントが発生する。そこで膝の外反がより強調され回旋の可動性が大きくなる軽度屈曲位での歩行となる。 
この時股関節外転筋の低下も顕著であることも多く、外転位での外転訓練が有効です。さらに大腿四頭筋の筋力も低下しいてるので、筋トレをしなければならないのだが、伸展外旋のスクリューホームムーブメントはX足がでは通用しない。むしろ伸展内旋がX脚の正常運動なのです。しかしながら膝を内旋させながらの伸展は、股関節を内旋させてしまうことも多く、結果的に大腿四頭筋の収縮に不利に働きます。よって股関節外転の外旋位にて膝関節伸展内旋誘導における内側広筋の収縮を促すことが有効なのです。
臨床でのアプローチ
X脚は日本人の中では比較的珍しく、O脚が論じられることが多い。しかしながら海外ではO脚が一般的であり、連鎖も当然違ってくる。X脚過伸展アライメントが多くみられるが、実際には屈曲拘縮、伸展制限のあるX脚の変形性膝関節症が見られる。臨床の中でどのように戦略を立て、アプローチするか?実はX脚は支持基底面が広くなるはずが、実際にはスタンスを狭くとりバランスをとる戦略が見られる。そのことが結果的に屈曲位での歩行につながっていることが観察される。アプローチは外転位での下腿を内旋に戻しながら伸展させ、筋力トレーニングをすることが有効です。
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