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仙腸関節の疑問質問

毎回運動連鎖道場in浜松では臨床で出てきた質問について答えています。以下に列記します。
○深部縦系についてです。
あの考えにおいて、高齢者などの円背の人に対してはどういった考えでいけばよろしいでしょうか??
また、そういう方の脊柱起立筋はどんな風に考えていけばいいのか??
answer
高齢者の筋膜は表層の皮膚の張りが無くなるように、膜系の連続性が断たれている、もしくは機能しない可能性があります。全ての理論や教科書は見ての通り健常者をモデルにしています。高齢者に対する応用については、特に高齢化社会を迎えている日本においては外せないトピックスと言えます。
例えは額面通り股関節伸展運動や、上肢を伸展させたら深部縦系が必ず働くか?と言われると、それへ効いているかどうかを確認するすべがなくては、あたかもダーツ🎯のように、やってみないと分からないレベルになってしまいます。繋がりがあるかどうかは、先ずうつ伏せになれるか?そしてレックガールにて抵抗を加えた時に、坐骨から背筋にかけてのテンションを感じ取れるか?そこにかかっています。高齢者の場合には膜系のみならず、背骨の変形とimmobilityが顕著であり、既に筋肉の作用による関節運動が損なわれている状態です。そうすると明らかに廃用も信仰しており、膜系は機能不全に陥っています。少なくともまだ姿勢制御のキャパシティが残っているであろ70歳代ぐらいまでが、このような膜系の理論の適応であろうと思われます。姿勢制御のキャパがなくなると、固定ともたれかかったハンモックのようなストラテジーとなります。活動性も歩行距離も落ちてきて、姿勢制御の許容範囲内に収まってきます。だから杖やシルバーカーなどのアイテムが不可欠となるわけで、全てを膜というレイヤーで考える必要はありません。あくまで一つの手段ですので、何故適応にならないかを考える思考を持てるようになることが大切です。
○仙腸関節の片脚立位の評価で非荷重側の挙上が出現する側の仙腸関節の柔軟性が低下していると判断し、交互に3回モビリティの施術を行ったと思うのですが、その都度、片脚立位、歩行の評価が必要ですか??それとも異常側→正常側→異常側と臥位で連続して刺激を加えても同様の効果が得られますか??
answer
確認する事でさじ加減と、微調整ができますので、慣れてくれば臥位を連続してもいいでしょう。おそらく多くの経験の蓄積によって、より精度の高い施術の領域に入っていけることでしょう。
○骨盤底筋群など、インナーマッスルの左右差がある場合があるという話がありましたが、弱化がみられる側を促通させるためにはどのような方法を用いますか??
answer 
うつ伏せで尾骨を屈曲させるような意識で、骨盤底筋を収縮させます。尾骨は強い側に引かれる傾向があり、例えば右側の底筋が強ければ尾骨は右側に寄ります。よって尾骨の動きをみて、弱い側をより意識してもらって収縮を促していきます。うつ伏せで尾骨のすぐサイドを触診すれば特に違和感なく実施できますので、是非試してみてください。
○大腰筋の機能解剖とエクササイズの繋がりの話が早くて追いつけませんでした(回転中心のところ)
大腰筋は椎体繊維と横突起繊維の二つの束からなっており、屈筋が軸の前に、伸筋が字句の後ろに存在しているように、椎体繊維は屈筋、横突起繊維は伸筋となります。ただし腰椎が矢状面における正中重力線に一致していることが必須条件であり、過屈曲していたら最早伸展作用は望めないばかりか、短縮して廃用になる可能性があります。過前弯したら長軸上に脊椎や椎間板を圧縮させる作用となり、ますます過前弯を強めるばかりで、股関節の作用としては低くてなっていく事でしょう。
○確認ですが、閉鎖力は拮抗筋の抵抗を使って主動作筋の筋収縮を促す。でよろしいですか??
answer
まさにその通りです。大正解です。身体内でこのような相拮抗すると作用を作り出すことができることが、スポーツパフォーマンスでは必須であり、年齢とともに失われてくる機能でもあります。
○腰椎すべり症に対する腹筋運動のメカニズムがよく分かりませんでした。
answer
辷り症はレントゲンでは屈曲でさらに辷り、伸展にて辷ったままのアライメントにて椎間孔が狭小することで痺れや痛みにつながります。よって前に滑らせないために座位などで、腰椎を後ろに凸のCカーブを形成することで、ベクトル的には前方辷りを防ぐことができませ。そのポジションにて股関節屈曲運動させることで、アライメントのリスクを避けながら腸腰筋を鍛えることができます。屈曲も圧縮させすぎると椎間板や椎体に対して潰す力が働くことになりますので、エローゲーションさせながら腹圧をかけながらCカーブさせます。アライメントを辷りのリスクから避けて、そこから体幹や腸腰筋をエクササイズして、結果的に椎骨の安定性につなげます。
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