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インソールの基礎知識:可橈性(かとうせい)外反扁平足

第56回日本リハビリテーション医学会 学術集会
2019年6月12日~16日
今回、リハ医学会に初参加しました。神戸は私の地元兵庫県の県庁所在地でありますが、私の住まいは岡山の県境なので関西在住時に神戸に行く事は一度もありませんでした。
今回木曜日~土曜日まで三日間の日程にて学会参加して、主に脳卒中リハビリについての最新情報を聴講しまくりました。
詳しくはFBに投稿していますが、ここでは土曜日の午後一に聴講した
教育講演 
小児期・成人期の扁平足の 病態とマネージメント
演者:和田 郁雄 先生(名古屋市立大学リハビリテーション科 診療科部長)
皆さんは可橈性外反扁平足という概念をご存知だろうか?可橈性とは物質の弾性変形のしやすさを示します。

私も始めて耳にする概念だったのですが、いわゆる荷重時にアーチが低下して扁平足に見えても、爪先立ちをするとアーチがしっかりと出てくるタイプの足になります。全身の弛緩性がある人など、その傾向が強くなるようです。
立位では後面から見ると第4趾と第5趾が見えてしまうようなアライメントとなります。


これは幼児期は足そのものがflexibilityが高く、10歳から12歳ぐらいになると自然に足が安定してきて荷重時でのアーチも保持できるようになるというものです。

よって幼児期の扁平足は、経過観察という選択肢もあるということです。しかしながら長い経過の中では、学童期を迎えても中学、高校になっても扁平足が変わらない子供もいます。

この辺りの違いというか、幼児期に扁平足でもその後に足のアーチがしっかりと形成されるタイプとそうじゃないケースの違いは、必ずしもはっきりとわかっているわけではないようです。

一応、爪先立ちにてアーチが形成される場合はその後しっかりとアーチができる可能性が高いとしても、そのボーダーがどこなのか?スポーツ特性などの環境要因がどのように関係してくるのか?あらゆる因子が考えられるため、一概には言えないのかもしれません。


リハビリとしてはこの可橈性は維持しなければなりません。この可橈性があるがゆえに外反扁平になるということもあるのですが、潰れたまま硬くなってしまうという事は避けなければなりません。

足関節の背屈角度を維持改善させることが、扁平足の改善につながるのか?

アキレス腱の硬さは,
距骨と踵骨の長軸の交線が成す角度
Lateral Talocalcaneal angle(正常20-40°) を増大させる。
N-talocalcaneal-A.png
Radiographic Evaluation of the Pediatric Foot and its Deformities Amy C. Wu, MD UCSD Department of Radiology.

つまり距骨が踵骨に対してより底屈することで角度が増大するが、この機序としてアキレス腱がtightnessになることで踵が上に牽引され、結果的にcalcaneal pitch角が低下(踵骨が床面に対してより水平に近づく)するが距骨のショパール関節面も前方に転がるようにお辞儀してしまい、踵骨か底屈する角度よりも距骨が底屈する角度がより大きくなるためtalocalcaneal angleも増大する。また距骨がお辞儀することで、第一中足骨との角度も大きくなり、いわゆる上から重量がかかった時に潰れてしまう、trass機能が低下している状態となる。
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