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健康づくりとパフォーマンス向上〜足のケアと床反力〜

「運動指導者の指導力の向上〜エビデンスと現場実例の融合〜」
NPO NSCAジャパン
NPO 日本健康運動指導士会
主催 第六回合同学術大会
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本日3月21日都内某所にて上記研修会に参加してきました。
FBでもいくつか投稿しましたので、ここではさらに詳細な内容について報告したいと思います。
医療従事者とナショナルに関わるトレーニング担当のトレーナー、そしてパーソナルで活動されているウォーキングトレーナーの4名の先生方が登壇されました。
それぞれの立場によるスタンスの違いにも着目して、拝聴させていただきました。
医療従事者は元々はネガティブな指導の文化が根付いている、いわゆる教育現場や職場、スポーツ現場にて盛んに言われている体罰やパワハラ問題が、まだそれほど大きく取り上げられていない分野かもしれません。
つまり医療の場合には、健康と寿命といった観点から、データを元に手遅れかと思われる患者さんが来院されるので、そこでは当然叱咤があります。このままだと大変なことになりますよ・・・これは医療では当たり前であり、このような論調がとてもアジャストする分野です。しかしながら、その診察や医療現場ではその場限りでの対応ということも少なくないため、言いっ放しであったりと、それでも受診しなければならない健康状態といったこともあるので、我慢して通院することも多々あります。この辺りが病院嫌いの人たちが潜在的に多いといったことにつながっています。つまり、病院ではそのような物言いをされても仕方がないといった患者側の、事前の心づもりがされているのです。しかしながら、これが海外の方であったり、少し社会的地位の高い方であると、明確な答えを求めるが故に、その対応がその他大勢と同じ回答であったとすると、それは行っても仕方がないとなります。もちろん1日に何百人も受診し、そしてこなしていくことが求められる医療においては致し方ないことであると言えます。このような文化で育った理学療法士も当然のごとく、その遺伝子を引き継ぐことになります。特に外来においてもいつの間にか来院しなくなると行ったことにも助けられ、良くなって頼ってくれる人のみの成功体験が蓄積します。入院ですと少なくとも回復期などの長期にわたる場合においては、その期間の中でいかにコーディネートしていくかという視点が必要ですから、また外来とは別のスキルやスタンスが不可欠となるでしょう。
このような一連のコーディネートが必要な入院においては、技術やテクニックありきではないのでクリニックなどの外来に勤めることになります。この外来に勤めると、結果が直ぐに出るからも面白いという、感想をよく耳にします。直ぐに結果が出る外来は確かに刺激的で楽しいと思いますが、一方で本当に一発で良くなるということは現実にはありません。研修会では直ぐに変化するといったことが、当たり前ですが臨床ではそんな簡単なことは全くないからです。このような刹那的な中での結果報酬の結果、即予防ができるといった発想に繋がりやすくなります。しかしながら、実際にはその個人の臨床感の中での思いつきは、本当に思いつきレベルでしかなく、実効性はありません。つまりその背景には個人の個のアピールしたいという思いが強いからです。
 病院い来る患者さんは、自己管理ができなかったり、病期が進行していたりと、生活習慣病の様相を呈しており、言って見れば叱咤激励しないと立ち直れないカテゴリーに入ります。しかしながらトップスポーツ選手を対象として仕事をしている専門家の人たちは、エビデンスの重要性と必要性を最も感じながら仕事をしているのではないでしょうか?もちろんスポーツ現場ではパワハラが大問題となっていることを考えると、必ずしもその流れが根絶されてはいないのですが、90%叱って指導する歴史は終焉を迎えようとしており、現実に世界レベルで結果を残している選手は発想の上に努力をしている選手達です。
 イエスマンの指導において、それが正義だという時代もありましたが、それではその後の人生において、同じような指導と思考を繰り返すことになります。負の連鎖ですね。拘束された考え方の上にやらされた選手の結末は、昨今の事象を見ても明らかです。

 今回の研修会において感銘を受けたのは、モーグル代表に関わっておられる米澤氏の、トレーニングのトレーナーであるとともに教育者であるということです。そこには個をアピールするといった空気は全く感じられず、常に連続性の中で判断をされているようです。その瞬間瞬間の変化や結果にて一喜一憂しながら悦に入ることはないということです。代表の責任といったことなのでしょうね。
主観的な経験や想いを、客観的な現象として分析できる思考
ナショナルレベルになると、選手の発掘、スカウティング、育成、そこから見えてくる現状を一般大衆にも当てはめていくことができます。

今回のテーマは「床反力」というデータ的な研究的なテーマではありますがあ、足部のケアと健康へと繋がります。床反力というテーマにて医療から健康増進、そしてスポーツ現場での他職種の専門家をつないていくことにおける最大公約数的なキーワードであると言えます。

外反母趾という問題がクローズアップされた時に、医師である高山かおる先生は、高齢者の要介護そしてロコモ、子供のロコモまでを全世代を通じての足のケア「足育」をテーマに掲げられていました。

スポーツにおいても足の変形については直接的には関われないとしても、股関節との連動などを通じてリンクさせることによる動きづくりとして包括的に捉えていきます。つまりスポーツは推進力、パワーそして加速度といった、移動動作が基本となるので足そのものの機能がゴールではなく、どのように伝達するかといった観点になります。もちろん足部のマルアライメントにおいてはインソールも靴もありますので、ギアとしての対応は専門家に任せることになります。ここでも素足である裸足についての是非の論議がありましたが、結論としてはどのような戦略を用いても適応と不適応があり、そして戦略があるということです。その人がその戦略に慣れるように身体を構成していれば、問題ないということです。例えば公衆衛生の観点から言うと靴は必要ですし、ベアフットは足部の細分化といった視点を元から裸足であれば靴でどうこうする必要なないだろうと言うことから出てきた発想です。

クッションや靴のストラテジーにて衝撃吸収や推進は歩く走るといった移動動作であり、登ったり不整のサーフェイスであればクッションや厚底は意味をなさなくなります。フラットなサーフェイスからの反力を推進性に展開するための、特別な環境でのギアなのです。

足育と言う観点からは実際に子供の足は柔軟性があるかなで、遺伝も取りざたされているものの靴によって外反が強くなるといった環境要因も必ず入ってきます。そこは子供のうちから予防に努められる要素です。

一つの知見における見方が全てはないといった観点も、現代においてより主流な考え方と言えます。

子供の育成といった観点からは、遊びの経験のない子供達はスポーツはできても、掃除をしたり腕を上げたりしゃがんだりといった基本的日常生活動作ができないこともあります。これは将来に渡る介護予防として、パフォーマンスの前に教育的観点として結果至上主義ではない親御さんに対してもできるトレーニングなのです。つまり筋力トレーニングは基本は身長が止まってからが一般的な基準ですが、基本的動作の獲得といった視点でのウエイトトレーニング、筋力強化といったツールの用い方も必要だと言うことなのです。

具体的な内容についてはまた次回に連載しますね。

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