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左右差の科学⑶~起源と脳⒈~

ラテラリティ(左右差)の起源と脳🧠

左右差についていくつか文章を書いてきたが、今回は
「左右差の起源と脳」朝倉書店
左右差の起源と脳

の中から興味ある知見を紹介していきたい。
左右差についての書籍を検索しているとダイレクトにこの本に巡り合った。こんなタイムリーな本はないですね。
今回は第3章の霊長類とラテラリティp32〜を参考にした。
ラテラリティは広義に定義すると『ある対象の左右における構造的、機能的な非等価性』ということになる。以下に主なカテゴリーについて記すと、
左右一対の器官の非対称性
大脳半球の機能的非対称性

などが挙げられる。
特にリハビリにおいては、左右脳の機能的差異は片麻痺患者において、日常的に遭遇している。また高次脳機能として左脳と言語野、利き手交換など機能局在の違いがリハビリにも大きく関与してきます。
このラテラリティ問題は、霊長類における比較研究にて、利き手の視点から研究されている。
またラテラリティを脳研究においては、構造的非対称性と機能的非対称性という視点での研究に大別できるようです。

大脳における機能的非対称性
①感覚入力圭と関連した活動としてとらえる
②運動出力系と関連した活動としてとらえることができる。

構造的非対称性としては、大脳の領野の広さを比較、sylvius裂の高さや長さなど、形態学的特徴に着目した比較研究がされている。

リハビリに関わる理学療法士としては、運動器としての左右差ですが、研究領域では視覚や聴覚の感覚入力系における、課題遂行の比較が行われている。これは脳内における情報処理を見たものであり、総称して行為behaviorといいます。
一方で外観から観察できる人の動きにおける研究として、利き手、眼球運動の偏向などがあります。
この書籍には脳損傷の臨床からみた知見、優位半球と言語機能など、また身体機能におけるラテラリティなど、項を追って紹介していきます。
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