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不安定性腰椎の保存療法~理論編⑶~

腰椎の変性過程とはself-limited ?である
椎間板の変性過程
  ↓
椎間板から変性が始まる
  ↓
椎間板の変性が進行
  ↓
荷重に対する支持力低下
  ↓
椎体間が不安定(不安定性腰椎)
  ↓
靭帯・椎間関節・椎間板への負担増大
  ↓
筋緊張増大
  ↓
 腰痛増強
  ↓
 筋性防御
  ↓
 可動域の減少
  ↓
 活動制限
  ↓
椎間板の膨隆(ヘルニア),脊柱管内の黄色靭帯の肥厚や椎間関節の変形
  ↓
神経症状
  ↓
脊柱管狭窄
  ↓
間欠性跛行
  ↓
椎体の変形(圧迫骨折:いつのまにか骨折)
  ↓
腰痛や痺れなどの増悪
  ↓
脊柱の矢状面や前額面での配列が変化(変性側弯・重度円背)
  ↓
椎体の固定癒合
  ↓
不安定性起因の腰痛の軽減
  ↓
筋筋膜性腰椎の残存
  ↓
明らかな活動量(歩数など)の減少
  ↓
要介護

そして全体として言えることはQOLが低下してしまうということです。

参考)三上 靖夫 他:腰椎変性疾患の自然経過とリハビリテーション治療.京府医大誌 127(5),273 ~ 283,2018.
論文ではself-limited な現象でありことも多く、自然経過であると述べられています。つまり変形とは適応の産物であるということです。

適当ではあるものの、当然一個人の立場からすると、その自然経過に任せて変形していくことは誰もが受け入れられないわけで、診断や診察する側は「歳だから」という水戸黄門のような紋所になっています。仕方ないから受け入れなさいということなのですが、それでは予防になりません。
 このほっといたら起きうる自然経過を理解はするものの、具体的にどのような対処するべきかは全くもってフォーマット化されていないということです。
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