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側弯症に対する運動連鎖アプローチ®︎実践編1

先に運動連鎖アプローチ®︎理論編を述べましたが、ここでは実践編をお届けします。
側弯症の構造的な改善の難しさを先の記事で述べましたが、実際のアブローについて説明していきます。

視点⑴
レントゲンを診てまず考えることは、側弯症の凹凸を物理的に伸ばせば直るんじゃないだろうか?
凸側と凹側が側弯にはあります。よく見られるパターンは、胸椎右凸の腰椎左凸の前額面でのS字カーブです。
本来、S字カーブは矢状面での前後弯ですが、側弯症は前額面にカーブが見られます。
そして体前屈すると大きく片側の背部が隆起していることが観察されます。
この隆起は側屈だけではなく回旋変位が入っていることを物語っています。

また側弯のもう一つの特徴は、主に前額面に水平面の回旋が入ってくるのですが、矢状面においてはflatt spineを呈するということです。つまりS字カーブが90度回って、ぐるりと方向を変えてような状態です。
S字カーブは矢状面が失われると、再構築することが難しく、そこに前額面に移行しています。

特発性側弯と変性側弯の大きな違いは、特発性が主に矢状面のカーブが失われつつ前額面に回旋が加わっての変位に対して、変性側弯はさらに屈伸の変化が加わります。過屈曲位もしくは過伸展になりますが、分節レベルで辷りが見られます。

本来、前額面における側弯は若年者においては、flatt spine傾向のカップリングで、中高年になってくると椎間板の変性、そして無分離すべり、高齢者においては側弯+過前後弯+無分離すべり+圧迫骨折、の変遷が見られます。

側弯画像

上記は軽度な変性側弯のレントゲンですが、前方からのviewですので下部腰椎の左側方偏位がみられます。
特発性側弯においても胸椎がクローズアップされがちですが、腰椎レベルでも必ず胸椎側弯の揺り戻しが見られます。
つまり胸椎と腰椎では逆凸の側弯になるということです。

このように腰椎レベルでの偏向を土台としてまず対処しなければ、胸椎の側弯へと効果を波及させることはできません。
よって側弯へのファーストチョイスは腰椎の短縮側への伸長アプローチということになります。

腰椎下部の片側の伸長は、下肢主導で牽引+ストレッチを施します。
側弯エクササイズ2
基本は側臥位とし、下肢を伸展+内転方向にストレッチをかけます。
腰椎の側屈は基本的には、フライエットの法則に則って、左側屈には左回旋がカップリングしますので、上半身は左上肢をリーチングする要領にて右回旋になるようにセッテイィングします。

また確実に下部腰椎が伸長されていることを徒手的にも確認しながら伸長させることです。
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