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「理学療法における運動療法」と「健康増進を目的とした体操」

「理学療法における運動療法」と「健康増進を目的とした体操」の違い?

運動療法という理学療法において疾患に特化したアプローチとともに、体操やエクササイズ、そしてトレーニングといった身体を動かすことによって健康増進を目的とするなかに、身体機能を改善し結果的に疾病に対して効果を期待できるものがあります。

つまり推奨されいてる運動というのは、ロコモという足腰が弱ることによって転倒や寝たきりを予防するといった目的が前提なのですが、整形外科疾患においても高齢化に伴う、サルコペニアや活動性の低下が背景にあり、運動器疾患そのものが生活習慣病と切っても切り離せない関係にあるのです。

よって、整形外科や体育の分野においては体操やエクササイズといった、具体的に局所のどこというわけではないものの健康増進そして足腰に効果があるであろう種目を紹介しています。

例えばラジオ体操は誰がやっても何らかの健康における増進になるように、運動様式の特異性という理論的な理学療法における考え方とは、少し毛色が違うと考えてもらっていいと思います。

何かしら身体を動かすことで、関節や筋肉が刺激されそして伸ばされ、生活動作全般に効果があるかもしれない。このようなものの考え方をします。
「目的として痛みをとるものではないが、結果的に良くなるかもしれない」

治療とは狙って「痛みを治す」ということになりますが、実際には遅々として改善しない場合も多々有ります。またある程度のところまでは改善し生活上はできるところまでいくければ、それ以上についてはプラトーとなってしまう。

これがパフォーマンスレベルの高いスポーツ選手であれば、尚更運動療法だけではなくもう少しツールが必要とされてきます。つまり動きの改善、動きの質の改善、パフォーマンスの改善そして向上、が結果的には活動と参加を促し、選手のニーズだからです。

運動療法とはどこまでの領域と適応と考えるのか?巷にあらゆる運動や体操が紹介されるなかで、全身としてのイメージを想起させるティーチングの要素が入ることで、身体に運動療法とな違う化学変化が起きてきます。

ティーチングというモードを身につけることで、運動療法が健康増進につながってきます。

このあたりの整形外科学会や各領域で推奨されている運動と、リハビリにおける運動療法という考え方とそもそもの考え方の文化が違うということを鑑みて、しかしながら局所や我々の今現在常識とされる考え方そのものが完璧はないので、柔軟に他の領域のものを取り込むキャパシティーが大切となってきます。
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コメント:2

とし
理学療法士が書籍を見ても医学的な立場からですので筋、骨・関節系のついてのエビデンスに基づいた基本的なエクササイズになってしまいます。
カイロ、整体師や気功、武術家等が出している書籍では違う視点が含まれている体操や、身体の使い方等を目にします。PTとの違いは教える側個人の身体能力と見せ方も優れているためセミナー等も多々開かれています。
参加者自身のパーフォーマンスもその場で変わるのを体験できます。PTの知識、技術はすばらしいと思いますが、残念ながら一般人向けに教室等を開いているのを見る機会まだ少ないと感じています。

返信

管理者
ありがとうございます。医学的に積み上げて行くからこその理学療法の運動療法ではありますが、その効果検証において、メカニズムとしての解明は試みるものの、人を対象とした運動効果について、モチベーションやリズム、テンポなど、なにをするではなくて、どのように提供するかが大切となってきます。しかしながら、ここは医療としてのプライドもあり、なかなか一般大衆に対する直接的な運動指導や体操指導は向かないと言えます。あくまで運動はその道の専門に任せて、我々はあくまでリスク管理やデータ収集などのマネージメントに加わることが最良と考えます。

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