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理学療法士が提唱する呼吸法

11/27日日曜日に長野県佐久穂町の千曲病院にて、呼吸と自律神経というテーマにてレクチャーさせていただにした。
千曲病院はそれこそ7-8年前から年に2回の恒例となった研修会を開催いただいており、今回は2年ぶりの開催となりました。
千曲2017


呼吸法は呼吸リハビリとは趣が異なっており、いわゆる呼吸認定療法士といのは呼吸器疾患の患者を対象とした、医学的な管理ができる専門家となります。健康増進のための呼吸法や座禅や瞑想に通じる呼吸、またヨガやボディワークにおける呼吸とはカテゴリーが違います。

リハビリにおいては、呼吸器疾患にてADLが損なわれている患者さんを、日常生活を送れるように
理学療法をする。QOLそのものなのです。

一方で呼吸器疾患ではないストレスやうつ病においても、緊張を緩和するという意味での呼吸法が推奨されている。

最早この世の中において、病院の中の患者さんだけではなく、健康に起用するための未然に防ぐ予防こそが不可欠となり、いやが応にも呼吸リハから日常からできる呼吸法への境界線がなくなってきつつあるのです。

呼吸法となると姿勢が良くなくてはできません。姿勢が良くなくては呼吸も乱れることを考えると、姿勢が乱れることは精神の乱れでもあります。真正面から受け止め向き合う覚悟は自ずと姿勢に表れます。そう言った意味で自衛隊や防衛大などのよう学生さんは、本当に姿勢が良い。だらっとした姿勢だと、それこそ頼りにならない感がひしひしと伝わってしまいます。日常では規律を全面に押し出しにくい風潮がある中で、人命に関わるような、そしてemergencyな緊急や急を要する事態に直面した時には、間違いなく規律が不可欠です。気合いは腹呼吸であり、気持ちと呼吸は不可分な関係なのです。

健康に貢献する職業として、新たなステージに踏み出すためには、呼吸法においでも何ら指南ができる必要があります。つまり医師の診断に基づいて、指示のもとに治療に携わるということは、クリティカルポイントとしての病理があり、その補助的な役割を果たすということになります。つまり、付随して身体機能が落ちるため、自らの力で立ち上がり歩けるようになるために、そのトレーナーのような役割を果たします。そして医療も予防の時代となり、病気から人として何を持って回復とするか?という患者目線、家族目線での見方が注目されるようになります。顕微鏡から人を見るということですね。予防とは円滑に動きやすいカラダ作りということと同義となると、トレーナーの役割はウエイトトレーニングから、ファンクショナルエクササイズへと推移していきます。スポーツトレーナーが、テーピングやマッサージなどのケアを担当して、トレーニングは別コーチがいるといったところですが、競技力に特化したトレーニングから人間の身体機能の原理原則に基づいたメソットやコンセプトが多数出てくるようになったのです。そこは医学でも科学でもなく、医療従事者の治外法権となる領域なのです。統計学的に有意であるということは、ほとんど意味をなさない領域でもあり、その選手個人が良いか悪いかの二択となるのです。


さて健康に資する職業としての理学療法士を考えるとき、呼吸法は不可分な関係にあります。予防事業に関わって、評価をして筋力トレやストレッチを指導するときに、リスクを避け実施します。劇的な変化は起きないけれど、悪くらないように考慮する。つまりのところ、病院に受信した時点で、外科的な選択肢もある患者かどうかの判別が必要であり、相当悪くないと病院には受診はしません。そうすると簡単に治るような人はごくまれとなります。オーダーが出て依存的になってしまうのは、第一選択として自らのところに来たわけではなく、依頼されての病院には来ないといけない立場にあるということにアドバンテージがあるのです。あくまで医療の枠内にてですから、そんなに突飛なことはできません。何となく近いから、顔見知りだからという範疇を超えて、本当にかかりたいから、よくなりたいからという視点にて選択されるようになることがプロフェッショナルとなります。

理学療法士の提唱する呼吸法⑴
・骨盤輪の安定性
・脊柱S字カーブの構築
・腹圧をかけての重心の安定感
・頚部の安定性:SCMの筋緊張の調整による頭頸部の正中化
上記アライメントを保持しながらのリーチングからの生理的胸椎後弯内におけるmobilityの促通


胸椎の呼吸時における動態は、あくまで副運動レベルの範囲にとどめ、微妙に揺らぐように振動しているムーブメントを促していきます。

呼吸法を続ける中で自然に合理的な姿勢にいきつくというのが原則だと思いますが、型から入ってそこに呼吸を落とし込んでいくという方法が理学療法的な視点となります。
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