運動連鎖道場in沖縄 第一回質問

運動連鎖道場in沖縄 第一回質問

①左右のウェイトシフトでの評価に関しての質問です。
左右のウェイトシフト時に、膝関節が内旋し、踵骨が回外すると説明を受けました。身体のどこから、どの様な連鎖が起こって上記の様な現象が起きているのか。と疑問が湧きました。


(answer)左右のウエイトシフト時に理想は内旋の相対的な回内になります。しかしながら地面に対しては回外になります。つまり位相差が必要であり、過重を一方にかけると当然足部の外側に過重がかかります。理論的には回外がおきやすくなります。しかしながら外側に過重がかかることで回外になるということは、下肢外側の軟部組織への負担が増大することを意味しており、歩行においては必ずしも効率的とはいえません。つまり踏ん張ったり、踏みとどまったりという動作では、左右への過重にともなう外側荷重という戦略が合目的ですが、ロコモーションつまり移動動作においてはスムーズな重心移動が不可欠であり、相対的な回内が理想です。つまり運動連鎖のパターンはどのような動作であるかによって、合目的なパターンがあるということであり、どのような組み合わででも運動連鎖は存在するのです。
 質問にあるどこから運動連鎖が起こるのかとういことですが、身体運動は重心の移動があっての手足ということになります。よって身体運動ということになれば体幹などの中枢部から波及していくと考えていいでしょう。立位で止まっている時には、アライメントの影響が大きくなり足元からの連鎖となります。加速度や慣性が生じるスポーツ動作においては、中枢部の安定性が不可欠となります。安定性が不十分だと末梢部に負担がかかります。
 結論からいうと運動連鎖は重心移動から始まるということです。そして地面に足がついたときから、末梢部と中枢部が互いに相殺するように干渉しあうのです。



②運動連鎖では、個体差への考慮も念頭に置く必要性があり、個体差によりアプローチするポイントが全く違うことを体験しました。第2回目の講義においても、イレギュラーを見落とさない視点を教えて頂ければと思っています。

(answer)イレギュラーを見逃さない視点、これこそが運動連鎖アプローチの真髄となります。確かにリーズニングのように順番に漏れなくチェックしていくことにおいて導き出される答えがあることも確かです。protocolという基準があるからこそ、ベースが上がってくることになります。しかしながら、新しい定石が必要となってくる場面も多々有ります。この新しい定石は、その後にプログラミングが書き換えられる必要があるわけで、自分がその瞬間のその場面で書き換えができるようになることが大切です。今後はAIのような人工頭脳が勝手に学習して新しい定石を生み出していくような時代です。まだ運動連鎖をコンピューターのアルゴリズムにて評価する時代ではないですが、AIの凄さは新手を人間の頭では考えつかないような定石を生み出すことにあります。つまり運動連鎖もいつかは人間よりも正確にびっくりするような連鎖を見つけることになると思いますが、現在は人間の閃きや生み出すこと、そしてその確率をあげること、そのような臨床家を育てていきたいと思います。

③わからなかった点として、評価で下腿が内旋してる、足部が外反しているなど瞬時に判断することが苦手なので、コツなどを教えてほしいです。

(answer)多くに情報を処理して瞬時に判断するメカニズムが脳にはあります。考えることを蓄積して、ある瞬間から解放することで感じることの真髄を感じることができます。考えて考えてその先に自動的に湧き出てくる領域に入ってきます。スポーツにおいてパフォーマンスを上げることと似ています。なかなか練習をしてもいつ伸びるかわからないところがあります。


④足部~下腿の運動連鎖で教科書通りの連鎖が良いとは思うのですが、個体差がでてきます。パルペーションにて対象者の運動連鎖がどのように起こっているのかを把握することには慣れてきましたが(不十分ですが・・・)そこから問題点を抽出することが困難です。数例症例紹介等をしていただけると参考になります。


運動連鎖のパターンがわかるようになると、それは評価ができてということになります。しかしながら運動連鎖には時系列と順序性があります。つまり時間的経過と、因果関係があるということです。そして優位性ですね。Aという現象があって、その現象はBが要因であって、Aは結果である。そしてCが関連要因となっており、まずは関連要因から省いていくことによってBに対するアプローチが有効になってくる。というようなストーリーです。この順序性の見極めと、評価としてわかって運動連鎖を改善するための方法が、必ずしも右に変位しているから、左に戻せばいいというわけではないということです。回旋していたとしても、長軸であったり縦横などの直線的にアプローチすることによって回旋が改善しやすくなることもあります。運動連鎖アプローチの基本は天守閣があったとしてら、まずは外堀を埋めていくという作業から入ります。これは老若男女をみなければいけないリハビリにおいて、リスクを回避するための方法となるのです。

しっかりと伴走していきますので、頂きを目指して頑張りましょう!

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