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華麗なる技

華麗なる技 ~エンターティナー~

NHK深夜の番組で華麗なる技~エンターティナーという番組を偶然目にしました。
一流エンターテイナーの究極のパフォーマンスを科学の力で徹底分析 ▽腹話術師いっこく堂 ▽ピアノ連弾レ・フレール ▽プロバトントワラー稲垣正司
三組のプロの華麗なる技の科学的な検証がメインの番組でした。
いっこく堂の検証はデュアルタスク能力からの分析があり、その能力の高さが脳の働きにより示されていました。一般的には何かのタスクをするときは前頭葉が活発に働きがみられやすいようで、また話す時は言語野が働きます。しかしながら、いっこく堂は頭頂葉の活動が顕著であり常にもう一人の自分が俯瞰している状態とのことです。スポーツ選手などでも状況判断をしながらプレーする場面の連続ですので、この俯瞰する能力は非常に大切であると思われます。デュアルタスクのt能力を測る例としては一人じゃんけんがあります。たとえば左手が常に右手に勝つように出し続けるなどです。
これは意外に難しい。しかしながら、いっこく堂はその場で素早く、間違いなくじゃんけんができていました。
 プロバトントワラー稲垣正司さんの場合は、バトンの世界選手権10連覇という偉業を更新中の文字通りトップバトントラワーです。その検証としては、視覚を遮断してもバトンを正確に回すことができるということの事実が示されていました。ご本人いわく、皮膚感覚というかそのバトンの重心の位置を身体で感じることで、コントロールしているとのことです。また、バトンを投げてとる距離感でも正確に再現できる能力もみられ、深視力というわずかな誤差も見逃さない能力もプロ野球やサッカー選手よりも圧倒的な高い能力が示されました。またバトンの回転スピードの速さにおいても、肘の使い方を制動させることで遠心力をえているようでした。さらに滑らかな技と技のつなぎにおいても、バトンを縦にキャッチすることで次の演技への回転力を止めないようにしていることわかりました。
 ピアノ連弾レ・フレールはご兄弟で即興でピアノの連弾をするのですが、そのリズムとノリであっという間に視聴者を引き込む魅力があります。音の特徴としては非常に強い音が二人の連弾ではみられたのですが、一般的な連弾ですと並んで座って両手は各々の座り位置で普通に弾くのに対して、レフレームの場合はクロスしてピアノを弾きます。それによって、本来右手パートである譜面を左手で弾かなければいけないということがなく、常に右手パートは右手で二人ともに弾けるというメリットがありようです。また左手はバンドでいうとベースとドラムの役割を果たしており、一台の楽器でバンドが出来上がっているとのことです。即興においては、いわゆる息が合っているということが不可欠なようですが、明らかに閉眼状態におていも二人は即興が可能でした。この息が合うという現象は、呼吸においても同調現象があるようで、お二人の連弾中の呼吸モニターの波形をみると呼気と吸気のリズム、さらにはピアノ弾いていないときにおいても波形のみならず呼吸の深さも同調している様子が客観的にグラフとして示されていました。
 これらの事柄は、臨床家である我々プロフェッショナルの技術ということにも当然共通項があるはずです。常に治療に集中しながらも俯瞰していける能力による客観的な判断、皮膚感覚というか身体で変化を感じ取る能力無駄のない合理的な身体操作能力、施術時に自分のペースにクライアントに同調しさらには引き込んでいける能力などです。
 今日はとても勉強になりましたね~。
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