運動連鎖道場in浜松スタート

何故?運動連鎖アプローチ®においては運動連鎖のあるところからアプローチするのか?


運動連鎖道場in浜松が1月25日よりインソールも含めた7回コースにてスタートしましました。

やはり最初は運動連鎖アプローチ®の真髄である、内在的な運動連鎖についてのレクチャーから始まります。

この内在的な運動連鎖については軟部組織を触診して反応のある場所からアプローチしていくという原則があります。時にこの原則は?何故という疑問を呼びます。なぜならばリハビリにおいてはできないところを、使えないところを一生懸命練習するものではないか?という見方があるからです。つまり筋力や可動性なども筋力低下があるからエクササイズするのであって、可動域制限があるからストレッチするのであって、この原理からいうと反応がないところをまず最初のターゲットにするべきではないか?と思うのも至極当然となってきます。

では何故に反応のあるところからアプローチしていくのか?との論拠について述べていきます。

まず内在的運動連鎖、パルペーションテクニックにおいて反応のあるところというのは、同質同圧にて触診したときに一方を触ることで他方も動く部位ということになります。つまり原因と結果の因果関係が見出せるという観点からも、それは脳内のつながり、つまり運動連鎖のプログラムがつながっているところという解釈に上に立ちます。実際のところどうかはわかりませんが、2点が1点と感じるとことという表現とも同意です。
 つまりは実際には愁訴はAという場所であったとしても、関連要因であるBという部位から攻めた方が賢明であるというサインです。つまり現在の機能障害の固定化は、患部ではない健側が関与しているという寸法です。
 健側そのものが機能障害の固定化に関与している・・・という表現でも同じですね。

つまりはなかなか動きが出ない部位を一生懸命動かしても、抵抗を加えて強化を促しても、なかなか思うように改善しないといった場合、もしくは逆にリバウンドとして患者自身に負担をかけてしまったとしたら、何か視点を変えなければいけないということになります。よく見られるのは肩関節周囲炎にて、拘縮がみられる、ストレッチとインナーマッスルの促通を行うという極普通のアプローチを愛護的に行ったとして、それでも帰宅してから痛かったとか翌日痛かったといった声が聞かれることがあります。
 このような場合、理論的には可動域制限は筋肉や関節包の短縮ということでストレッチで全くもって問題ないわけで、尚且つインナーマッスルの促通も必須と思われるアプローチです。しかしながら、それでもってもなかなかフローズンショルダーにおいては効果が薄いのが現状であり、遅々として効果がでないことも珍しくありません。
 このような事実に直面すると、ロジックとして正しいと思われることであっても、実際に結果が伴わなければ、見る観点を変えなければいけないということです。

また直接患部に対するアプローチは、高齢者であればあるほど、抵抗力が弱っている人であればあるほど、負担が増大します。つまり強い刺激をもってアプローチすることは物理的には大きな変化を伴うため劇的な改善を見込めるということになりそうですが、実際には侵襲性が高いため負担にもなってしまうということです。
 
つまりハイリスクハイリターンは医療では不適です。

ローリスクリーリターンでも何をやっているのかわからなくなってしまいます。やり甲斐がないということです

ハイリスクローリターンは絶対避けなければいけないパターンです。

ローリスクハイリターンは理想です。

このローリスクというのが評価やリスクをしっかりと踏まえた上でのことであれば刺激量が多くても、それも含めてリーズニングではないか?という論法も成り立ちます。

しかしながら、実際にそうはいってもその評価に基づいて、実際にアプローチするときに、アプローチ方法そのものの選定にいたってもリスクを排除できるかどうか?ということが大切なのです。

また痛いところをガシガシ動かされたいか?触られたいか?と言われると、それは自分に置き換えても難しいところです。

また実際に原因と結果において、思いもつかない場所にアプローチすることで愁訴が改善するとするならば、それも真ということになります。つまりは、機能障害の成り立ちを評価していくと、身体は運動連鎖として幾重にも折り重なっており、そして原因はいくつもの要因が多方向から関与しているとということです。

運動連鎖アプローチ®においては、「外堀理論」ということで天守閣を攻め落とすためには、外堀から埋めていくということです。つまり局所の改善のためには、関連要因を極力取り除き、そしてほっといても患部の治癒能力があがるようにセッティングしておくことで、より治療がスムーズに進行するようにするのです。

遷延治癒やなかなか炎症が治らないといったような状態が見られることがありますが、このような場合において患部を中心として論理が適応にならないものです。難治性の症状をみるにつけ、アプローチするべきロジックそのものを変えなければいけなくなります。可動域や筋力、局所的な徒手療法といった観点だけでは、何も変わらない事例が多々あるのです。

つまりは運動連鎖のある部位、反応のある部位からアプローチするというロジックはローリスクということが前提であり、なおかつハイリターンにつながる唯一の方法なのです。10回やって8回成功する方法でも2回悪くなるようなら用いないのが医療です。

つまり反応のある部位への刺激が、たとえ患部から離れていたとしても反応があるということにおいて波及効果があるのです。連鎖があるということは動きもスムーズであるということ、それは全身の運動連鎖が関与するということであり、その運動連鎖のある動きにおいては患部も連鎖に参画してくることになるのです。よって直接促通しなくてもその部位の筋肉が負担なく働くことで、結果的には直接ふれていない部位の機能改善を促すことができるのです。

よって内在的な運動連鎖を評価してアプローチ部位として選定することは、大いに意味があるということなのです。

浜松では以前から参加したかったといった熱い人たちが多く、懇親会においても大いに語り合いました。そして自らをセルフプロデュースして、新たな視点を切り開こうとしている若いセラピストの皆さんも多いです。

最初は難しいかもしれない内在的な運動連鎖ですが、一つ一つ原理を辿って行って積み上げていきましょう!
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