「脳の活性化を促すシナプソロジー」

脳の活性化を促すシナプソロジーとは?

12月2日火曜日、健康運動指導士の単位認定研修会に参加してきました。

脳トレなど運動そのものをフィジカルやフィットネスという観点からだけでなく、知覚や認知を絡めたコンセプトが多くなってきました。

リハビリにおいては脳卒中の回復におけるアプローチ治療方法として、発展していますが、一方、予防などの事業が急務となっている社会情勢を鑑みると、いわゆる病気に対しての治療コンセプトをいかに一般大衆に落とし込んでいくかがこれからの時代必要不可欠であると言えます。

シナプソロジーというのはその名の通り、シナプスをつなぐといった意味ですのでまさにニューロンを彷彿とさせるものです。このコンセプトはルネッサンスというフィットネスクラブが主体となって普及しているコンテンツであり、高齢者からトップアスリートまでその普及啓蒙が広がっています。
 
 理学療法において介護予防や認知症予防というと、まずは運動ということになります。この認知症に対する理学療法において、途端に語り口調がトーンダウンしてしまうのは、脳と身体という図式を、知識と治療に当てはめようとする思考パターンから脱却ができないところにあるのです。

つまり理学療法における認知症のアプローチは、おおよそフィットネスの延長線上にある、呼吸循環や心理的な副次的効果として包括してしまっていることに課題があります。行き着くところは、高齢者はどのような背景があっても廃用やサルコペディアがあるので、運動やることの意義はある!…と一括してしまう思考パターンがあります。

笑いの効果や、社会の理解、そして応対時の安心感や尊厳を理解した上での会話など、運動をする前に心得ておかなければいけない事項がいくつかあります。

動きを引き出すための目線、タッチ、促し、待つ、インプットとアウトプット(反応)の解釈と理解、そこには作業療法士が得意とする分野です。

少なくとも=運動という発想だけでは認知症予防が完了するわけではありません。

より人間的な基本、全ての年代層に通じる原理原則が認知症に対する治療というよりも、ケアにおいては必要であり、そこには対象者に特化した治療という発想からの、さらなるパラダイムシフトが望まれます。

笑いやコミュニティという考え方が理学療法にどのように=としていけるか?そこに全てはかかっているように思われます。

シナプソロジーの原理は「刺激に反応することが脳を活性化させる」
「できないことが脳を活性化させる」ということです。

「できることを目的としない」
「できなくても新しい刺激に反応することで脳の活性化が期待できる」
シナプソロジーでは出来そうになったら「スパイスアップ」といって、さらに新しい課題やテーマを与えていきます。つまり慣れたと思ったら、次の展開に直に移るということなので、当然良い意味での混同がおきます。

それがゲーム感覚で間違えても良いという前提ですので、当然、そこには見栄やこだわりは全て取っ払わなければできません。そこに自然と笑いと驚きとトライするチャレンジする意欲がわき上がってくるのです。競争ではありませんし、あくまでチャレンジしていくという意欲なのです。

いわゆるブレイクスルーですね。そこに当然脳の活性化が伴います。

行政や国のプロジェクト、そしてもともとフィットネスは全国展開していますので、施設や会員、そしてメソッドの一斉実施やメディアや専門家、そしてスポーツ選手を巻き込んでの、営業展開は素晴らしいものがあります。営業といってしまうとあれですが、社会に広めるということのアクションですね。

現代は、失敗や過ちを厳罰に処する時代です。一言があっというまに炎上してしまい、追い詰めてしまいます。私刑という言葉が飛び交うような、簡単にSNSにて叩ける時代において、実は当事者になっていることに気がつかない怖い時代です。

失敗しないように、間違えないように、そこにはチャレンジは存在しません。このシナプソロジーはこのような時代の弊害に一つの答えを示してくれているのかもしれません。リハビリテーションという意味においては、社会学的な側面を加味した、まさに社会学的リハビリともいうべき切り口からの脳の活性化ということになります。それが介護予防や認知症予防につながってくるということです。
 機能や脳科学といった医学的な積み上げだけではなく、フィットネス業界のように常にクライアントと向き合ってきたからこそ作ることができたメソッドです。地域包括とは配置やシステムだけのことではなく、コンセプトやメソッドにおいての医療・介護・フィットネス・福祉などが相補に融合していくことでもあるのでしょう。

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