W杯で学んだこと

リアリズム



W杯も終わりましたね。

負けないサッカーをするアルゼンチン

サッカーの進化形を魅せてくれたドイツ

誰が見ても圧倒的な強さを感じさせてくれました。

それでも、決勝は延長後半の決勝点であり、合計7試合、本当にものすごい闘いの遍歴です。

真剣勝負に絶対はなく、用意周到に準備を積み重ねてきた結果、あらゆる場面に対応できる引き出しの多さを身につけていたといえます。

ゴールキーパーのノイアーをはじめ、まさに乗り越えるのが壁ともいえるような守護神の必要性もわかりました。

そして守りができなければ勝てないということもよくわかりました。

2点とられても3点取るサッカーというのは、そんなサッカーをしてベスト8や4に残っているチームはどこにもありませんでした。

自分たちのサッカーという言葉も幻想だということがわかりました。

相手があることであり対峙するわけで、狡猾に出し抜いてきたり、完全に引き分け狙いだったり、カウンター狙いだったり、ストロングポイントの潰しあいになることもあり、膠着した展開になることもあります。

ただパスがつながってハマったときはいい試合ができる時もある、その記憶を引っ張ることも思考も改めなければいけないこともわかりました。

何故、南アフリアの大会ではブラジルで見えたあらゆる現象が見えなかったのでしょうか?

それはベスト16に進んだからでしょう。そしてベスト16でお祭り騒ぎとなり、ブラジルでは必然的にベスト8、いやベスト4が射程圏内に入ったかのように錯覚していました。

現実は勝ち点をとること、一勝することから積み上げていく現実を見る目が必要だったことも思い知らされました

親善試合が本当の意味で、あまり参考にならないことも良くわかりました。

極東の日本に呼んで、ホームの大歓声に後押しされて、そんな環境でいくら親善試合をしても真剣勝負とは別物だったのです。

ギリシャには完全に勝ち点3がとれるというような風潮があったことも確かです。

コロンビアもファルカオが離脱したことで、まー勝てるだろうと・・・このグループでは日本が一抜けではないだろうかと・・・つまり世界の競合と呼ばれるよく知っている名前が入っていなかったので、比較的楽なグループに入ったと日本全体が思ってしまいました。

ところが現実はコロンビアが半端なく強かった・・・全く歯が立たなかった・・・

親善試合にてベルギーやオランダ、フランス、コスタリカに善戦したことで、十分にやれると思ってしまったのです。コロンビアもオランダやフランスに比べれば、格下だからというような位置づけだったからです。

失点しても失点しても、具他的に何も手を打てなかったことが致命的だったということが今更ながらわかります。

マークの受け渡しがとか、もっと声かけをしてなど、毎度失点するたびに反省の声だけが聞こえてきて、あたかも本番では修正されているかのような、今問題が見つかったから良かったというような流れです。

その問題が直前まで続いていて、おそらく本番でも自信がなかったのでしょう。

それならブラジルはなんなんだというこになりますが、チリ、コロンビアと南米決戦を闘い、決勝トーナメントにて熾烈を極めた後にドイツですから。

W杯にてトレンドが変わるということもわかりました。つまり、このW杯を契機にサッカーが変わってくるということです。その新しい進化形を示すことができた、W杯のなかで成長し続けることができたチームが勝ち残ってくることもわかりました。

スペインがオランダに完敗したことから、今回のW杯の大きな流れを読み取る必要があったのです。

読み取ってもオプションをいくつももっていなければ、変えられません。

信頼する選手が劣化していたということにおいて、次の選手をしっかりと育成していなければいけなかったということもわかりました。

ボランチは比較的上手くいきました。遠藤選手をコロンビア戦にて使わなかったということ・・・これは評価に値します。しかしながら、これは既にもっと前から実践して本番では一切使わないというところまで、詰めておきたかったところです。

海外組という変なトレンドも拘らない方がいいということもよくわかりました。

特にチームにてレギュラーを張っていないのであれば、これはもう対象外です。

ましてやJリーグにて下位に低迷していたり、J2に落ちていたのであれば論外です。

明らかにクオリティの落ちた選手をいくら信頼したところで、世界は上乗せして向かってくるのですから。

そしてボンバー、ストライカーがいなければ話にならないこともよくわかりました。

スーパーエースが絶対不可欠なのです。これが本来は香川だったのでしょうけれど、得点ということであれば岡崎ですよね。

直前まで調子がよく、それもドイツリーグにて量産していたのは岡崎ですから。

固定ではなく機微に変化させられるチーム、そしてその変化に順応して適応できるチーム、アクシデントがあっても替えがきくチームでなければ崩壊してしまうこともわかりました。

いまだに日本選手のコメントをみると、そのことが分かっていない選手が多いですね。

やはり固定の3年間は大きかった・・・

もう自国にて親善試合にて善戦しても全く喜べない国民になっています。

ようやく国民も劇場型のイベントサッカーから脱却できるのです。

芸人やアイドルを前面に出すのはとにかく止めてほしいですね。

勝つということのリアリティを追求すること・・・

理想や夢もいいですが、ドイツでもレーブ監督が10年かかったと言っているのですから、優勝などと思っていても大口を叩かないこと・・・そんあことも教訓としてわかった大会でした。

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